Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
続元禄江戸異聞(三十)
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「続元禄江戸異聞」 作:八十八十郎(はちじゅう はちじゅうろう)


(三十)


“ああ、堪らないねこりゃあ・・。”
座り込んで伊織のしなやかな身体を抱いたまま黒麗は思った。
しきりに伊織の細面に頬を擦り付けたり、また改めてその身体を抱き締めたりしている。
不思議な光景ではあったが、まるで小さな女の子が人形を抱いて愛しんでいるようにも見える。

異国の血も混じって見事な肢体を持つ黒麗ではあったが、野性的な自分に無いものを伊織に感じていた。
上品な顔立ちと、鍛えてはいるが何処にも骨ばったところのない、白くしなやかな身体。
そして香り立つ甘酸っぱい体臭。
黒麗は伊織を愛おしく抱き締めながら、その全てを自分の身に感じたかった。
今まで自分がしてきた事も忘れて、伊織がふと目を覚まして自分に甘えかかってくれたら・・、そんな事まで想像する黒麗なのである。

そんな時、夢うつつの伊織の口から微かな声が漏れた。
「お・・、お蝶さん・・・。」
黒麗はそのうわ言の名前を思い出した。
「お蝶・・・? そうか、あん時の女・・。」
それは先程の雑草地で伊織が叫んだ名前に違いなかった。そしてその女は、以前荒れ寺で赤蛇尼と二人で捕えた女であったのだ。
黒麗の脳裏に、縄で縛られ悩ましく身をうねらせるお蝶の裸身が蘇った。
「ちきしょう、こいつ、あの女の色だったのか。」
黒麗は改めて伊織の顔を見つめる。
不条理にも嫉妬めいた気持ちが沸き起こり、さらに再びめらめらと肉の欲望が燃え上がって来る。

