Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
続元禄江戸異聞(四十二)
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「続元禄江戸異聞」 作:八十八十郎(はちじゅう はちじゅうろう)


(四十二)


「姫、あ、あの・・・。」
仰向けに姫を抱いたまま、伊織は恥ずかしげに口ごもった。
半身をくねらせて姫の身体を横向きにすると、立ち上がって部屋の隅に灯った燭台に向かう。
片手を振って蝋燭を消したとたん、部屋の中は漆黒の闇に包まれた。
「姫・・。」
ひざまずいて前に泳がせる伊織の右手が姫の柔らな身体に触れる。
改めてその身体を抱き寄せると同時に、うなじの脇で姫の微かな吐息が漏れた。
薄い襦袢を通して、一回り大きい姫の乳房が自分の胸の膨らみに押し当てられているのを伊織は感じた。
そのうぶな身体は、おずおずと伊織に抱きつきながら微かに震えているようである。
「ら、羅紗姫さま・・・。」
伊織は優しく姫の名を呼んだ。
ふと顔を上げた姫は、おずおずとその目を開く。雨戸の隙間から漏れ来る微かな月明かりを映して、目の前に伊織の瞳が輝いていた。
伊織はゆっくりと自分の唇を羅紗姫の唇に近づけていく。
二つの桜色の唇がまさに触れ合わんとした時、羅紗姫は再びその瞳を閉じた。
唇に温かみを感じて姫が眩暈のような興奮を覚えた時、伊織も眠るように目を閉じ姫に唇を重ねていった。
唇を奪われた目くるめく感触で、羅紗姫の身体に小さな震えが走った。
伊織の肩先に添えた両手が襦袢の襟をつかみ、恥ずかしくも真珠のような歯が小さく音を立ててしまう。
伊織は夢見る様に唇を合わせたまま、左手を羅紗姫の右手に添えた。
そのまま姫の手を襦袢の合わせ目に誘い込んで、上向きに弾んでいる自分の乳房にあてがった。
ゆっくりと唇を離して伊織は囁く。
「羅紗姫さま・・・、わたくしのことを愛しく思ってくださるのならば、どうか菊を可愛がってくださいませ・・・。」
姫の右手を離した左手が、姫の襦袢の合わせ目かに滑り込んでいく。
「はっ・・・。」
伊織は姫の微かな吐息を飲み込むようにして、今度は深く唇を重ねた。
伊織のしなやかな指が姫の胸の柔らかみに沈んで、ゆるゆるとその膨らみを愛しみ始める。
「んふぅ・・・・。」
姫の鼻腔から切なげな息が漏れ、思わず互いの唇も緩むままに深く交わっていく。
自分の乳房を愛しんでくる伊織の手に誘われて、羅紗姫は夢中で自分も伊織の乳房に思いを伝えようとした。
すると不思議な事に、伊織の上品な胸の膨らみに触れながら、己が胸を締め付けるような喜びが心に溢れてくるのである。
自然と唇が開き、伊織の舌が遠慮がちに滑り込んで来た。
思わず喜びと共に伊織の舌を吸い含みながら、羅紗姫は何か目頭が熱くなるのを覚えた。

