Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
十日室(9)
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:*.☆。 6周年記念特別寄稿作品 。☆.*:


「十日室」作:八十八十郎(はちじゅうはちじゅうろう)


(9)


「ああ………あ……、亜希子さん……」
 切なげな声が闇に溶け込み、土で汚れた二つの白い女体が蠢いていた。
 亜希子は目を閉じて仰向けの真希に頬を重ねながら、その右手を相手の両足の間で忙しなく動かしている。
「あ……はあああ、亜希子さん、もうおかしくなりそうっ……」
 手の動きに合わせて真希が腰を振り始めるのを感じると、亜希子はその顔を上げてその表情を見た。
 眉の間に縦皺を刻んで、真希は苦しげに喉を反り上げている。
 うっすらと開いた唇から、白い歯が月明かりに鈍く輝いた。
「真希ちゃん……」
 亜希子は夢中で真希の乳房に顔を埋めると、一層強く肌を合わせながらその太腿に自分を押し当てた。
 熱く潤んだ真希の女から滴るほどの愛液が指に絡み付く。
「ああ、真希ちゃん真希ちゃんっ………」
 夢中で亜希子は真希の太腿に自分を擦り付ける。

「まだだめよ」
 薫の冷静な声が聞こえたかと思うと、亜希子は足首を掴まれ下半身を真希から引き離された。
 真希の太腿から亜希子の愛液が糸を引き、蝋燭の炎にきらきらと輝く。
「さあ我慢して、真希を満足させてあげて」
 尻たぶが左右に引き開けられ、いつもは空気に触れぬ部分が夜の冷気に晒される。
「はうっ!」
 自分の汚れた部分に熱い粘膜が吸い付くのを感じて、思わず亜希子は息を呑んだ。
 押し広げられた亜希子のお尻の間に、薫の顔が取り付いていた。
「あくううう~……」
 菊の蕾を薫の舌が掘り返し、疼く様な快感が背骨の中を駆け上がった。
 薫の口は吸い付いたまま前へと移動して、亜希子の女も犯し始める。
「ああ~っ!」
 潤みにたっぷりと吸い付かれたまま、熱い舌に花びらの隅々まで翻されるのだ。
 亜希子の双丘にブルブルと震えが走った。
 薫は亜希子から顔を上げた。
「まだ駄目よ、ほらっ!」
 その右手がお尻の膨らみを叩き、夜の静けさに乾いた音を響かせる。
「さあ、真希を満足させるのよ! ほら、こんな風に」
 薫は上体を起こして二人を見ると、亜希子の潤みに人差し指と中指を浅く忍ばせ、親指で敏感なしこりを撫で始める。
「ああ……」
 夢中で亜希子は同じように真希に触れていった。
「うう……、亜希子さん」
 もうしとどに愛液を溢れさせながら、真希はその指を迎え入れた。
 薫は軽く指で膣上とクリトリスを挟む様にしながら、手首から先を小刻みに震わせ始める。
 熱い快感が亜希子の下半身から身体中に響き上がった。
「あうう~~っ!」
 亜希子は何故か快感でまぶたを熱くしながら、真希の女の部分を愛し始める。
 とたんに真希がその身体に小刻みに痙攣を走らせるのを感じた。
「あああ~~っ………、気持ちいいっ、亜希子さん!」
「気持ちいい? 気持ちいいのね、真希ちゃん………んむう……」
 甘酸っぱい吐息を交わしていた二人が、再びねっとりと唇を重ねる。
 若い真希は腰のくびれから下を、亜希子の手を煽る様に振り立て始めた。
「ふはっ! もうっ、もうだめになりそうっ!」
 唇を振り解くと、真希は切羽詰まった声を上げる。
 薫の親指が亜希子の悲しいしこりを揉み込んでくる。
「あはっ、もうあたしもっ………」
「まだよ! 先に真希をいかせて!」
 亜希子は泣きそうな快感に身を震わせながら、真希を極みに追い上げていく。
「あああ~~~、もうだめっ! もういきそうっ…!」
 真希の裸身に獣じみた痙攣が走り始める。
 身体で真希の快楽を感じながら、亜希子は自分の身体から何か快感が迸り出る感覚を覚えた。
「はあああ~っ、あたしももうっ………」
「まだよ、真希をいかせて」
「ああでも、もう、何か出そうっ!」
 亜希子は泣き声を上げた。
「出る、おしっこしそうっ!」
「まだ我慢して。おしっこじゃないわ」
「もうだめ、いきそう! 出ちゃうっ!」
「いいから、さあ真希を!」
 亜希子は跳ねる真希の身体を抱きしめると、熱にうなされる様に右手を使った。
「あ……、もうだめっ………、ああもういくいくっ! ……あ、いやっ…………!」
 亜希子の指を強く締め付けたまま、真希はその裸身を捩って硬直した。
「あくっ! ぐっ………!」
 若い真希の裸身に断末魔の痙攣が走った時、亜希子は真希の乳房に歯を立てていた。
「あっ、だめ出るう………っ」
「いいよ、さあ、思いっきり」
 薫の指に絶妙に追い立てられながら、亜希子の裸身が極みに縛られた。
「あぐうう………っ!」
 快楽の絶頂が亜希子を襲った。
 浅ましい痙攣と共にめくるめく快感が自分から迸り出るのを覚えた。
 無意識のうちに、亜希子はそれが小水ではないと感じた。
 身を反り上げた先でその快感は鋭く吹き出し、熱く太腿を濡らし、尻の間を流れ落ちた。

