Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 1554
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 美弥子の脳裏には、万里亜と男性の性交シーンが浮かんでいた。
 万里亜は、ベッドに四つん這いになっている。
 長い黒髪を振りあげると、隠れていた表情が見えた。
 三日月形に細らんだ双眸が、隠微に潤んでいる。
 半開きの唇からは、ため息の胞子が噴きあがる。
 真下を向いた乳房は、綺麗なコニーデを形作っていた。
 火山の頂点からは、真紅の乳首が、地を差す指のように突き出ていた。
 勃起しきっている。
 触れれば、弦楽器の音色が奏でられそうだった。

 僅かに脂肪の載った下腹部の肉が、規則的に振動していた。
 豊かに膨らんだ尻には、さざ波が立っている。
 後ろから、男性が腰をぶつけているのだ。
 腰が後退するとき、赤黒い肉棒が現れる。
 万里亜の陰裂が、肉棒に絡んで捲れあがった。
 さらにその下には、怒張した陰核。
 包皮から覗く、眼球さながらに張り詰めた球体に、前後動する肉棒が映っていた。

 男性の前後動が、急速に高まる。
 荒い息が、クライマックスを告げていた。
 尻たぶが、鰓のように明滅する。
 そして、打ちつけられた腰が、そのまま万里亜の尻に貼りついた。
 振動のさざ波が、万里亜の尻から太腿を伝い下りる。
 男性の腹筋が、深い断裂を浮き立たせていた。

 男性が、ゆっくりと腰を引いていく。
 赤黒い肉棒が、徐々に引き出される。
 練り立てられた万里亜の膣液が、白く色を変え、肉棒に網目模様を描いている。
 万里亜の陰裂が息づきながら解れ、亀頭が潜り出る。
 亀頭の先が、万里亜の肛門を舐めあげて離陸した。
 まだ怒張を保っているのだ。
 抜け出た亀頭に名残を惜しむように、万里亜の膣口から精液が零れ出る。
 粘性を帯びた白い液体は、万里亜の陰裂の縁を伝い、巨大な陰核にまとわりつく。
 陰核は、たちまち砂糖玉に姿を変えた。

「どうしたの、あなた?」
「え?」

 いつの間にか、目の前に万里亜が立っていた。
 トイレから戻っていたようだ。
 頭の中を覗かれた気がして、美弥子は視線を泳がせた。

「ぼーっとしちゃって。
 でも、すっごいヤらしい顔してた。
 ヘンなこと考えてたでしょ?」
「そんな……」
「隠したってダメよ。
 あなたが変態さんなのは、すっかりわかってるんだから。
 それより、ちょっと見て」
由美と美弥子 1553目次由美と美弥子 1555





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2014/08/04 07:31
    • み「それじゃそろそろ、おいとましますかの」
      主「あ、庭を見て行かれませんか?」
      み「ほー。
       庭があるのか」
      主「ぜひ、見てください。
       このサンルームから、出られます」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014072011554846d.jpg
      み「この床って、建築当初からのもの?」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014080219480816c.jpg
      主「そうです」
      律「変わった模様よね」
      主「これ、寄木細工なんですよ」
      み「げ。
       プリントじゃないの?」
      主「木を組み合わせて作ってあります」
      律「どうりで。
       足ざわりが違うもの」
      み「なんともはや。
       地主のやることはわからんわ」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140802194811c4c.gif
      ↑遠山金四郎は、実は大痔主で、馬に乗れなかったそうです。
      み「こんなの、いくらかかるんだ?」
      主「さー。
       今どき、こんな床を注文する人もいないと思います」
      み「やったことのある職人だっていないんじゃないの?
       こうして、伝統技術は廃れていくわけだな。
       華族とか地主を無くしちゃったのが……。
       日本文化にとって、どれだけの損失だったか、よく分かるね」

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2014/08/04 07:31
    • 主「それでは、こちらからどうぞ」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140720115545cf0.jpg
      み「チビた下駄だな(たぶん、↓こんなのは置いてないと思います)」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014080219481074e.jpg
      み「乞食の下駄じゃないのか?」
      律「何よそれ?」
      み「うちのバアチャンが、チビた下駄を見ると……。
       必ず、乞食の下駄と言っておった。
       でも、庭園を歩くのに、下駄は最適かも知れんね」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014080219481366b.jpg
      律「どうして?」
      み「下駄は、地面と接する面積が少ないから……。
       下草を痛めたり、土を踏み固めたりしないから」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140802195100c56.jpg
      ↑新潟県三条市の『三条祭り』で、大名行列を先導する天狗さま。天狗さまが転ぶと災いが起こると云われており、天狗さまに扮する人は責任重大です。
      律「何で、土を固めるといけないの?」
      み「根は呼吸をしているのです。
       土が固まると、根が窒息してしまうの。
       巨木の周りが柵で囲まれてあったりするのは……。
       根回りの土を踏み固められないようにしてるのです」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140802194814c65.jpg
      ↑鹿児島県薩摩川内市、新田神社の大樟。
      主「へー。
       そんな知識まで持たれてるなんて、博識ですね」
      み「えへん。
       ま、これは叔父の受け売りだがな」
       続きは、次回。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2014/08/04 09:31
    • そらあ、わかっとります。万里亜さん。
      で、この後どうしようと……。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2014/08/04 20:12
    •  まだ続いてるんでしょうか。
       台風は、韓国に行っちゃったんですよね。
       それにしても、ものすごい雨量みたいです。
       お遍路さんなんて、どうしてるんでしょう?
       命まで無くしたら、元も子もありませんよ。