伊織は姫がただ陶然と自分に身を委ねていることを感じ取ると、いっそう寄り添うようにその身体を抱きしめた。
そして優しくその右足を羅紗姫の両足の狭間に割り込んでいく。
“はっ・・!”
その時、伊織はまるで何か熱いものに触れたかの様に腰を引いた。
右の太腿に固く怒ったものの感触を受けたからである。
「ああっ、わ、わたくし・・・ううっ!」
羅紗姫は伊織から顔を逸らすと泣く様な声を上げた。
乙女の伊織はさすがにその感触に色を失いながらも、今にも泣きそうな羅紗姫に囁いた。
「ひ、姫、大丈夫ですよ、さあ・・・。」
上向きになった姫に身を添わせると、羅紗姫の帯を解き、その襦袢の前をはだけていく。
夜目にもその肌はぬめりを伴って白く輝き、若く弾むような乳房が目に眩しかった。
そしてその膨らみの頂点には、清くうぶな心を映して薄桃色の乳首が慎ましく色を添えている。
うっとりしながらも、伊織は恐る恐るその視線を下げていった。
白い身体がなだらかな曲線を描いて腰のくびれに細まっていく。
それから再びふくよかなお尻の膨らみに向かう辺りに、それまでの女らしい身体からは想像もつかぬ、何やら殺気立ったものが伊織の目に入った。
“はっ・・・!”
伊織は思わずその目を閉じた。何やら得体の知れぬ恐怖が心に湧き上がってきたからである。
やがて身を固くして目を閉じたままの伊織の耳に、微かに震えるような声が聞こえた。
「く・・、んく・・・・、くうう・・・。」
それはまつ毛を閉じた羅紗姫の口から、耐え切れずに漏れた嗚咽であったのだ。
目を開けた伊織が見つめる中を、月の光に輝きながら姫の瞼の端から透明のしずくが流れ落ちた。
そうであった。伊織が恐怖を覚えたものは、羅紗姫に悲しみを与え、そして心を闇に閉ざしてきたものに違いなかったのだ。
我に返った伊織は立ち上がって帯を解き、襦袢を脱ぎ捨てる。
急いで羅紗姫に寄り添って、その身体を抱きしめた。
「お姫様、どうか・・・、どうかお泣きにならないで・・・。」
伊織の願いに姫は泣きじゃくりながらか細い声を出す。
「んっ・・、くっ・、いいえもうよいのです・・・。きっと、伊織様は・・怖く・・、おぞましくなられたのに違いありません・・。うっ、うう~・・・っ」
顔を俯かせる姫を必死に抱きしめながら伊織は言った。
「姫っ、お通さんは・・、お通さんは何と言ったのですか・・・?」
「う・・、ううう~~・・・。」
「人を好きになるのは貴いことだと・・。男や女、心や体は関係ないと・・、そう言ったのではありませんか・・・?
そして羅紗姫様は、私を愛おしく・・・・思ってくださっているのではなかったのですか・・・?」
肩を震わせる姫を優しく抱きしめながら、伊織は思いを込めて言った。
「ええ、私は本当に、・・・本当に伊織様をお慕いしております・・。」
そう答えると、姫は泣きぬれた瞳で伊織を見上げた。
「羅紗姫様・・・、でしたら私の事を愛しゅう思うて情けをおかけくださいませ。私も、そのように慕っていただき嬉しゅうございます・・・・。」
「ああ・・・、伊織様・・・。」
伊織は姫の潤んだ瞳を見つめつつ、再びその可愛い唇を奪った。
二人の乳房を揉み合わすように抱き締めながら、両足まで隙間なく姫に絡んでいく。
だが先程恐怖を覚えたものは、すでに伊織の太腿にその存在を伝えては来なかった。
伊織は姫の身体の柔らかみを全身で抱いて、狂おしく互いの唇を吸い合わせ続けた。甘い唾液をまとった伊織の舌が唇から押し入ると、姫は待ち望んでいたかのようにそのぬめりを吸い含むのだ。
「んふ~~~・・・。」
互いの熱い鼻息が荒いで交じり合う。
やがて姫の両手が伊織の背中を強く抱き始めた時、姫の身体の一部が伊織の太腿の柔らかみにみるみる固い感触を伝え始めた。
伊織は多少の驚きを感じながらも、不思議な事にもう先程のような恐怖を覚えることはなかった。
いやむしろ羅紗姫のことを思いつつ、微かな喜びに似た思いさえ感じていたのである。
次第に怒ったようにその存在を伊織に伝えて来るものは、まるで別の生き物であるかの如く命の息吹さえ感じさせた。
「羅紗姫さま・・・・。」
伊織は紙一重の間に互いの唇を離すと囁いた。
姫は伊織の甘酸っぱい吐息を吸いながら切なく答える。
「伊織様、心よりお慕いしております・・・・。」
伊織は再び深く姫に唇を重ねた後、その唇をうなじから胸へと滑り下ろしていく。
「んん・・・・。」
姫が小さな声を上げて身を捩るのを感じながら、薄桃色に煙る乳首を唇に吸い含んだ。
「くっ・・・。」
身体を反らせて姫は背筋に小さな痙攣を走らせる。
控え目ながら弾力を強める乳首に舌を絡めると、むずがる様に反り上がった身体がうねうねと左右に揺れた。
姫の背中が畳に戻るのを待って伊織が囁いた。
「姫・・・、とてもお美しゅうございますよ・・。」
「はあ・・・・。」
姫は切ない吐息を漏らして伊織の首筋にしがみ付く。
伊織はそんな羅紗姫をさらに抱き寄せながら、自分のものもじっとりと潤い始めたのを感じた。
同時に羅紗姫の物ももうはち切れぬほどに起き上がっている。
伊織の太腿を刺すかの如くにその存在を感じると共に、それ自体何やら濡れたものを先から滲ませているのだ。
乙女の伊織は、それを女のぬめりと同じようなものであろうと思った。
それならばと思い切って右手を羅紗姫の物に伸ばしていく。
“はっ・・!”
それに触れたとたん、思わず伊織はその指を引いた。
羅紗姫が身を捩らせて、指の中で弾む様にそれが揺れ動き、同時に思いがけず熱く脈打つように感じたからである。
「ああっ、伊織様・・、そこは汚れています・・・・。」
羅紗姫が熱い息で訴えた時、伊織は再び手を戻しながら言った。
「いいえ羅紗姫様・・・、あなたは汚れてなどおられません。」
伊織はお蝶との睦み事の時のように、羅紗姫の口を吸い塞ぐと思い切ってそれに触れていった。
どうするか分からぬまま、指でそれを摘まんでみる。
「ふんっ! んぐうっ。」
唇を伊織に奪われたまま、姫は身を震わせて唸りを発した。唇を振りほどくと喘ぎながら伊織に訴えた。
「はあっ、恥ずかしいっ・・・。もうっ、もういけませぬ、伊織様・・。」
伊織には姫が訴えている意味が分からなかった。喜びの言葉と思いつつ、固いものの先から熱い露が漏れているのを指に絡めた。
「気持ち良いのですか、お姫様・・・? でも、悪い事ではありませんよ・・」
切なげに眉を寄せた羅紗姫の顔を見つめながら、女同士の時のように流れ出る滴を熱く固い物に指でぬめらせていった。
「ああっ、いけませぬ伊織様っ!! 恥ずかしいっ、ああっいやっ・・・!!」
伊織が女のむずがる言葉だと思ったとたん、姫の下半身が女とは思えぬように激しく跳ねた。
「あ~~~っ! ・・・あはあっ! ・・・・・。」
突然切羽詰まった呻きを絞り出すと、姫は伊織の胸に顔を伏せてしがみ付いた。
姫の柳腰が狂おしくうねって、思わず伊織が固い物を掴んだ時、指の中で何かが湧き上がりそれ自体鋭く跳ねた。
「ひゃっ!!」
手を離したとたん、熱い物が飛び散った。
必死にわが胸に姫を抱きしめた伊織に、次々と頬や肩先に熱い滴が飛びかかる。
「あ~っ! ・・・ああっ、・・・あうっ・・・ああっ・・・・・・。」
姫は伊織の胸で呻きを上げながら、5,6度もその身体を硬直させ、抱き合った二人の裸身の上に熱い滴を降らせたのであった。

