2015.7.10(金)
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「お、奥さん!
ボクは、前から奥さんのことが好きでした!」
「そんな、ダメです!
わたしには主人がいます。
今は、勤めに出てますけど。
今日は、遅くなると言ってました」
「そうですか。
ご主人、帰って来る気遣いは無いのですね」
「この家には、今、わたしひとりしかいません。
子どもたち2人は、おばあちゃんの家に、泊まりがけで遊びに行ってます。
今日は、誰も訪ねて来る予定はありません」
「てことは、今日、この家にいるのは、ボクと奥さんだけ?」
『ふふふ。
もう一人、ここにいるわよ』
「もちろん、そうですわ。
こんな広い家でわたしひとりなんて……。
とても物騒でしょ。
普段から、戸締まりにも気をつけてるんです。
だからさっき、あなたを入れたあと……。
ついうっかり、玄関の鍵も掛けてしまいましたわ」
「なんと。
手回しがいいですね。
ということは、この家は、ボクら2人の密室?」
「あぁ、そんなに揉まれたら……」
「揉まれたら、どうなんですか?」
「き、気持よくなってしまいます」
「ご主人は、揉んでくれないんですか?」
「若いころは、朝出かけるときも、挨拶代わりに揉んでくれました」
「でしょうね。
ボクだって、そうしたい」
「でも今は、すっかりご無沙汰です」
「気がしれません」
「仕事で、かなりのストレスを抱えてるみたいなんです。
休みの日は、田んぼも見なきゃなりませんし……。
いつも疲れてます」
「そしたら、夜の生活は?」
「まるでありません。
EDなんだと思います。
若いころは、毎朝、パジャマの上からもわかるほど勃ってたのに」
「朝起ちというやつですね」
「今は、まったくです。
もう、どうやっても勃たないようです」
「かわいそうに。
こんな素晴らしい身体をしてるのに。
持て余してるんじゃないですか?」
「ひとりでこんな広い家にいると、頭がヘンになりそうなときがあります」
「そんなときは……。
そういう格好をするんですか?」
「ええ。
こんな格好、家でひとりのときしか出来ませんから。
主人にも、見せたことがありません」
「もったいない。
もっと見せてください」
「お、奥さん!
ボクは、前から奥さんのことが好きでした!」
「そんな、ダメです!
わたしには主人がいます。
今は、勤めに出てますけど。
今日は、遅くなると言ってました」
「そうですか。
ご主人、帰って来る気遣いは無いのですね」
「この家には、今、わたしひとりしかいません。
子どもたち2人は、おばあちゃんの家に、泊まりがけで遊びに行ってます。
今日は、誰も訪ねて来る予定はありません」
「てことは、今日、この家にいるのは、ボクと奥さんだけ?」
『ふふふ。
もう一人、ここにいるわよ』
「もちろん、そうですわ。
こんな広い家でわたしひとりなんて……。
とても物騒でしょ。
普段から、戸締まりにも気をつけてるんです。
だからさっき、あなたを入れたあと……。
ついうっかり、玄関の鍵も掛けてしまいましたわ」
「なんと。
手回しがいいですね。
ということは、この家は、ボクら2人の密室?」
「あぁ、そんなに揉まれたら……」
「揉まれたら、どうなんですか?」
「き、気持よくなってしまいます」
「ご主人は、揉んでくれないんですか?」
「若いころは、朝出かけるときも、挨拶代わりに揉んでくれました」
「でしょうね。
ボクだって、そうしたい」
「でも今は、すっかりご無沙汰です」
「気がしれません」
「仕事で、かなりのストレスを抱えてるみたいなんです。
休みの日は、田んぼも見なきゃなりませんし……。
いつも疲れてます」
「そしたら、夜の生活は?」
「まるでありません。
EDなんだと思います。
若いころは、毎朝、パジャマの上からもわかるほど勃ってたのに」
「朝起ちというやつですね」
「今は、まったくです。
もう、どうやっても勃たないようです」
「かわいそうに。
こんな素晴らしい身体をしてるのに。
持て余してるんじゃないですか?」
「ひとりでこんな広い家にいると、頭がヘンになりそうなときがあります」
「そんなときは……。
そういう格好をするんですか?」
「ええ。
こんな格好、家でひとりのときしか出来ませんから。
主人にも、見せたことがありません」
「もったいない。
もっと見せてください」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2015/07/10 07:23
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これは、『スバル360』という車種のようです。
360ccなんでしょうね。
スピードは、どれくらい出たんでしょうか?
