Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
フェアリーズ・パーティ(Ⅵ)
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「フェアリーズ・パーティ」作:マッチロック


(Ⅵ)


■6.父親
 アフガニスタン東部地区、午前1時。
 横風に煽られ機体が時より大きく揺れるが、一向に気にしていないデビッド・キャンベル少尉は機内での隊員たちの様子を見ていた。
 彼の偵察小隊を乗せたCH‐46シーナイトは、反政府勢力の残党が居ると思われる地区へ向かって飛行していた。
 敵が組織的な攻勢を行うという情報に基づいてデビッド少尉率いるブラボー偵察小隊が急遽、敵の潜伏地区への索敵侵入を命令され向かうことになったからだ。
「少尉! この戦争どう思いますか?!」
 とインカムを付けているにもかかわらず大きい声で聞いてきたのは配下のケネス曹長だ。
 その質問はナンセンスだ。
 と思いながら、
「くそだ!」
 とデビッド少尉は渋面を作って答えた。
 ケネス曹長は、
「やはり、そう思いますか! 頭は、とっくに獲っているのにいい加減、この国から早く我々を帰国させた方がいいと思いますよ! まったく」
 と日焼けした顔から白い歯をのぞかせ答えた。
 ケネス曹長に言われるまでもない、幹部の連中はほとんど退治した。
 だが残りのやっかいな雑魚が沢山いるから帰れない。
 誰でも思っていることだ。
 それにこれから敵の勢力圏に降下するのに悠長なものだ。舌打ちして携帯している火器の点検を行うことにした。
 愛用のM16A2アサルトライフルは、これまでの二度のイラク戦争、そして今回のアフガニスタンでの戦闘で、どれだけ彼を救って来たのかわからない頼もしい相棒だ。
 聞いた話だが、ジャパンのマンガにゴルゴ13(ふざけた名前だ)という殺し屋のスナイパーがいて、彼が愛用しているのもこの銃だという。
 かの地の国でも知られているほどの銃。
 隅々まできちんと洗浄され滑らかに作動している。
 彼の戦闘服はマーパットの砂漠バージョンで、戦闘服の上にボディーアーマーのSPCを装着し被弾の軽減を図っている。
 迷彩生地で覆われたライトウェイトヘルメットの前面にはナイトビジョンが装備され、暗闇でも広範囲にわたって視界を得ることが出来、夜間ではなくてはならないものだ。
 彼は一通りの点検を終えるとヘルメットを外し、ヘルメットの奥に仕舞っている一枚の写真を取り出した。
 しばらくの間それを眺めて家族のことを思い出していた。
 前に座っていたスティーブン伍長が、それに気づき声をかけてきた。
「少尉殿、その写真に写っているのは誰ですか?」
 興味津々の伍長にデビッド少尉は、「僕の妻と子供たちだ」と笑顔で答えた。
 デビッド少尉にとってのこの行為は儀式みたいなもので、以前までは戦闘地区に参加する際に、これが最後の見納めという決死の思いで見ていたのが、いつの頃からは写真を見ないと生き残れないというジンクスめいたものに変わり、毎回行う行為となっていた。
「ちょっと、拝見させていただいても、よろしいでしょうか?」
 と手を伸ばしながら懇願する伍長に仕方なく手渡した。
「ヒュー」
 見た途端に思わず口笛を吹き唸った。
「これはいったい・・なんて美人だ!」
 両隣に座っていた兵士もすかさず伍長の手にした写真を見るため身を乗り出して覗き込んだ。
「す、すごい! いい女だ!」
 一人の兵士が驚いた顔を見せ少尉が前に座っていることを忘れて、
「これが少尉の娘さんか? どこかのモデルを写したものじゃないのか?
 どう見ても少尉殿と親子には見えないな。あー、俺の彼女になってもらいたいよ」
 と掌を組んで上を向いた。
 もう一人の兵士は、
「こんな美人が身近にいるとは思わなかったよ。もっと少尉殿と親しくしておけば良かった」
 少尉と写真を見比べながらうらやましそうに言った。
 それを聞き止めたケネス曹長は満面の笑顔で、
「おいおい! それは少尉殿に失礼だ。俺の方が彼女の恋人に最も、ふさわしい男だと思わないか皆。そうですよね。少尉殿?」
 今の会話で機内中、一斉に笑いが起こった。少尉は伍長へ手を伸ばしながら言った。
「君たちには残念だが彼女にはボーイルレンドが既にいる。諦めてくれ」
 機内から一斉に、
「オ~」
 とブーイングの嵐が沸き起こった。
 ニヤリとして少尉は満面の笑顔になった。
 写真を見た二人がお互いに笑顔で肩をつつきあっている。
 周りの隊員たちも笑顔がこぼれている。
 そう、彼らは少尉に対し全幅の信頼を寄せている証であった。
 いくつもの戦闘をくぐる際に彼の判断で彼らは数えきれないほど救われていたからだ。伍長は笑顔を保ったまま写真を彼に戻しながら、
「少尉殿のご家族に一度で良いから、お会いして御挨拶をしたかったです」
 と伝えた。
 彼はその言葉に怪訝な顔をした。
(不吉な・・・今から自分が居なくなるようなことを言っている)
「降下まであと5分」
 パイロットの感情を押し殺した声がスピーカーから流れてきた。
 和やかな雰囲気が一変し、きりっとした空気になった。
 彼ら海兵隊隊員が戦闘モードに切り替わったからだ。
 曹長が首から認識票を取り出すと半分を千切ってブーツの紐で編んだ網目に差し入れた。
「曹長、ブーツに認識票を入れるとは隊に入るときに聞いておりませんでしたが?」
 隣に座っていた新入りの兵士が尋ねた。
「これか? これはな、俺の一種のマジナイさ。
 これをやっておくと安心して戦闘が出来る。
 聞くが、奴らがRPGをぶっ放し、もし俺に当たった場合は、どうなると思う?」
 若い新兵は笑いながら答えた。
「木端微塵です。曹長」
「そうなるな。そうすると、その死体は誰だかわからなくなるよな。
 今までにそういった場面を見てきたが、意外とくるぶしから先だけが残っていることが多かった。
 だから、その死体が俺だと分かるように認識票の片割れを入れておくのさ」
 曹長は親指を突出し、にやりと笑った。
 新兵はそれを聞くと笑いがこわばり、黙って認識票を取り出すと曹長と同じことをしていた。
「降下一分前」
 機内灯が消え、彼らはナイトビジョンを目の前に引き降ろした。
 ナイトビジョンを通してみる景色は緑色の寒々とした世界で、人の瞳だけが光り輝いて見えた。
 少尉はナイトビジョンを通して兵士たちの様子を窺った。
 ゴクリと唾を飲み込む兵士。
 胸に十字を切る兵士。
 ソワソワし始める兵士。
 後部座席で嘔吐する歴戦の兵士もいる。
 誰もが怖いのだ。
 少尉はそっと呟いた
「神よ。守りたまえ」
 ゴトリと音がして海兵隊隊員を乗せたヘリは無事に目的地に着陸した。
 後部ハッチが開き、ヘリのローダーからの風で砂埃が舞い上がる暗闇の中へ兵士たちは勢いよく飛び出した。
 兵士たちを下ろしたヘリは基地がある方向に向かって飛び上がって行った。
 銃を構え周りを警戒し兵士たちは待機した。
 少尉は無線で本部に連絡を入れた。
「ブラボーチェック。ブラボーチェック。
 本部、こちらタッチダウン。繰り返す、こちらタッチダウン」
「こちらCQ、了解。成功祈る」
 少尉は周りにいる兵士たちを見渡すと右手を目的地がある方向へ差し出した。
 兵士たちはそれを見ると素早く展開し目的地へ向かって走り出した。