まだ荒い息を吐きつつ、羅紗姫は伊織の胸に顔を埋めていた。
伊織は優しく姫を抱きながら、姫の乱れた黒髪を直してそっと頬を寄せる。
「伊織様・・・、ああ、恥ずかしゅうございます・・・。わたくし、こ、このような醜態を・・。」
伊織は姫の髪を優しく撫でながら答える。
「姫、そのような・・・・、恥ずべきことではございませんよ。そのように私を思うてくださり・・・・・私こそ何もわからずに・・・・。」
二人の乙女は改めて互いの温かい身体を抱き合った。
姫の柔らかい肌を感じながら伊織が視線を落とすと、まだ羅紗姫の物は固く股間で息づいているようである。
“まあ・・・。”
伊織は心の中では驚きつつも、それを隠すように笑顔で姫に語りかけた。
「羅紗姫様、畳の上は少々冷とうございます。床も引いてありますがゆえ、布団の上にまいりましょう。・・・・さあ。」
姫は愛しい人の顔を見上げて、恥じらいをその表情に浮かべながら頷いた。
布団の上に身を横たえた二人は自然にその身を抱き合っていた。
「伊織様・・・・。」
羅紗姫の溜息のような言葉尻を、伊織は桜色の唇で吸い塞いだ。
微かな月明かりにほんのりと白い裸身が輝き、二つの女体が絡んで口を吸い合う風情はこの世のものとは思えぬほど美しかった。
熱く唇を重ねたまま、伊織は姫の右手を掴んで己が濡れたものに誘った。
「んふ・・・・。」
姫の可愛い右手の指が己が繊毛におずおずと分け入るのを感じて、伊織は微かに鼻息を漏らした。
そして伊織の右手がすでに熱く脈打っているものに触れた時、羅紗姫は乳房を揺らしてその身体に震えを走らせる。
左手で震える姫の身体を抱いて、伊織は右手で姫の脈打つものを控え目に弄り始めた。
首を振るようにして唇を割ると、伊織の舌が姫の口に滑り込む。
「んふうう~~~~・・・。」
「んぐうう・・・・。」
荒い鼻息と口を吸い合う湿った音と共に、二つの女体の交わりは徐々に熱を帯びていったのである。
続元禄江戸異聞(四十一)目次続元禄江戸異聞(四十三)



