Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
身体の涙(12)
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「身体の涙」作:八十八十郎(はちじゅう はちじゅうろう)


(12)


 ソファーに並んで座った幸枝と彩香は、もうすっかり打ち解けた雰囲気でワインを飲んでいた。
 サイドパネルの電光表示が11時を過ぎたのを見ると、幸枝は軽く伸びをして彩香の背もたれに右手を置いた。
「どうして彩香ちゃんタレントにならないの? そんなに可愛いのに、あたしに任せてくれたら間違いなくトップアイドルにしてあげるわよ。」
 彩香はグラスの中の金色の揺らめきを見つめながら幸枝に答える。
「いいえ、タレントにはなりたくないんです。それより私、ずっとテレビや雑誌でマスコミの仕事に携わりたいと思ってたんです。正直に言うと、あの・・・幸枝おねえさまは本当に私の憧れです。第一線で仕事もお出来になるのに、おきれいで、魅力的で・・・。」
 幸枝はソファーに背中を預けたまま、そんな彩香の横顔をじっと見つめた。
「あたしに出来る事なら何でも教えてあげていいんだけど、ただし・・・、あたしは厳しいわよ。」
「ええっ! 本当ですか!?」 
「一緒に仕事していく上で妥協はしないから、あなた泣いちゃうかも。それでも、いいの・・・?」
「何があっても一生懸命頑張ります。わたし一流に・・、おねえさまみたいになりたいんです。」
 彩香は幸枝に向かって身を乗り出して訴える。
 甘酸っぱい吐息が幸枝の鼻をくすぐった。
 幸枝は目を細める様にして彩香の顔を見ていたが、やがて白い歯を覗かせた彩香の唇にその視線が惹きつけられていく。
 もう互いの顔は30センチと離れていなかった。
 さらに身を寄せる様に座り直すと、幸枝は彩香の肩に右手を添わせながら囁いた。
「ほんと? じゃあ私が教えてあげる、何でも。・・・いい?」
 目の前で彩香の瞳が無垢な輝きを放っている。。
「ええ・・、おねえさま。教えてください、私なんっ・・・。」
 彩香の言葉尻まで待ち切れずに、幸枝はその唇を奪っていた。
 軽い眩暈を覚えた。
 その天使の様な少女と唇を重ねたのである。
 そしてその柔らかい唇の感触は得も言われず素晴らしいものであった。
 幸枝はしなやかな彩香の身体を抱き寄せて、さらに深く互いの唇を絡めていく。
 やがて息苦しくなったのか、彩香は少し唇を逃がして切なげな吐息を漏らした。
 幸枝も高鳴る胸から大きく息を吐くと、まるで大事な宝物でも扱う様に、ゆっくりと彩香の身体をソファーに横たえていった。


 フロアランプだけが灯る薄暗いホテルの一室で、ダブルベッドの上にほの白く全裸の女体が絡み合っていた。
 抱き合って唇を重ねながら、幸枝の手が彩香の背中から腰のあたりを優しく撫でている。
 やがて名残惜しげに可愛い唇を吸い離すと、幸枝は右手を伸ばしてサイドテーブルのライトを点けた。
 彩香の若々しい身体のラインが、陰影を強めてダブルベッドの上に浮かび上がる。
 お椀の様な乳房の先を鼻で遊んで口に含むと、彩香のなだらかな曲線がうねうねと動いて切なげな吐息が漏れた。
 もう片方の乳房には爪を切りそろえた幸枝の指が這い上がって、そのぽってりとした形に反して器用な動きで若々しい弾力を揉み立てていく。
 彩香の身体が細かく弾んで、みるみるそのきれいな膨らみの中に乳首の強張りが目立ち始めた。
「ん・・・あ・・は・・・。」
「ふむ・・・んん・・?」
 乳首を吸い含んだまま、幸枝は彩香の呻きに問いかけた。
「あんん・・お、おねえさま・・。」
「んふふ・・・なによ・・?」
 乳房を掴んだまま、立ち上がった人差し指が乳首を弄ぶ。
「あっ・・・ふうう・・・。」
 ベッドの上で彩香の身体がガクガクと戦慄いた。
「いいの、いいのよ、分かってるの。気持ちいいんでしょう・・・?」
 そうほくそ笑むと、幸枝の唇は滑らかな肌を伝って下半身へと降りていく。
“まあ、きれい・・・。”
 幸枝はため息をついた。
 淡い陰りの中に、神聖なと言っても過言ではないほどの薄桃色の潤みが輝いていた。
 それは全ての女性が通って来た道でもあるのだが、幸枝にとって若さという一言では片づけられない、憧れにも似た感動を覚えたのである
 幸枝は愛おしげにその花びらにキスした。
「あ・・・。」
 彩香は小さな声を漏らすとその身体を跳ねた。
 何という快楽であろうか、幸枝の鼻先で彩香は甘酸っぱい香りを放ち、その蜜は酸味を伴ってほの甘く感じられた。
 もう幸枝は我を忘れてその潤みに唇を這わせた。
 深く貪り付くと同時に、怒り始めた突起に鼻先を擦り付ける。
「うう~あっ、だめですお姉さま、そこは汚いの・・お姉さま、だめ・・。」
 彩香の切なげな喘ぎに、顔を上げて幸枝は答える。
「汚くなんかないわ、とってもきれいよ。ほら・・・・。」
 尿道口からクリトリスにかけて幸枝の口が覆い付いた。
「あっ・・・!」
 身体を波打って震える彩香の下半身に、左右に顔を振りながら幸枝の唇が貪り付く。
「あ~っ・・・おねえさまっ! だめっ! 私おかしくなりそうよ。」
 そんな訴えを聞いて、幸枝は彩香と重なる為に身体をずり上げていった。
 もう幸枝も興奮してしまって、早く一度彩香と喜びを共にしたくなったのだ。
 そしてやはり、お互いがその表情を見れて、口が聞きあえる状態で登りつめたかったのである。
「彩香ちゃん、おかしくないのよ。とっても可愛い・・。」
 幸枝は左手で彩香の身体を抱いて、右手を彩香のものに伸ばしていく。
 彩香と額と額をくっつけるようにしながら、手の平でクリトリスごと濡れたものを揉み込んでいった。
「ああ・・・おねえさま、おかしくなっちゃう・・・ああだめ・・。」
 彩香は眉を苦しげに寄せて、身体のうねりを激しくしながら幸枝に訴える。
「いいのよ彩香ちゃん、おかしくなって・・。みんなそうなるの。とっても可愛いわ。」
 幸枝も興奮で顔を赤く上気させながら言った。
 彩香は幸枝にしがみ付いて来たかと思うと、甘える様に唇を求めてくる。
 幸枝は堪らずその唇にむしゃぶりついた。
 唇を割って舌を差し入れると、滑り付く様にその舌に吸い付いてくる。
 また可愛い舌を吸い入れると、臆病にスッと逃げたり逆にねっとりと絡み付いてきたりするのだ。