でも、このスタイルなら、今でも十分通用すると思います。
これほどフェンダーミラーが可愛いく見える車は、ほかに無いんじゃないでしょうか。
↓よく見ると、ドアが、今の車とは反対に開くようです。
http://blog-imgs-72.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150704103447793.jpg
↑「み」。
なんででしょう?
↓こちらは、『ダットサン』というトラック。
http://blog-imgs-72.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150704103448dc5.jpg
↑「み」。
なんと!
平成19年まで、現役でした。
http://blog-imgs-72.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2015070410345139b.jpg
↑「み」。
↓そしてこれは、わたしが大好きな団地です。
http://blog-imgs-72.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150704103518512.jpg
↑「み」。
↓玄関です。
http://blog-imgs-72.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150704103925149.jpg
↑「み」。
手洗い器が、玄関脇にあったんですね。
トイレは、やっぱり切ないですが。
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2. Mikiko- 2015/07/10 07:24
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向かい側の扉が、いいですね。
↓扉のアップです。
http://blog-imgs-72.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201507041035219ce.jpg
↑「み」。
こういう扉、NHKの『少年ドラマシリーズ』に出てきました。
今にも、扉から『謎の転校生』が顔を出しそうです。
↓この展示のモデルは、『ひばりが丘団地』だそうです。
http://blog-imgs-72.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150704103453870.jpg
↑「み」。
こういう団地、今は高齢化で大変のようです。
エレベーターも無いんじゃないでしょうか。
↓ベランダに、洗濯機。
http://blog-imgs-72.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201507041035201aa.jpg
↑「み」。
沖田艦長じゃありませんが……。
何もかもみな懐かしいです。
住んだこともないんですが。
↓ベランダから見た、ダイニング。
http://blog-imgs-72.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201507041034551c7.jpg
↑「み」。
わたしは、団地で暮らした経験はないのですが……。
なんとなく、土曜の午後の記憶に通じます。
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2015/07/10 13:51
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現在、赤ミニ女の妄想中だよね。
今回、ト書き(?)が無く、全て迫田くんと宮本の奥さん(で、いいんだよね)の会話です。その中で唯一、お題の『 』だけが、妄想者(?)赤ミニ女の台詞です。ただし、声に出したかどうかは定かではありません。
妄想の中の会話。その間に挟まる現実(?!)の独白。それを区別する記号、「 」と『 』。
上手い手法ですが、通常の文章内では使えないよね。「 」が台詞、『 』は台詞内の他者の発言や事物になりますからねえ。「……『 』……」てな具合です。
しかしややこしいなあ(そんなことでは『由美美弥』読者とは云えんぞ)。
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4. ハーレクイン- 2015/07/10 13:56
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お褒め頂き、ありがとうございます(富士重工業広報部HQ)。
『360』は、もちろんエンジン排気量が360ccであることを意味します。かつての『軽自動車』の規格では、360ccが上限だったんですね。
『スバル』は『昴』。おうし座にある散開星団(なんじゃ、これ)、『プレアデス星団』の和名(?)です。特に明るい星が六つ見えるので『六連星(むつらぼし)』の呼称もあります。富士重工のシンボルマークですね。
スバル360。
これで4人乗りです。車内の窮屈さはしょうがないところでしょう。
駆動方式はRR(リアエンジン・リアドライブ)、車体後部にエンジンを積み、後輪を駆動する方式でした。過酷な走行テストを繰り返し、耐久性は折り紙つき。
1958年販売開始以来、売れに売れまくった揚句、1970年に生産終了。その歴史を閉じました。
♪我は行く さらば昴よ
ダットサン。
東南アジアでは現在も現役で走っているとか。
英名はDatsunですが、海外では「ダッツン」と発音するそうです。
社内事情で、ブランド名をニッサンに統一しようということで、現在『ダットサン』は消滅しちゃいました。
>わたしが大好きな団地
あれだけ広大な敷地にどデカい家。結構な暮らしではないか。
何を好き好んで狭い団地に憧れるのかのう。
ほんとに狭いよ、団地。ベランダだって奥行が無いからほとんど“カニ歩き”しなきゃならんし。