黒麗は貪る様に伊織の唇を奪った。
右手でその乳房を掴み込むと、それは手のひらを押し返す様な若い弾力を伝えて来る。
「もうやめてっ、お願い、やめてっ・・。」
お美代はもうそんな光景を見るに忍びず、悲しげな声を上げた。
その声が耳に入ると、黒麗は伊織を横たえて立ち上がった。
乱暴に衣服を脱ぎ捨て全裸になると、泣き伏したお美代に声をかける。
「さあ折角だから、泣かずによ~く拝んどきな。」
そう言うと自分の黒々とした茂みに、滑る液体をたっぷりと含ませた。
仰向けの伊織の足を開くと、上体の脇に両手をついて、自分の濡れ光った茂みを伊織の薄目の茂みに押し当てていく。
それはまるで、男女が上下に睦み合う姿と変わらなかった。
黒麗の乳房が上から伊織の乳房を押し潰していく。
黒麗はじゃりじゃりとぬめりを伴って、上から互いの茂みを擦り合わせた。
逞しい黒麗の両腕が伊織の背中と床の間に廻され、その身体を抱き締める。
尻の肉を盛り上げて伊織のものに擦り付けながら、黒麗は深々と伊織の唇を奪う。
「うふう・・、んんふ~・・。」
「んん・・、んふ~・・・。」
やがてあろう事か、黒麗の荒い鼻息に交じって、時折伊織からも微かな鼻息が漏れ始めたのである。
「んん~? んんんふ~・・?」
「んん~、んんん~・・・。」
唇を合わせながら黒麗が問いかける唸りに、夢うつつで伊織が呻きを上げる。
黒麗は唇を吸い離すと、小さく咳払いした後、伊織の耳元で囁いた。
「伊織様・・、伊織様・・、気持ちいいでしょう・・?」
驚いた事にその声は、まるでお蝶が甘え声を出している様に聞こえるのである。
狂おしく黒麗に股を擦り合わされながら、伊織はかすれ声を上げた。
「あ・・、ああ、お蝶さん・・、き、気持ちいい・・・。」
お美代はその声に思わず顔を上げ伊織の方を見た。
そこでは愛しい伊織が、黒麗に狂おしく絡まれながら愉悦の声を上げているのであった。
「ああ~、もういやあ~・・・やめて~っ」
堪らずお美代は両耳を手で覆って泣き伏した。
黒麗はにんまりと頬を緩めながら、右手で伊織の左手を自分の背中に誘う。
すると伊織は夢うつつのまま、右手さえも廻して黒麗の背中をしっかりと抱くのである。
「ああ好き、伊織様・・、ねえ気持ちいいでしょ、ね?」
「はああ・・、好き・・、気持ちいい・・!」
黒麗はゾクゾクと愉悦が背筋を這い上がるのを感じた。
もう互いのものも濡れそぼって、毛が擦れ合う感触と同時に湿った音を立てている。
黒麗の腰の動きが早まるにつれ、何と夢うつつのまま伊織は膝を曲げ、互いのものが競り合わせやすい様にその両足を上げ黒麗を迎え入れるのだ。
「ああ・・、伊織様、もっと欲しいのね・・。」
黒麗は思わずその声色を震わせると、なおさら強く伊織を抱き締めて腰を使う。
己が弾き立ったもので揉み込むと、一回り小さめの伊織の突起がぷりぷりと競り合って来て、堪らない愉悦を濡れたものに送り込んで来る。
「あおお~・・、いい、伊織様~っ!」
煽り立てる様に腰を使いながら、黒麗はやっと声色を使いながら伊織に訴える。
「ああ~、もういけませんっ、お蝶さんっ、ああもうだめになりますっ・・・。」
伊織の両手の指が、肉の筋を立てて蠢く黒麗の背中に食い込んだ。
上げた両足を組んで、黒麗の尻を抱く様に締め付ける。
「まだ、だめっ・。我慢して、伊織様っ。」
「ああ~~、もうだめ、堪忍してっ・・・ああっ~・・。」
伊織の右手が背中を離れて、黒麗の盛り上がった尻の肉を掴む。
「まだだめよっ! もう、もうちょっと!」
「ああ、お願い、もうだめっ、もうだめっ!」
“ああ!、どうして、伊織様!?・・どうしてこんな・・?”
お美代は漏れ聞こえる肉欲の声に、次第に気が遠くなっていった。

「ああっ! まだだめよ伊織様っ !あううう・・・一緒にっ!」
伊織の指が己が尻を強く掴むのを感じて、黒麗は伊織に訴えた。
腰のくびれを激しく蠢かせて、さらに互いの弾き立ったものを揉み合わせていく。
「あああ~~~、お蝶さんっ、もうだめだめだめっ!」
黒麗の腕の中で引きつって伊織の身が反り上がる。
両手の指を黒麗の尻たぶに食い込ませながら、上になった黒麗を揺すりあげる様に伊織の裸身が痙攣する。
「あはあああ~~~・・・・!!!」
「あはあっ! あたしもっ、あぐうっ~~~!!」
互いを極みに縛りながら、押し付け合ったものの間からじくじくと熱い露が溢れ出ていた。