“まあ・・この子は・・・?”
 そんな微かな疑問も、口づけを交わしながらいや増していく彩香の反応にすぐかき消されてしまう。
 そしてまだ彩香に自分を密着させる前だというのに、もう幸枝の秘部も露を流しそうに濡れているのである。
「ああ~おねえさまっ、あたしおかしくなる・・。はあ・・もうっ・・・。」
 もう幸枝の指に合わせて腰を振りながら、彩香は熱い息を吐いて幸枝にしがみ付いてくる。
“ああ・・、あたしももう、だめだわ・・。”
 幸枝はさらに手の動きを速めて彩香を追い詰めながら、自分も彩香の太腿に股間を押し当てて行った。
 その時、幸枝は自分の濡れたものに何かが触れるのを感じた。
 それは彩香の白く可愛い指だった。
 そしてその細い指は、2本くらい絡み合いながら幸枝の中に滑り込んで来たのである。
“はうっ・・・。”
 声に出したつもりだったが、下から彩香に唇を合され声にならなかった。
 幸枝は臀部の柔らかい肉を震わせた。
 濡れた内部を侵されながら、幸枝の大きめの陰核が手の平で撫でられる。
“んはあああ・・・っ。”
 幸枝は彩香に舌を吸いだされながら我を忘れた。

 うつ伏せの幸枝の双丘の間で、下から忍び込んだ彩香の指が忙しなく動いている。
「ふんっ!んむううう・・・。」
 幸枝は夢中で彩香の中の指を折り曲げ、クリトリスにあてがった親指と挟むようにして動かした。
 彩香はやっと唇を離すと、幸枝の耳に唇を寄せて喘いだ。
「あ~、彩香もうだめ・・。もういきそうっ。おねえさまももうだめでしょ? ね、一緒に・・・。」
 彩香はそう言うと、潤みの中の指の動きを速めながら、親指で幸枝の悲しい突起をベールを剥ぎながら揉み転がしていった。
 ものの1分も経たないうちに、幸枝の身体が強張って背を丸めた。
「あああ~・・・・、だめっ、いくっ・・・・くうっ・・・」
 そう声を絞り出すと幸枝は息を止め、上から彩香にしがみ付く様にして硬直した。
 彩香の指はそれまでの性急な動きを止め、親指でクリトリスを押えたまま、中指と薬指がゆっくりと大きく濡れたものを抉り続ける。
「んはあああっ・・!!」
 幸枝は泣き顔にも似た表情でのけ反ると、全身の肉を何度も痙攣させて絶頂を極めた。
 彩香はその最後の痙攣を左手を幸枝の背中に廻してしっかり受け止めながら、右手はすでに親指をクリトリスから外し、中指と薬指を断続的に幸枝から食い縛られるままにゆるゆると動かしていた。
 まるで徐々に嵐が治まって行くのを待っているかの様に。
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コメント一覧
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    • ––––––
      1. ハーレクイン
    • 2013/04/11 11:10
    • 本格的に始まりました幸枝&彩香の絡み。
      >私が教えてあげる
      などと余裕をかましています幸枝さんですがさて……。
      一方、
      >おねえさま、教えてください
      と、こちらは殊勝な彩香ちゃん。
      互いの思惑が錯綜するベッド上ですが、さて……。
      彩香ちゃんに溺れながらも、幸枝さんにふと芽生える疑惑。このあたりはさすが百戦錬磨の女丈夫だが、もちろん彩香ちゃんも只者ではない。
      どうころぶかこの勝負、というところで取りあえずあっさりいかされる幸枝さん。気持ち良さそうだなあ。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2013/04/11 20:22
    •  女2人でフロントの前に立って、ダブルの部屋を借りるってのは……。
       やっぱ、無理だろうね。
       幸枝さんは慣れてても……。
       彩香のことを思えば、それはできん。
       てことは、最初から部屋は借りてあったってことか?
       それでも……。
       ダブルを借りておくってのは、度胸がいるよな。
       幸枝さんの性癖まですべて承知した、馴染みのホテルってことかな。
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