2014.7.2(水)
剃りあげた恥丘の毛穴が見えるまで近づくと……。
眼前に、球体が大写しになった。
悦楽を得るためだけに発達した器官は……。
皮を脱ぎ去り、鼓動していた。
美弥子は顔ごと倒し、球体を口中に迎えた。
「はぅぅぅ」
頭上で、万里亜の声が吹きあがる。
万里亜の指が、美弥子の髪をかき回していた。
片手の感触だけだった。
iPhoneはまだ、残る手で高く掲げられているのだろう。
美弥子は両手で、万里亜の尻を引きつけた。
腐肉のように柔らかかった。
口中の陰核を、吸いあげる。
「ひぃっ」
万里亜の喉笛が鳴った。
口中の陰核は、ホオズキのごとく張り詰めていた。
針で突けば、破れそうなほどだった。
そして……。
熱かった。
血液が煮えたぎっていた。
球体の中では、悦楽の狂宴が始まっているのだ。
歯を当てないよう気をつけながら、口中一杯に吸いあげる。
膨れきったところで、尖らせた舌先で突く。
球体は舌を弾き返し、弦楽器のように震えた。
これをリズミカルに繰り返す。
「あひっ。
あひあひ」
万里亜の腰が、ガクガクと前後し始めた。
落とせる。
美弥子は、こめかみに痛みが走るほど、吸引を強めた。
刹那……。
美弥子の口中から、球体が失われた。
大きな音が、前方で響いた。
万里亜が、美弥子の頭を突き放し、その勢いのまま、背中を壁に打ちつけたのだ。
「あー、危なかったぁ。
こんなとこでイカされたら、形勢大逆転だわ。
でもあなた、超上手い。
あんなフェラされたら、男ならあっという間よ。
どこで覚えたのかしら?」
眼前に、球体が大写しになった。
悦楽を得るためだけに発達した器官は……。
皮を脱ぎ去り、鼓動していた。
美弥子は顔ごと倒し、球体を口中に迎えた。
「はぅぅぅ」
頭上で、万里亜の声が吹きあがる。
万里亜の指が、美弥子の髪をかき回していた。
片手の感触だけだった。
iPhoneはまだ、残る手で高く掲げられているのだろう。
美弥子は両手で、万里亜の尻を引きつけた。
腐肉のように柔らかかった。
口中の陰核を、吸いあげる。
「ひぃっ」
万里亜の喉笛が鳴った。
口中の陰核は、ホオズキのごとく張り詰めていた。
針で突けば、破れそうなほどだった。
そして……。
熱かった。
血液が煮えたぎっていた。
球体の中では、悦楽の狂宴が始まっているのだ。
歯を当てないよう気をつけながら、口中一杯に吸いあげる。
膨れきったところで、尖らせた舌先で突く。
球体は舌を弾き返し、弦楽器のように震えた。
これをリズミカルに繰り返す。
「あひっ。
あひあひ」
万里亜の腰が、ガクガクと前後し始めた。
落とせる。
美弥子は、こめかみに痛みが走るほど、吸引を強めた。
刹那……。
美弥子の口中から、球体が失われた。
大きな音が、前方で響いた。
万里亜が、美弥子の頭を突き放し、その勢いのまま、背中を壁に打ちつけたのだ。
「あー、危なかったぁ。
こんなとこでイカされたら、形勢大逆転だわ。
でもあなた、超上手い。
あんなフェラされたら、男ならあっという間よ。
どこで覚えたのかしら?」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2014/07/02 07:29
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み「客の疑問に対し、店主答えて曰く……。
『こっちの脳みそは、新品同然なんです』」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201406291019381e5.jpg
み「『なにしろ、ぜんぜん使ってませんから』」
律「イマイチ、面白くない。
なんで太宰の生まれ故郷で、小話を聞かされなきゃならないのかしら」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140629101837ec0.jpg
み「良いではないか。
太宰には、ユーモア溢れる小品もたくさんあるし。
きっと、小話も好んだであろう。
↓『畜犬談』っていう小品は、記憶に残ってる」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/246_34649.html
律「でも、今の小話には笑わなかったと思うわ」
み「さよかい」
律「あ、看板が出てる」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140629101840b37.jpg
↑これは、『斜陽館』の方向からの看板かも知れません。
律「あれじゃない?」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140629101838c3e.jpg
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2. Mikiko- 2014/07/02 07:30
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み「おー、こういう小ぢんまりした古い家屋って、いいもんだね」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014062910193447b.jpg
律「落ち着きそうね。
住んでみたいわ」
み「住んだら大変ですぞ」
律「どうして」
み「まず、冬の雪下ろし。
どうします、この屋根に雪が積もったら?」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140629101937a71.jpg
↑雪下ろしをしたところ。
律「ほっとくしかないじゃない。
潰れないでしょ」
み「甘い。
たとえ、潰れなくても……。
大いに支障が出るのじゃ」
律「どんな?」
み「襖が開かなくなるのよ。
雪の重みで。
下手すりゃ密室です」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201406291018358ea.jpg
↑猫の手を借りても、ぜったいに開けられません。
み「朝起きたら、部屋から出られなくなってたりするわけ」
律「襖を開けておけばいいんじゃないの?」
み「寒いだろ!