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2014/08/04 20:57
    • 多いところで1時間に50ミリ超だそうです。
      すごいですね。
      降った雨がそのままたまったとすると、1時間で5センチの深さになるということですからね。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2014/08/05 07:45
    •  韓国に台風。
       中国に地震。
       アジアは揺れております。
       四国では、累積の雨量が、1,000ミリを超えてるところがあるようです。
       1,000ミリってのは、1メートルです。
       これが低いところに押し寄せるんですから……。
       ほとんど津波ですよね。
       考えただけで空恐ろしいです。

    • ––––––
      7. ハーレクイン
    • 2014/08/05 10:56
    • どれだけの期間の累積量なのかわかりませんが、ひょっとしたら普通の雨量計では測定できないかもしれませんね。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2014/08/05 21:04
    •  毎日の雨量を足していけばいいだけではないか。

    • ––––––
      9. ハーレクイン
    • 2014/08/05 23:00
    • 何日分を累計して1000mmなのか、ということだよ。
      「降り始めから」ということか?

    • ––––––
      10. Mikiko
    • 2014/08/06 08:02
    •  降り始めから、と言うことらしいです。
       高知県香美市では、1,300ミリを超えたとか。
       ↓ちなみに、東京の年間降水量は、1,460ミリです。
      http://www.water.go.jp/honsya/honsya/referenc/siryou/kagaku/0303.html

    • ––––––
      11. ハーレクイン
    • 2014/08/06 10:04
    • 日本の平均年間降水量は2000ミリと覚えます。
      もちろん地方によりずいぶんばらつきがあります。

    • ––––––
      12. Mikiko
    • 2014/08/06 20:51
    •  降水量を覚えるのだ?
       地学でないの?

    • ––––––
      13. ハーレクイン
    • 2014/08/06 22:16
    • 忘れたか。
      入試生物の必須事項の一つに、全世界、および日本全体の年平均気温・年平均降水量のデータを覚えにゃならんのだよ(大変だよ、まったく)。
      なんでこんなのを生物で覚えにゃならんのかというと、植物の分布は気温と降水量で決まる。で、植物の分布が決まると動物の分布も決まる。つまり生物全体の分布、これを生態系というのだが、これが気温・降水量で決まるというわけだな。
      生態系の知識は入試生物で必須だよ。難しいぞう。

    • ––––––
      14. Mikiko
    • 2014/08/07 07:25
    •  ミドリムシみたいなのが出てきたあたりで、諦めました。

    • ––––––
      15. ハーレクイン
    • 2014/08/07 09:42
    • 生物の教科書のかなり始めの方に登場すると思うが……。
      実物を見たことはおありかな。

    • ––––––
      16. Mikiko
    • 2014/08/07 19:52
    •  池とかにいるんでしょうかね?
       あんなのが泳いでるのを見たことは、残念ながら有り申さん。

    • ––––––
      17. ハーレクイン
    • 2014/08/07 23:16
    • ミドリムシの体長は0.07ミリメートル。
      肉眼では見えんよ。
      池や沼におるのは間違いないがね。
      かの有名なゾウリムシの体長は0.2ミリメートル。
      こちらはフラスコなどのガラス容器に入れると、小さな白点が泳ぐのが見えます。
      念の為、ミドリムシもゾウリムシも単細胞生物です。

    • ––––––
      18. Mikiko
    • 2014/08/08 07:41
    •  実物を見たことなど、あるわけないではないか。

    • ––––––
      19. Mikiko
    • 2014/08/08 07:42
    •  わたしも見ました。
       昭和という時代が頂点だった『生命の樹』。
       ぜひ、拝んでみたいです。
       内部は、エスカレーターで昇るんでないの?

    • ––––––
      20. ハーレクイン
    • 2014/08/08 09:31
    • なんだ、見たことないのかミドリムシ。
      そこらの、中学校の理科室にあるようなしょぼい顕微鏡でも見えるよ。
      太陽の塔の体内。
      下の方にはエスカレーターがありましたかね。
      上の方は階段で登っていたようです。
      いずれにしましても、一般公開されるとなると内部も大きく変貌するんでしょうね。
      「生命の樹」
      SFでは魅力的なテーマとして、様々な角度から多くの作品のテーマとして取り上げられています。
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