「サラ、レイラはどうなの?」
 とキッチンルームの奥から彼女の母、ソフィア・エバンスが尋ねた。
「・・レイラ・・。あまり良くないわ」
 と聞こえるか聞こえないかの沈んだ声で返答した。
「そうなの。あれだけ輝いていた彼女がどうしたのかしら?」
 事実ソフィアはレイラがサラと知り合ったころから気になっていた女性でもあった。
「オーウェンとの関係で何かあったみたいで一人ブルーになっていて見ていられないほど落ち込んでいるわ」
 サラも気になっていた。
 あのレイラの今の変わりようは、ただ事ではないはず。
 何があの子をそうさせたのか知りたかった。
 レイラに対し友情以上の感情を持つサラは気がかりだった。
 それを察したかのようにソフィアが提案した。
「サラ、レイラを家に呼んで一緒に食事などするのはどうかしら?」
 いい提案だと思った。
 こんな場合は私よりママの方がきっとレイラの気持ちを解きほぐすにはもってこいの存在だと思った。
「ええ、ママ。その提案は素敵よ。さっそくレイラに連絡してみるわ。ただ・・」
 彼女が素直にその提案を受け入れてくれるのかは疑問に感じ言葉を詰まらせた。ソフィアはそれを聞き止め、
「大丈夫よ。サラ。彼女は応じてくれると思うわ」
 とウィンクをして彼女に言った。
 ソフィアはサラの実際の母親ではなかった。サラの実の母親はサラが十代のころ重い病気でこの世を去っており、そのころに彼の家にやってきたのだ。
 彼女はサラの家に来る前まではどこかの街に住んでいたらしいのだが、ある日、この街に流れて来て街の片隅の小さな雑貨店の店員として働いていた。
 偶然にもサラの父親バーナードがサラへのプレゼントを買う為に、その店に訪れた際、彼女の美貌に一目見惚れをして恋をし、彼女が根負けをするまで通い続け嫁にした経緯があった。
 ソフィアはその美貌もさることながら、たぐいまれな社交術、知性やウィットにとんだ話術で人をひきつけ徐々に雑貨店の規模を大きくし、大型スーパーマッケットにまで発展させチェーン店の展開をするまでもなった。
 ただそのサクセスストーリーに関しては人々に惜しげもなく話したが、自分の過去については一切、人に語らないという人物でもあった。
 当初、サラは彼女に対し拒絶をした。彼女の年齢に近い彼女を父親が母と言って紹介したことへの抵抗と、父親が何やら汚いものに見えたその裏返しでソフィアへの憎しみが起きていたのだ。
 だがソフィアはそんなサラの抵抗を少しずつ解きほぐし,あるきっかけで人が羨むほどの本当の親子以上の心のつながりが出来るようになり今に至っている。
 サラは携帯で連絡するより直に彼女に会って誘った方がいいだろうと判断して彼女の家に向かった。