 亜希子は反り返った身体をゆっくりと地面に戻した。
 全力で走った後の様に、次々と熱い息が胸の奥から吹き出してくる。
 おそらく薫であろう、乱れた前髪を優しく整えてくれる指を感じた。
「あなたは、お山の奥様とひとつになれたわ」
「はあはあ………、奥様……?」
 亜希子は朦朧とした頭で、薫の声を遠くに聞くような気がした。
「介添えとして教える事は、もうあとひとつだけ……。明日からの土日はお休みして、室に入る前日の夜にあなたと二人だけで教えます。じゃ、真希ちゃん……」
 真希に声をかけると、薫は立ち上がって亜希子の服を拾い始めた。
「風邪でも引いたらいけないわ。さあ、服を着て帰りましょう」
 亜希子はうっすらとその目を開けた。
 それまで気付かなかったが、暗く広い夜空一面に宝石を散りばめた様に、沢山の星が瞬いていた。


 亜希子は朝食の食器を洗い終えると、まだ茶の間に横たわったままの真希に声をかけた。
「土日は取材もお休みだし、今日はこの辺りを車でブラブラ廻ってみようと思ってるの。折角ここまで来たんですもの。真希ちゃん、あなたどうする?」
 真希はまだ眠そうな顔を上げて亜希子を見た。
「じゃあ………、いいですよ、あたしは友達の所に行きますから。行きがけに村で降ろしてもらって、帰りは友達に送ってもらってもいいし……」
「そう。じゃあ、そうさせてもらうわね」
 そう答えながら、亜希子はその人懐こい笑顔から目を逸らした。
 もう真希とは何も知らなかった時と同じように接することは出来なかった。
 この十日室は不可思議な風習と共に、亜希子をも秘密に誘い込んでいたのである。

 林道を走る車の中に、森のみずみずしい空気が流れ込んでくる。
 もう初夏だと言うのに、その風はひんやりと肌に心地よかった。
 この土地は亜希子を異空間に導いたかと思うと、またそれを忘れさせる癒しをもたらしてくれるのである。