団地の高齢化。
ほんとにねえ、切実です。
こちらでは何といっても府北部、豊中市と吹田市にまたがる巨大団地『千里ニュータウン』がそのシンボルですね。大阪万博に合わせて作られましたから40~50年前。住民の高齢化ははなはだしいものがあります。
当時は各戸に浴室が無くてね、地域ごとに銭湯が開業しました。現在は浴室付きに変わりましたから、どうなってるんですかね、銭湯。
『土曜の午後の記憶』って何だろうね。
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5. Mikiko- 2015/07/10 19:47
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地の文がありませんな。
手抜きと言われても仕方ないですが……。
地の文なんかなくても、登場人物がぜんぶ説明してくれるんです。
饒舌な登場人物を出すと、楽でしかたありません。
ゴルゴ13だと、こうはいかんわな。
スバル360。
わたしは、走ってるところを見た記憶があります。
ということは、かなりの年数を経た車体だったわけですね。
丈夫だったということでしょう。
でも、トラックとぶつかったら、ひとたまりもないでしょうね。
100坪の敷地に、8DK、もひとつK、トイレ2つ。
母が亡くなったら、ここに住むのはわたし1人。
草取りはしなきゃならんわ、雪かきはしなきゃならんわ、掃除は大変だわで……。
今から不安でなりません。
やっぱ、売っぱらって、小さい集合住宅に移るのが現実的でしょ。
できれば、市営住宅に入りたいです。
共同風呂のある団地もあったようですね。
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6. ハーレクイン- 2015/07/10 21:15
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近所の幼馴染と自転車で連れもって(大阪語;連れ立って)町中をあてもなく走り、出会うスバル360を数えるという、意味のない遊びをやったことがあります。それほど、当時の町中にはスバルが溢れ返っていました。
なるほどー、老後の心配ですか。
家が大きければそれなりにやっかいごとはあると、こういうことですね。
でも市営住宅なんかだと、結構近所づきあいが難しい、なんてこともあるのではないでしょうか。
人生、悩みは絶えないなあ。
ほう、団地に共同風呂。
どこやらのリゾートマンションみたいだね。
で、地の文、無し問題。
手抜きなどとは言いません、新鮮です。一度シナリオ形式で書くのもいいもんですぜ。
ゴルゴをシナリオにしたら……、
何でも屋の親爺「き、聞かせてくれ、一言でいい」
ゴルゴ「…………」
親爺「ハーケンクロイツを復活させようという理由は?」
ゴルゴ「…………」
親爺「歴史を50年前に戻そうという理由は?」
ゴルゴ「…………」
親爺「相手は、ユダヤ人だな」
ゴルゴ「すべて……俺自身が生きるための賭けだ」
発言回数は、親爺:ゴルゴ=4:1 です。
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7. Mikiko- 2015/07/11 08:16
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単身者専用の団地というのが存在し、そこに共同風呂があったようです。
↓建て替えを待つ赤羽台団地のレポート
http://www.k-mil.net/hensyu/ittemita/akabanedai1.html
世には団地マニアという人たちがいて……。
各地の団地を回るツアーなども行われるようです。
東京に住んでたら、わたしも参加したいです。
新潟市の市営住宅。
↓当然のことながら、持ち家がある人は入居できません。
http://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/jyutaku/jukankyo/01sieijutaku/nyukyoannai.files/27_2sikaku.pdf
家を売ってから、抽選に外れ続けるとしたら……。
ちょっと辛いですね。
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8. ハーレクイン- 2015/07/11 08:54
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理解できん。
公営住宅は、抽選倍率の高いとこだと、なかなか当たらないそうです。でも、そういうところを一発で当てた人もいます。
絶対に当てたいなら、倍率が1を切るとこですね。確実に当たります(当たるというより無抽選だよ)。もちろんそういうところは、不便極まる場所とか、築100年とか(そんなアホな)。
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9. Mikiko- 2015/07/11 12:56
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大いに共鳴できます。
↓松戸市立博物館まで、わざわざ見に行ったくらいですから。
http://www.another-tokyo.com/archives/50496316.html
新潟市の市営住宅。
倍率を見たら、20倍くらいでした。
抽選って、年に何回あるんですかね?
10回あるんなら、2年以内に当たる確率ですが……。
年1回の抽選じゃ、当たるころには人生が終わってます。
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10. ハーレクイン- 2015/07/11 14:56
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こちらの府営住宅は、年1回だそうです。
はい、人生おしまい。
ちーん(壇蜜、じゃなくて仏壇の鈴〔りん〕の音)。