 同じ頃、レイラの家に向かっていた人物がいた。レイラを再び奈落の底へ突き落とすことになる連絡を携えて。
「レイラは、どうしちゃったの?」
 エヴィンが母親アリソン・キャンベルに尋ねた。
「キャンベルも大人になったら、きっと分かると思うわ。今のレイラの気持ち。しばらくの間、そっとしておいてね」
 彼女とオーウェンと何があったのかレイラは語らなかったが、失恋したことは事実でアリソンはその気持ちが痛いほどわかっていたから、あえて詮索することはやめていた。
 魂が抜けたように呆然として帰ってきたあの日以来、数日間、娘と顔を合わせていない。
 心配だったがキッチンに彼女の為に作っておいた食事には少しは手を付けているのを見て、成り行きを見守ることにしていた。
「キン、コーン」
 ドアのチャイムが鳴り、エヴィンが勢いよくドアへ向かいドアを開いた。そこに立っていたのはサラだった。
「あら、エヴィン、こんにちはレイラは居ますか?」
 エヴィンは顔を赤らめて
「うん、いるよ。呼んで来るね・・」
 その肩を押さえたのはエヴィンの背後に来ていたアリソンだった。
「まあ! サラ、いらっしゃい。待っていたわ。レイラは自分の部屋にいるわ。行ってあげて」
 事前にサラから連絡はあったものの、ここはサラに任せた方がいいだろうと判断して彼女に言った。
 アリソンは両手を握りしめ祈る気持ちでサラの後姿を見送った。
「トントン」
 軽くドアの叩いてみた。中から返事はない。もう一度たたいてから言った。
「レイラ、私よ。サラよ。開けていい?」
 それから一呼吸置いてから、ゆっくりと開けてみた。
 レイラはベッドの淵に座って写真立てを手に取り眺めていた。
 彼女の横に座ったサラは
「レイラ、元気? レイラの顔を見たくて遊びに来たわ」
 と笑顔で伝えた。
 ふと彼女の写真立てを見ると安堵した。
 彼女を含め家族全員が写っていた写真だったからだ。
「レイラ、あまり聞いてはいけないと思うけど、二人とも、どうしちゃったの?」
 レイラはハッとしながらも口を開きかけたがサラはさえぎった。
「ごめん、ごめん。まだ、そんなこと聞く段階ではないわね。話題を変えるわね。
 これは私のママと私からの提案だけど今度の休みに私の家に遊びに来なさいよ。
 皆で食事しながらお話ししましょうよ。
 皆と言っても私とママの女性二人以外は居ないけどね。
 どう? やっぱり男がいないとダメかな?
 あ、ごめん男の話はなしね」
 とウィンクしながら伝えた。
 レイラはサラが来てくれたことに感謝していた。
 だまってレイラは頷いた。
「あー、良かった。承知してくれて。
 レイラが断るかと思っていたわ。
 ママの言ったとおりだったわ。安心したので何か飲み物もらってくるわね」
 とベッドから立ち上がると部屋の外へ行ってしまった。
 彼女らしいとレイラは思った。
 もっと早くサラに会えばよかったと後悔していた。

 一方サラは飲み物を貰う為にキッチンに向かったが誰もいなかったので居間に向かった。
 玄関の方で声がするので覗いてみたら、ドアの外に制服姿の軍人が帽子を脇に抱え立っていた。
 彼はアリソンに何かを伝えていたが、それを聞いていたアリソンは突然、力が抜けるように膝から崩れそうになった。
 それを軍人が駆け寄り支えた。
 彼は再び話しかけると彼女はゆっくりと彼から離れると頷いた。
 しばらく二人は話した後、軍人は敬礼をして立ち去り視界から消えた。
 彼女はその場に崩れ去るように座り込むと両手を顔に当て小刻みに震えだした。
 嗚咽が漏れてきた。
 サラはいけないものを見てしまったと思い、そっとその場を去りレイラの部屋へ戻ることにして、彼女には伝えないで置いた。
 今の彼女に伝えれば彼女が消えてしまうと思ったからだ。

 約束した日にレイラはサラの家のドアの前に立っていた。
 ドアのチャイムを押す彼女は心なしかソワソワしていた。
「ハーイ。どなた?」
 インターホンからキュートな声が尋ねている。
「こんにちは。レイラです。サラは居ますか?」
 と小声で答えた。
 しばらくして白いドアが開かれ出迎えたのは、サラではなく彼女の母、ソフィアだった。
 ブルネットのヘヤーをアップにし両耳にはイヤリングが下がり可愛さを演出し、胸元には彼女の気品さを際立させているネックレスがかけられている。
 身にまとっているマキシドレスがエレガントさを表現しながらもセクシーさを滲み出している。
 私もこのような着こなしが出来る女性になりたいと思いつつ、その美貌に心を奪われた。
「いらしゃい。レイラ、待っていたわ。
 どうぞ、お入りになって」
 ソフィアの前を緊張しながら通り過ぎる時に彼女から漂ってくる良い香りがレイラの気持ちを穏やかにさせた。
 中へ通されたレイラは彼女の家の豪華さには目を見張る思いで改めて見わたした。
 広いホールには白い螺旋階段が設けられ、その反対に地下室への階段が続いている。
 ホールの奥にリビングルームが見え、豪華なソファーが暖炉の前に並び、家族たちや親しい人との楽しい会話ができる空間を作っている。
 その奥にはアンティークの家具でそろえたダイニングルームがあり、落ち着いて食事が出きるように工夫されている。
 広い庭に面した所は全面ガラス張りとなって、大きなプールが水を湛えているのが見える。
 夜でも水浴びができるようサイドと底からの照明が灯される設備になっており、ゴージャスという言葉がぴったりな雰囲気を出していた。
 この家のデザインから始まり家具類や置物などは、御主人のたっての希望でソフィアの趣味によりあつらえたものだと聞いたことがあり、彼女のセンスの良さがうかがえた。
 リビングに通され、飲み物を持ってきたソフィアは彼女に飲み物を渡しながら、
「レイラ、サラったら、あなたが今日、いらしてくれることを知っておきながら、自分から用事を作って、まだ帰れないと伝えてきたわ。
 それから、私が帰るまであなたを返させないでほしいことと、遅くなるようだったら二人で先に食事を済ませておいてとも言っていたわ。
 あの子ったら我がままで、ごめんなさい」
 と気まずそうに彼女へ伝えた。
「いいえ。別にかまいません」
 彼女はうつむいた。
「ありがとう。レイラ、サラが喜ぶわ。
 それに実は私も以前からレイラとゆっくりとお話が出来ればと思っていたのよ。よかったわ」
 と笑顔を見せた。
 レイラは彼女から渡された飲み物に口を付けた。
 それは今まで飲んだことのない不思議な味だった。
「それはハーブティーよ。私のオリジナルのブレンドしたもので心を落ち着かせる効能があるのよ」
 言われたとおりだった。
 先ほどまで高ぶっていた気持ちが水を引くように無くなり落ち着いている自分に気が付いた。
「レイラ申し訳ないけど、仕事が残っていて、それを済ませないと、怒られるから……。ちょっとの間TVや雑誌などを見てゆっくりしていてね」
 とTVの操作や雑誌の場所を彼女に教え、らせん階段を上り二階へ消えた。
 レイラは周りを見てみた。
 暖炉の上に目をやると棚にあるサラたちの写真の一部に目が奪われた。
 サラの家族の写真に混じって自分の写真が飾られていたからだ。
 サラとのツーショットに及ばずチアリーダーのユニフォームの自分が写真の中で最高の笑顔で観客に向かっている姿がそこにあったからだ。
 だが、すぐに微笑んだ。
 きっとサラのイタズラだわ。私を脅かそうとしてそっと置いたに違いない。と、その時は思った。