コメント一覧
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    • ––––––
      1. ハーレクイン
    • 2012/10/04 08:24
    • ビアンもので、相方がふたなり。
      こういうケースで、しかも小説。始めて読んだよ。
      >手を離したとたん、熱い物が飛び散った。
      >必死にわが胸に姫を抱きしめた伊織に、次々と頬や肩先に熱い滴が飛びかかる……。
      >姫は伊織の胸で呻きを上げながら、5,6度もその身体を硬直させ、
      >抱き合った二人の裸身の上に熱い滴を降らせた……。
      うーむ。
      射精するんや、ふたなりさんも。
      羅紗姫さま。
      よかったねえ、お相手の伊織ちゃん、いや、菊ちゃん。
      優しかろ。
      羅紗姫、お菊の絡み。
      まだ続くんだろうね。あと3回ほど続いてほしいなあ。
      八十郎劇場。
      今回の名台詞。
      羅紗「私は本当に……本当に伊織様をお慕いしております」

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2012/10/04 20:05
    •  マンガやアニメでは、けっこう見かけますが……。
       小説では、あまりありませんよね。
       わたしの小説では……。
       ディルドゥで、擬似的な“ふたなり”を実現してますが。
       映像の世界でも、あまりポピュラーではありませんが……。
       いちおう、ひとつのジャンルにはなってます。
       でも、表物ばっかりなので、どうやって実現してるのかよく見えない。
       逆に、裏物だと、はっきりわかっちゃうから出来ないんだろうね。
       “ふたなり”ではありませんが、ニューハーフと女性の絡みもありますね。
       わたしは、ニューハーフが責められて射精しちゃう、というパターンが好きです。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2012/10/04 20:41
    • たしかにに、見たことないですね。あまり見たいとも思いませんが。
      ほんとにいらっしゃるんですかね、ふたなりさん。
      ま、いらっしゃるから話題になるし、ネタになるんでしょうが、この世界に入ってくるふたなりさんが少ないのかもしれませんね。
      ニューハーフどうしで、凄い色っぽいのを見たことあります。お二人とも全く女性、として振る舞ってましたね。
      残念ながら表でしたが。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2012/10/05 07:51
    •  ↓装着できるディルドゥは、あるようです。
      http://smlovexxx.blog104.fc2.com/blog-entry-19.html
       こいつをホンモノ風のデザインにしたら、それなりに見えるかも。
       でも、ふたなりの表モノを見る限り、材質がもっと柔らかい感じがしますね。
       あと、射精システムが必要だし。
       あれはやっぱり、中に管を通して……。
       ぴょんぴょんカエルに付いてるようなポンプで、押し出すんでしょうか?

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2012/10/05 08:56
    • 「ちかごろ当店で大人気なのが『ハーネスフリー』。
      ヴァギナとアナルに挿入することで、ストラップなしで女性にディルドが装着できる優れモノ。
      責める側の女性ご自身にも、めくるめく快楽をあたえてくれます」
      「女王様に責められたい方はもちろん、レズプレイにもお薦めなアイテムです。柔らかなゼリー素材の『ハーネスフリー』で素敵なプレイをお楽しみください!」
      お、これはなかなか、と思うが、しかし色合いがなあ。
      なんでわざわざ黒にするかなあ。
      >でも、ふたなりの表モノを見る限り、材質がもっと柔らかい感じがしますね
      全くその通りですね。あれはいったい、何なんでしょうね。
      射精システムもおそらく仰せのとおりでしょう。
      それにしても、タイミングを合わせるのが難しいと思いますがのう。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2012/10/05 20:11
    •  ポンプを握ればいいだけなんだから……。
       タイミングは自在に合わせられるんじゃないの?
       少なくとも、ホンモノよりは意のままになると思うぞ。

    • ––––––
      7. ハーレクイン
    • 2012/10/05 22:41
    • やってる間じゅう、ポンプを握っているのか
      それは何と、ご苦労というか不細工というか。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2012/10/06 07:49
    •  チューブを伸ばせば、映らない場所にいる人でも操作できると思う。
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