 ちょっとした買い物もあって、亜希子は津山まで足を伸ばした。
 昼食をとって帰路に就く頃には、もうやがて午後3時を廻っていた。
 深い緑の中に茶色の道を追って、亜希子は無心に車を走らせる。
“まあ、あんなところに……。”
 やがて前方の林道が緩やかな右カーブを描く辺りに、こじんまりとした山荘が亜希子の目に入った。
“室の宿”
 林道わきの立て看板を見ると、どうやらその建物は民宿か何かの様である。
 亜希子は林道から建物へと続く、木のチップを敷き詰めた道を眺めた。
“あら……?”
 玄関脇に大型のバイクが止められていた。
 亜希子はつい車を降りてチップの小道に足を踏み入れて行く。
 と突然、道脇の藪が動いた。
「あ、あいたたた……」
 驚いて亜希子が藪の方を見ると、Tシャツに野ばらを引きずったまま、いつかの大柄な女性が姿を現した。
「あ、ああもうっ! 痛いな……」
 その女性は不器用に野ばらのツルを引っ張り、眼鏡をずり上げながら顔をしかめている。
「あ、ちょっと待って……」
 亜希子はその女性に歩み寄ると、Tシャツに絡んだ野ばらを一つずつ丁寧に外した。
「あ、ああ、あなたはいつかの……」
 女性は亜希子の顔を見てそう言った。
「ええ、その節はどうも。雑誌社の者です。こちらへは観光でいらっしゃったんですか?」
「ええ、まあ……。ここへ宿泊してるんですけど、散歩してたら絡まっちゃって」
 恥かしそうな顔が亜希子を見下ろして微笑む。
「まあ、うっふふふ……。あ、ごめんなさい」
 亜希子は長身のその女性を見あげながら、久しぶりに屈託なく笑った。
「いえ、いいんですよ可笑しいんだから。私は目方慶子といいます。よろしく」
「わたし、田代亜希子です。よろしくお願いします」
 色気のない眼鏡の奥で、意外に優しそうな眼差しが亜希子を見つめた。
「あなた十日室の取材で来てるんでしょう? 私はこの宿が昔の事に詳しいということで、ここに宿泊したんですよ……」
「へえ、そうなんですか……」
 目方慶子の意外な言葉に、亜希子は山荘を見回した。
「あなたもこの十日室の風習には疑問を感じてはいませんか……?」
 その言葉に共感を覚えると共に、亜希子は今の自分に後ろめたさも感じた。
「え、ええ……、その単なる村興し的な扱いの割には、実際の室には何か因縁めいた重さを感じますよね……」
「そう、そこなんですよ」
 慶子の眼鏡がきらりと光った。
「ここのおかみさんの亡くなったお父さんは、以前十日室の研究家だったらしいですよ。
 おかみさん、なかなか口が固いんだけども、わたし頑張ります」
「頑張ります……? あなたどうしてそんなに……?」
 亜希子の不思議そうな眼差しを感じると、慶子は取り繕う様に笑った。
「あ、あははは……。い、いえ、ミステリーハンターだもんだから……。ま、まあ、あなたなら大丈夫でしょう。どうです? 一緒に話を聞いてみますか? ご紹介しますよ」
「え、ええ、是非」
 自分が置かれた不条理に何かしら光りが差し込む様な気がして、自然に亜希子はそう答えていた。
「そうですか、じゃ行きましょう」
 さっさと玄関へ向かって慶子は歩き始める。
「あなたなら大丈夫……?」
 慌てて後を追いながら亜希子はそう呟いた。
「あははは、気にしないで」
 目方慶子は笑いながら、そんな亜希子の肩を叩いたのだった。
十日室(8)目次十日室(10)



コメント一覧
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    • ––––––
      1. ハーレクイン
    • 2014/07/12 15:44
    • 土の上での亜希・真希のからみ。
      美しい光景です。
      更に薫さんも参加、と。
      で、新登場人物、目方慶子さん。
      実質的には「新」じゃないんだけどね。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2014/07/12 20:03
    •  奥様だったんですね。
       そう言えば、『山の神』と云いますものね。
       昔の言い伝えによれば……。
       『山の神』は、春になると里に降りて、『田の神』となるそうです。
       豊穣の神だから、女神なんですね。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2014/07/12 20:52
    • そういう意味だったのか、気が付かなかった。
      単に「山奥に住まう神様」と思っていたよ。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2014/07/13 08:17
    •  美女が山に入ると妬み、土石流などを起こすそうです。
       今後とも、山登りはしないことにしよう。

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2014/07/13 10:10
    • 好きにしなはれ。
      長野県南木曽町で発生した土石流の映像をテレビで見ました。凄まじい勢いでした。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2014/07/13 12:50
    •  平成16年7月13日発生した『新潟・福島豪雨』から、ちょうど10年目にあたります。
       新潟県内では、15名の方が亡くなられました。
       今日は、県内各地で、追悼式典が行われてるそうです。

    • ––––––
      7. ハーレクイン
    • 2014/07/13 15:16
    • ということは平成6年(2004年)7月の出来事。
      わたしは全く記憶にありませんが、県内では多くの方が覚えておられるんですねえ。
      追悼式典ですか。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2014/07/13 19:42
    •  平成16年です。
       災害の翌日に梅雨が明け、ものすごく暑かったことを覚えてます。
       陽に照らされた泥が埃のようになって舞いあがり、景色が霞むほどでした。
       しかし……。
       平成も、もう26年。
       今更ながら……。
       月日が経つのは早いものです。

    • ––––––
      9. ハーレクイン
    • 2014/07/13 20:29
    • あ、これは失礼しました。
      わたしの書き方だと、今年が平成16年になってしまう。
      「問題文はよく読みましょう」
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