■7.ホワイト・ウィッチ
 雑誌は女性向けのファッション関係の物であったが、なかを見ると溜息だけが出てパラパラめくって閉じてしまった。
 自分には似合わないものばかりだったからだ。
 持て余した彼女は仕方なくTVを見ることにした。
 この時間帯の番組は彼女にとってつまらないものばかりで、TVを消そうとしたところ、ある1枚のDVDが目に入り気になった。
 たぶん見てもよいだろう判断してレコーダーに挿入した。
 画面に映し出された映像を見て彼女は息をのんだ。
 白いマスクと白い塗料で体全体が塗られた全裸の女性が映っていたからだ。
 突き出た両方の乳房の頂点にある乳首は上を向き、張りのあることをうかがわせている。
 細く引き締まったくびれは全ての女性のあこがれのライン。
 広がったヒップは男性の目をくぎ付けにすることは間違いないだろと思われるほど見事な形。
 下腹部に茂るアンダーヘアーは綺麗に切りそろえられ完ぺきに近いスタイルでグラマーな裸体を見せていた。
 彼女が立っているのは壁に囲まれた窓も家具ひとつもないカーペットだけ敷き詰められた部屋だった。
 画面の向こうで彼女は一人でダンスや色々なポーズをしていた。
 両手を乳房に添え腰を曲げ挑発するようなしぐさや、後ろを向いてヒップを突出し、くねらせ白いマスクの顔をカメラに振り返り視線を向けている姿。
 立ちながら自分の下腹部に手を当て擦って快感に身を震わせ頭を振り乱している姿。
 極めつけは大きく白い両足を広げ愛液が溢れているピンク色のプッシーに両手を添えてヒダを広げ、トンネルの入り口を見せているポーズには言葉が出ないほど息をのんだ。
 それは体全体が白い為、ピンク色のプッシーがなお一層強調され目に焼き付けるほど強烈な印象に残ったからだ。
 文字どおり、
「白い魔女」
 と呼んでもおかしくない異様な姿だった。
 彼女は色々なポーズし続ける画面の女性を見ているうちに自分の下腹部が疼くのが分かった。
 下腹部に手を当て押さえようとしていたところ、いつの間にか降りてきたのかダイニングルームからソフィアの声が聞こえた。
「レイラ。おなかが空いたでしょ。こちらに来て。一緒にディナ―にいたしましょう」
 ドキリとして彼女は慌ててプレイヤーからDVDを急いでとりだすとケースに入れた。
 両手が小刻みに震えていた。
 自分に落ち着かせるように息を整えながらダイニングルームに向かった。
 ダイニングルームへ行くと満面の笑みでソフィアが出迎えた。
「お口に合うかわからないけど、どうぞ召し上がって」
 案内された席に着くと、前に並べられた高価そうな磁器に見たことにない美味しそうな料理が盛られていた。
 おなかの虫が鳴くような香しい料理の匂いが彼女の鼻を包む。
 とてもおなかが空いたと実感した。
 そう言えばあの出来事から今日の今まで満足に料理を口にしていないことを彼女は思い出した。
「サラったら、まだ帰る気配がないわ。せっかくサラのリクエストに応えて作ったのに暖かい料理が台無しになってしまうわ。レイラ。サラに気兼ねせず、召し上がってね」
 レイラは頷きソフィアの誘いを素直に従った。
 正直、目の前に美味しい料理が並べられていては、レイラ自身、我慢が出来ないでいたからだ。
 久しぶりに食事らしい食事で、しかも見たことのない御馳走ばかりで彼女はひたすら食べた。
 その美味しさには舌を巻いた。
 彼女は料理の腕もプロにも引けを取らないほどの腕前だった。
 その様子をソフィアは目を丸くしながら
「レイラのエネルギッシュな姿がまた見られてホッとしたわ」
 と嬉しそうに言い、お替りはまだ、たくさん用意しているから遠慮なくおっしゃってね。とまで言ってくれている彼女は数百人の社員を抱える若き経営者なのだ。
 レイラに対しては一人の人間として対等の立場で対応してくれている。
 彼女の優しい心にレイラは心を打たれた。
 ソフィアは彼女の気持ちを感じとり気になっていたことを聞いてみた。
 彼女の父親についてである。
 サラから、ある程度のことを聞かされていたが彼女の母親アリソンとの電話での会話の様子も普段と変わっていないことがかえって気になり彼女が来たら聞こうと思っていたからだ。
「ところでレイラ。お父さんから、連絡はあるの?」
 心配そうに聞いてくれる彼女に首を振りながら
「いいえ。最近はあまり連絡がなくて。ママも心配しているところなの。でも、私はそんなことを考える……」
 と最後まで言い終わらないうちにソフィアがさえぎり、無理なく自然に他の話題に変えて彼女の気持ちを乱さないように配慮した。
 それからは、お互いの自のことや自分の夢。ソフィアのサクセスストーリーやレイラの幼いころの話で盛り上がった。
 ただソフィアはオーウェンとの関係については、普通の主婦でレイラと同じような年頃の子供を持つ親なら真っ先に聞いてくるこの話題について、あえて触れようとしなかった。
「それにしてもサラ遅いわね。どうしたのかしら? 大親友のレイラが来てくれているのに……。困った子だわ」
 サラの食べる料理をそのままにして、ソフィアは後片付けをしながら、ため息交じりでつぶやいた。
「お母様……。いえ、ソフィア、私はこれ以上、お宅にいるとお邪魔になると思うので、ここで失礼させて頂こうと思います」
 レイラは、いんぎんに断り立ち上がろうとしたところ、彼女はそれを制し、
「レイラ、これから自宅へ帰られるのはもう遅いわ。
 一人で帰るのは危険だし、このまま泊まって行かれてはどう?
 先ほど自宅に私から連絡をさせていただいたわ。
 お母様も是非にと、ご了解を頂いているので安心して」
 と磁器を片付けながら嬉しそうに微笑んで見せた。
 それを聞いてレイラは彼女に頭を静かに縦に振った。
 彼女は腰を下ろしながら彼女のその言葉を心の底で望んでいたことに気が付いた。
「よかったわ。サラも喜ぶわ」