黒麗はひとしきり身体の震えが収まるのを待って、自分の濡れたものを伊織の太腿になすり付けた。
ゆっくり立ち上がって身仕舞を済ますと、まだ荒い息を吐いている伊織に最後の声色を使う。
「うふふこの薬じゃ、まだ夢かうつつか、はっきりしないでしょう・・?」
小さな革袋を開けて伊織に嗅がすと、牢を出て戸を閉めた。
眉を寄せた伊織の目が光を宿し始め、やがて正気に戻った伊織が慌ててその上体を起こす。
全裸の自分に気付くと同時に、険しい顔で周囲を見回した。
「あっははは、どうだい? お蝶さんもいいかしれないけど、あたしともまんざらでもなかったろう・・・?」
「き、貴様っ!!」
その声に思わず両手で胸を隠して、伊織は牢の中から黒麗を睨みつけた。
「なんだい、そんな怖い顔して・・。うふふ、もうあたしたち、赤の他人じゃないんだよ・・。」
「くっ・・・!」
伊織は漠然とした不安を覚えて息を詰めた。
黒麗はそんな伊織に淫靡な笑みを浮かべて続ける。
「おおかた、お蝶さんのいい夢でも見たんじゃないのかい・・・? あはは、ほんとに可愛かったねえ、あんた・・。」
「く、くうっ・・!」
伊織は睨みつけた顔を伏せて、その唇を噛んだ。
「まあ恥ずかしがるこたあないよ。夢うつつの時が一番いいって言うからね。」
黒麗は伊織の様子に頓着も無く言い放つと、ゆっくりと座敷牢の出口へ向かう。
「いずれにしろ、もう勝負は見えたようなもんだ。残りの忍びを一人ずつ片付けて、姫の命もあと四五日ってとこかね・・。」
「くうっ・・、きさまっ!!」
伊織は顔を上げて叫んだ。
「なんだい・・? あんたはすぐ命を取られなかっただけ運がいいじゃないか。お頭は仲間にって話までしてたんだよ。
名残は惜しいが、あたしはもう行かなきゃ。あんたもあたし達の言う事を聞いてりゃ、また可愛がってあげるよ。今度はもっとたっぷりとね、あっはははは・・。」
あざ笑う声と共に黒麗は牢を閉めて姿を消した。
伊織は死にたい様な屈辱を覚えながら、周りに乱れ落ちている己が衣服を拾い集める。
ふと向かいの牢に目をやると、中で気を失ったまま倒れているお美代の姿が目に入った。
“よかった、まだ何とか生きていてくれたか・・。”
そうほっとする気持ちも束の間に、伊織は改めて廻りの格子を見回した。
“何としても、この牢屋を抜けださなくては・・。”
柔肌に再び着物を纏いながら、伊織はきつく唇を噛みしめた。
続元禄江戸異聞(二十九)目次続元禄江戸異聞(三十一)



コメント一覧
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    • ––––––
      1. ハーレクイン
    • 2012/07/12 12:22
    • 伊織ちゃんはお蝶さんの「色」。
      黒麗はともかく、お美代ちゃんにまでバレちまったなあ。
      黒麗、伊織の貝合わせ。
      これ、どなたかがお好きでしたのう。
      ほう、黒麗は「ものまね」、でなくて「声色(こわいろ)」を使うのか。
      ま、今の芸能界では珍しくもないが、しかし、
      完全に翻弄される伊織ちゃん。
      >黒麗「もうあたしたち、赤の他人じゃないんだよ」
      さあ、どうする、伊織ちゃん。
      とりあえず、牢を抜け出せれば大したものだが、どうだかのう。
      赤の他人
      「赤」は名詞の上についてその名詞を強調し、「全くの」「すっかり」「明らか」などの意味を持たせる。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2012/07/12 19:49
    •  ハーレクインさんの戯曲もそうですが……。
       こういうのを、いいおっさんが書いてるのかと思うと……。
       アホらしさを通り越し、襟を正さざるを得ない気持ちになります。
       人は、枯れないんですね。
       子供のころ……。
       大人は、子供とはまったく別の生き物だと思ってました。
       でも、歳を重ねるに連れ、そうではないということが、はっきりわかってきました。
       わたし自身、頭の中身は、高校生のころとほとんど変わらないんですから。
       精神は、子供のころのままで……。
       肉体だけが老いていく。
       人間とは、哀しい生き物ですのぅ。
       飲まずにはおれんわい。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2012/07/12 22:12
    • >精神は、子供のころのままで……
      何をいまさら当たり前のことを。
      特に、男とはそういう生き物だぞ。
      しっかり味わうように『正・続元禄江戸異聞』。
      ついでに『風楡の季節』『センセイのリュック』。
      乾杯!
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