 ゲストルームに案内した彼女に対し、
「疲れたでしょ? バスルームに備え付けているものは好きなだけ使ってね。
 クローゼットにはナイトウェアがあるから好きなものを選んで使って。
 それから言いにくいのだけど私からのお願いがあるの。
 お休みになるのはまだ少し時間が早いから、サラが帰ってくるまでの間、もう少し私とお話などしてお付き合いをして頂きたいわ」
 と誘いを受けた。
 断る理由もなく彼女の巧みな話も自分の苦しい思い出を忘れさせてくれているので、ゆっくり頷き承知した。
 それを見ると彼女の笑顔がさらに輝いて
「良かったわ。シャワーを終えたらリビングルームで待っていてくださいね」
 そう言い終えると自分のベッドルームに消えた。
 ゆっくりとシャワーを浴びて、クローゼットから、可愛いピンクのネグリジェがあったので、それを着ることにした。
 友人の母親の前でそれを着て会うのは少々抵抗を感じたもののリビングルームに向かうことにした。
 少し照明を落としたリビングに行ってみると、彼女の姿はなかった。
 テーブルの上にはキャンドルが灯してあり
 炎の揺らめきが彼女に不思議な感覚を与えていた。
 仕方がないのでソファーに腰を下ろし雑誌を再び見ることにしたが先ほどのDVDの強烈な映像が頭から離れず気になっていた。
 あの裸体の女性は誰だったのだろうと思いあぐねていたからだ。
 彼女は雑誌を見る仕草をしながら先ほどのDVDがあった場所へ目をやった。
 DVDは置いた場所から、なぜか消えていた。
「レイラ、待たせてごめんなさい」
 急に声を掛けられて驚いたレイラは声のする方へ顔を向けた。
 入口に薄地のナイトガウンに身を包み、タオルを頭に巻いたソフィアが立っていた。
 ダイニングルームからの照明でナイトガウンを透き通り浮き出たシルエットは、同性であるレイラにも欲情をそそる光景だった。
 自分の体を見入っているレイラに何事もなかったような様子でナイトウェア―姿のレイラを褒めた。
「レイラ。とても似合っていて可愛いわ。
 それでね、実のところ、あなたがそれを選ぶだろうと思っていたわ」
 ウィンクしたソフィアは、そう言うとナイトウェア―姿のレイラを見つめた。
 レイラは、顔を赤らめながら無意識に腕で胸を隠した。
 なぜだかソフィアの視線が寝間着の生地を通り抜け彼女の肌を直に見ているように感じたからだ。
 額にうっすら汗を浮かべているレイラにソフィアは尋ねた。
「のどが渇いたでしょ?
 何か冷たい物をお飲みになる?」
 レイラはソフィアの視線を浴びた肌に疼きを感じながら頭を縦に振った。
「あたしも喉が渇いていた所だったのよ。
 今冷たいドリンクをお持ちするわ」
 とニコリとすると踵をかえし奥に消えた。
 その後ろ姿を見てレイラは鼓動が早くなっている自分に気が付いた。
 アイスワインとワイングラス二つ、少しばかりのフラッペを乗せたボードを両手に持ち、彼女はリビングルームに戻ってきた。
 レイラの座っているソファーの右横のソファーの端に座った彼女は、アイスワインの栓を開けレイラの前に置いてあるグラスに静かに注いだ。
「レイラ、あなたの健康と輝きを祈って」
 ソフィアはレイラの瞳をみて、囁いた。
「ソフィアの美貌と成功を祈って」
 レイラはソフィアの視線の眩しさに戸惑いながら応えた。
「カーン」
 乾いた音を立て二人の女性はグラスを合わせた。
 ゆっくりとレイラはアイスワインを口に含んだ。
 とても香しいブドウの香りと、ほんのりとした甘味が口全体に広がった。
 今まで飲んだことのない味だった。
「おいしい」
「あなたに合うワインを選んだのよ」
 ソフィアはワイングラスの中で揺れている液体を見つめながら伝えた。

 二人は、楽しい話題で時を忘れた。
 アイスワインの力なのか、ソフィアの魅力なのか、レイラは次第に自分の心を押さえていた重い蓋が徐々に溶け出していくのが分かった。
「あなたの傍に座って良いかしら」
 ソフィアは、微笑みながら彼女に尋ねた。
 彼女が頷くとソフィアは彼女の右隣へ滑るように座った。
 ソフィアの暖かい体温と素敵な香りが彼女を包んだ。 
 ソフィアが足を組み替えた。
 その時にナイトガウンの裾が乱れて出来た隙間から彼女の膝頭から白い太腿のつけ根まで露わになった。
 レイラはハッとして、その光景に目を奪われた。
 ソフィアは、自分の脚を見入っているレイラの様子を見ると何事もなかったようにナイトガウンの裾の乱れを直した。
 レイラは我に返り、バツの悪そうな表情浮かべ、うつむいた。
 ソフィアは、それを見ると笑みを浮かべた。
「レイラ、お酒のせいかしら、あなたの頬がほんのり赤くなって、より一層可愛く見えるわ。
 もし私が男で独身なら、あなたを絶対に手放さないでしょうね」
 レイラは、ソフィアの瞳に恥じらう自分の姿を見ていた。
 レイラはソフィアの話に耳を傾けながら、
 サラの母であり、同じ同性の女性に対して、抱いている、この気持ちはなんだろう?
 どこから、この気持ちが湧き出しているのだろうと、自分の気持ちを考えてみた。
 彼女と会うのは記憶では数回ほどと認識していたが、会うたびにレイラの体の奥深い処で得体のしれない感覚がよぎっていたのは確かだった。
 そのころはオーウェンとの甘い関係に夢中だったので忘れ去られていたが彼との関係が終わったことで、その得体のしれない感覚が今夜、目覚め実体となってきていることに気が付いた。
「これからは、あなたのお話を聞かせて。
 私に、あなた自身を教えてほしいわ」
 とソフィアは酔いが回ってきたのか艶やかな声でレイラにせがんだ。
 レイラはソフィアのその姿に戸惑いを覚えながら、頷くと自分の過去や父親が今アフガンで戦っていること、家族のこと、将来の夢などことを熱心にソフィアに伝えた。
 ソフィアはソファーの背もたれに左ひじを乗せ、頬杖をつき足を組んだ姿勢で、時おりグラスを口に傾けながら黙って彼女の話を熱心に聴いていた。
 気が付けば、オーウェンとの関係や、あの忌まわしい出来事、その後の彼との関係に話が及んだ。
 彼女は徐々に感情的になりソフィアの前で大粒の涙を流した。
「ああ。なんて可愛そうなレイラ」
 と言いながらも、ソフィアは瞳を涙で潤ませていた。
 レイラは自分の気持ちが抑えきれなくなり、彼女の胸に飛び込み泣き崩れた。
 ソフィアは彼女の髪を撫でながら、そっと彼女の耳元で囁いた。
「この時間、この空間は全て、あなたの物。
 忌まわしい過去を忘れ、全てを受け入れて」
 キャンドルの炎が揺らめいた。
フェアリーズ・パーティ(Ⅴ)目次フェアリーズ・パーティ(Ⅶ)




コメント一覧
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    • ––––––
      1. ハーレクイン
    • 2013/02/23 17:21
    • 今回のフェアリーズ・パーティはⅥやろ。
      タイトルも中身もⅤになってまっせ。
      やめときゃいいのに、もう一回、読んじまったよ。サミーくんとオーウェンくんの絡み。堪忍してくれ。

    • ––––––
      2. マッチロック
    • 2013/02/23 18:04
    • ハーレクインさん
      コメがチョー、ウケル!
      ゴホン、そんな場合ではないですね。
      ダブりみたいです。この時Mikikoさんと色々、この文章の件で行き来していましたので、重複してしまった可能性があるようです。すみません、私のミスのようです。
      サミーとオーウェンの絡みは今後出てきませんので、ご安心してください。
      尤もハーレクインさんが望むのであれば、別バージョンを用意したいと思います(笑)

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2013/02/23 18:30
    •  わたしの間違いです。
       正しい内容に変更させていただきました。

    • ––––––
      4. マッチロック
    • 2013/02/23 19:25
    • ハーレクインさん
      Mikikoさんのミスではありません。そういうミスへ、してしまった私のミスなので、よろしくです。
      それ以上のことは、これで打ち止めで
      あとは物語を読んでいただければ幸いです(^_^)v
      ・・って「いきなりアフガンはないだろう!」と言われそう・・

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2013/02/23 19:47
    • とんでもない、わたしの責任です。
      何をおっしゃる、責任はわたしにあります。
      いやあ、互いに責任を引き受けようというお二人。よく見かける美しい情景ですが、仲裁は時の氏神、ここはひとつわたしにお任せを。
      最終責任は、room全体を管理する管理人さん、ということでどないですやろ。ま、どっちにしても、そないに大層な話でもありませんがな。
      あ、一つだけよろしいですか(と、久方ぶりの杉下警部)。
      「サミーとオーウェンの別バージョン」。
      んなものをUPすることは「たとえ管理人さんが許しても、この美少女仮面ポワトリンが許しません!」
      で、今回の『パーティ』Ⅵ。
      ぬわんと、29枚を超える大長編。枚数だけなら(なんか失礼な言い方)十分に一編の小説。わたしの携帯では途中までしか読めませんでした。
      6と7で分けりゃええのに、などと余計なことは言いませぬ。じっくり読み返さんとコメ出来そうもありませんので、とりあえず今回はこれくらいで、御免やっしゃ。

    • ––––––
      6. ハーレクイン
    • 2013/02/23 20:02
    • あ、まあたやられちまったい
      投稿にもたついているうちに、マッチさんに先を越されちまった。タイミング悪いなあ。
      んじゃ、とりあえず。
      >いきなりアフガンはないだろう!
      そがいなことを言いまっかいな、言うた方が恥書くわ。
      映画フリーク(だよね)マッチロックさんの面目躍如の場面の切り替え。
      輸送ヘリ内の描写。
      まるで『ランボー』シリーズか『エイリアン2』かを思わせるような……。
      ちょっとほめすぎかなあ。
      しかし、軍事用語・火器用語はほとんどわかりませぬ。わかったのはアーマライトとゴルゴくらいですね。いいんですよ、これをいちいち解説してたら小説になりまへんわな。雰囲気は十分すぎるほど出ております。
      エロ場面など無しで、こっち方向に走る、という手もあるのではなかろうかと、愚考いたします。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2013/02/23 20:06
    •  マッチロックさんが妙なことを言うてくださるので、妙な塩梅のやり取りになりましたが……。
       単純に、わたしが回を間違えてアップしただけの話です。
       さて。
       本編。
       ほんとに長いですね。
       でも、ちゃんと読ませてくれます。
       豪邸のリビングの様子が、とても良く書けてると思います。
       ホームステイでもなさってたんでしょうか?
       わたしは、テレビで見ただけですがが……。
       ものすごく、落ち着かない感じだよね。
       あんなところで、しかも靴履いてるんだからさ。
       日本間でコタツの方が、よっぽどくつろげるわい。
       余談ですが……。
       日本間に金髪って取り合わせは、非常にエロチックだと思います。

    • ––––––
      8. ハーレクイン
    • 2013/02/23 20:45
    • >マッチロックさん
      ●デビッド・キャンベルって、どっかで聞いたような名前だなあ。
      ●「くそだ!」。これは「shit!」ですかねえ。
      ●ゴルゴ13は「ふざけた名前」ですかあ、デビッド少尉。んでも売れてまっせえ。
      意味は知ってはりますか。「ゴルゴダの丘でキリストに茨の冠をかぶせ十字架にかけた13番目の男」っちゅう意味と聞いとります。
      >Mikikoさん
      >日本間に金髪……
      当然、着物だよね。
      で、正座してもらってお茶、と。
      そのうち、もじもじし始めるよね。もちろん足が痛くて。
      はなっから正座ができない、というお方も多いとか。
      わたしのかつての職場の同僚は、日本人のくせに正座が出来ませんでした。

    • ––––––
      9. マッチロック
    • 2013/02/23 20:52
    • お二人に、それなり(?)に褒めて頂き、ありがとうございます。
      ハーレクインさん
      マリーン(海兵隊)の装備等気になるようでしたら、動画、画像等ネットで満ち溢れているの検索してみてください。
      海兵隊と言えば、最近女性はサバイバルゲーム(俗にいうサバゲー)にハマっているらしく、高価なエアガン、ユニフォームを購入し、山の中を仲間でドンパチやるのが流行っているらしいです。お~コワ!
      Mikikoさん
      ホームスティの経験はありませんが、基地の近くに外人向けの借家(アメリカ仕様)があり、一時期住んだことがあり
      その経験が、役に立っていると思われます。その頃、日本では珍しい畳なしのフローディング。バスとトイレのコンビネーションでバスはシャワー使用。でもって風呂のイメージで入ったものだから、寝そべる形に・・今では良い思い出です。ちなみに隣は外人さんが住んでいて、日曜日になるとBQで分厚いステーキを焼いていたのが目に焼き付いています。

    • ––––––
      10. マッチロック
    • 2013/02/23 21:18
    • ハーレクインさん
      名前は名前と氏名を言いやすい物ををアトランダムで組み合わせたものです。男女問わず、その方法で行っています。
      「くそ!」は「fuck」の方が強いと思います。ちなみに動画でアフガンにおける海兵隊の作戦の様子を見ることが出来ますが、それはもう「fuck」の連発です。
      ゴルゴの件「んでも売れてまっせえ」
      まったくそのつもりはありません。ただ自国に及ばず外国まで知られているほど名器(あくまでもライフル・・ハーレクインさんだったら”女性のあそこか?”とツッコむ恐れが)だということを表現したまでです。
      Mikikoさん
      「日本間に金髪って取り合わせは・・」
      動画をさんざん見たおかげで、金髪はプールサイドかヘッドボードが金属パイプのベッドの上しか想像できません。あしからず。

    • ––––––
      11. ハーレクイン
    • 2013/02/23 22:28
    • 力いっぱい褒めてまっせ。
      なんやったら今度、力いっぱい、くさしたげまひょか。わたしが本気出すとみんな死にまっせ(これ、誰のセリフやったかなあ)。
      そもそも「海兵隊」というのがよくわからないんですよね。装備なんかはよろしいから、これだけは解説して貰えまへんやろか。
      一番知りたいのは、「米軍内部での位置づけ」です。もちろん、♪おヒマなら来てよね、で結構です
      サバイバルゲームって、まだやってる輩がおるんですか。しかも女性!
      なんとねえ。
      山の中で襲たろかな(逆にやられたりして)。
      名前の付け方。「言いやすいもの」ですか。
      わたしは、言いにくいもの、じゃなくて印象に残りそうなものを心がけています。過去・現在の知人の名前を借用したりもしています。これはほんとにやばいんですけどね。やり出すと止められないんですよ。
      あ、あと『リュック』の名字の様に、一つのテーマにそって命名することもあります。
      名器。
      何だ、ライフルの方か。
      海兵隊員がゴルゴを愛読してるのかと思った。

    • ––––––
      12. Mikiko
    • 2013/02/23 22:35
    •  やっぱり、実体験がおありなんですね。
       妙なリアリティがありましたもの。
       隣の外人の奥さんとは、何にも無かったんですか?
       正座。
       わたしも苦手な方です。
       飲み会でも、座敷は女性に嫌われます。
       最近は、掘りごたつ形式が多いですね。

    • ––––––
      13. ハーレクイン
    • 2013/02/23 23:05
    • 座敷での飲み会には、パンツスタイルで参加するんですよ。
      で、正座じゃなく胡坐で座る。どないでっか、楽でっせ(それじゃ、あやめさんだよ)。

    • ––––––
      14. マッチロック
    • 2013/02/24 02:14
    • ハーレクインさん
      アメリカ軍内での海兵隊は3軍(陸・海・空)以外の軍だと思ってもらえればいいと思います。他の国に関しては海軍または陸軍内の一部隊の位置づけとなっており、アメリカだけが独立した部隊(軍)の位置づけです。ちなみに3軍を出動させるには議会の承認を受けなければなりませんが、海兵隊は大統領の承認で出動することが出来ます(上陸作戦、即応展開するために議会を通すと時間がかかるので)。

    • ––––––
      15. ハーレクイン
    • 2013/02/24 07:44
    • さっそくご教示いただき有難うございます。
      えらい遅くにお手を煩わせましたようで、誠に恐縮です。
      “そのくらい、自分で調べんかい!”とお叱りを受けそうですが、何といっても専門家はポイントを的確に掴んではりますからねえ。
      いや、ほんとに有難うございました。
      で、海兵隊。
      三軍とは独立の部隊ですか。しかも、大統領直属、と。
      「迅速な対応」が命の組織、ということですね。
      警察でいうと、機動捜査隊みたいなものですかねえ(杉下警部)。
      当然、強いんでしょうねえ、海兵隊。
      で、大統領は手駒として、いつでも動かせる、と。
      なんか少し怖くなりますね。何といってもUSAは“世界の警察”らしいですから。
      それにしても、なぜ「海」兵隊なんでしょうね。誰だって海軍の一部と思っちゃいますよ。名は体を表す。
      重ねて、有難うございました。
      もし、生物がらみの疑問などおありでしたら、いつでも対応させていただきます(あるかい、んなもん)。
      あ、そういえばグリーンベレーっちゅうのがありますが……ああ、いやいや、今度は自分で調べます。

    • ––––––
      16. Mikiko
    • 2013/02/24 08:02
    •  最近の若い男性には、あぐらがかけない人がいるそうです。
       後ろにひっくり返ってしまうのだとか。
       小さいころから椅子で生活してますからね。
       和室自体、無かった家もあるのでしょう。
       床に直接座るという運動をして来なかったため……。
       股関節が固くなってるんですね。
       こういう人は、スポーツなどで怪我をしやすいんじゃないかな?
       胡座。
       ↑高校の時、これを“こしょう”と読んだやつがいたな。

    • ––––––
      17. ハーレクイン
    • 2013/02/24 09:12
    • はあー、日本人の体形変化もそこまで来ましたか。
      後ろにひっくり返ってしまうって、別に腹が出ているわけではないよね。
      ということは、正座なんて到底できないんだろうから、和室だと壁にもたれて脚を投げ出すか、いっそ寝っころがるか、しかないよね。座椅子という手もあるけど、どっちみち脚は伸ばすしかない。
      ふーん。
      あ、それで体育座りなのかなあ。
      しかし、社会に出たら困るんじゃないかね。和室での宴会ならまだしも、接待なんかだとまさか脚は投げ出せないだろうに。
      「胡坐」を“こしょう”ねえ。“こざ”と読む奴はよくいるけど。
      そういえば、「雲雀」を“まあじゃん”と呼んだお方がいたなあ。元気にしてはるんやろか。

    • ––––––
      18. ハーレクイン
    • 2013/02/24 09:18
    • 「胡坐」は「こざ」とも読むそうです。別に沖縄県だけではありません。
      御免ね、今まで私に笑われた方々。
      “お前の方がアホやんけ”と罵ってくれていいよ。

    • ––––––
      19. Mikiko
    • 2013/02/24 12:32
    •  上がり座敷の飲み屋も少なくなってるんじゃないですか?
       やっぱり、掘りごたつが喜ばれますよ。
       飲み屋を探せるネットでは、検索条件にもなってますから。
       うちの社長は、腰が悪くて胡座がかけないので……。
       座布団を重ねて座ってます。
       牢名主みたいですが、一番偉いのでそんなに違和感はありません。
       新入社員が座布団5枚くらい敷いて座ってたら、笑うよね。

    • ––––––
      20. ハーレクイン
    • 2013/02/24 18:41
    • 最後に座敷で飲んだのは、昨年の忘年会。ここは「掘りごたつ」形式でした。ただし足元に火は入ってなかったですが。
      その前に飲んだのは昨年秋の父親の13回忌。この時は純然たる座敷でした。
      うーむ。
      どっちが多いんだろうね。
      >新入社員が座布団5枚くらい敷いて座ってたら、笑うよね。
      上手い!
      座布団1枚追加!!
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