ただでさえ日本家屋は寒いの。
津軽の真冬に、襖を開けて寝れますか」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201406291019350ca.jpg
↑奥の部屋が、太宰の仕事部屋だったそうです。ここで、23本の作品が執筆されました。
律「セントラルヒーティングを入れればいいんじゃない」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140629101834d19.jpg
み「隙間だらけの日本家屋に、そんなものが付けられるか!」
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2014/07/02 08:37
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もうちょっとだったのになあ、美弥ちゃん。女教授の時は上手くいったのにね。
さすが万里亜さま。このあたりそつが無いわ。
美弥ちゃんんでは太刀打ちできんかなあ。
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4. ハーレクイン- 2014/07/02 08:38
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お気楽女性の脳の方が高価。
その心は、「新品だから」
なるほどね。
太宰『蓄犬談』。
今日は忙しいので、あとでゆっくり読ませてもらいます。
太宰の疎開の家。
小じんまりした、ねえ。
うちよりは広そうだよ。
雪下ろしかあ。
雪国にはどこまでもついて回る問題なんだね。
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5. Mikiko- 2014/07/02 19:51
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珍しいこともあるものですな。
わが家は、このあたりでは小じんまりした家ですが……。
1階に5部屋とDK、2階に3部屋あります。
住人は、2人です。
ご近所は、どこもこんな感じじゃないでしょうか。
雪下ろし。
うら若いときに一度、2階の屋根に登ったことがあります。
今はもう、とうてい出来ません。
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6. ハーレクイン- 2014/07/02 20:26
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8部屋にDK。
ま、好きにしろ。
高所恐怖症HQ。
わたしは、実家の屋根が壊れたとき、2階の屋根に上れと言われました。
別に逆らうつもりはなかったのですが、足がすくんでどうしても登れませんでした。
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7. Mikiko- 2014/07/03 07:29
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屋根に登って落ちる人が後を絶ちません。
あと、水害のとき、田んぼや用水を見に行って流される人。
見に行ったところで、どうにかなるものじゃありません。
災害が猛威を振るってるときは、身を守ることだけを考えるべきです。
ときには、家や田畑を諦める勇気も必要でしょう。
これからの日本、風水害は、ますます激烈になっていくと思われます。
こういうことを考えると……。
借家住まいという選択肢も、大いにあり得ますよね。
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8. ハーレクイン- 2014/07/03 10:18
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田んぼや用水で流される、というのは想像つきません。
そんなに凄いんでしょうか、水の勢い。
わたしは、実家を妹夫婦に譲って以来、ずっと借家住まいです。
はは、のんきだねー♪
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9. Mikiko- 2014/07/03 19:44
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↓新潟県三条市で大水害がありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%9016%E5%B9%B47%E6%9C%88%E6%96%B0%E6%BD%9F%E3%83%BB%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E8%B1%AA%E9%9B%A8
天井川の堤防が切れたため、大災害となりました。
わたしは、片付けの手伝いに行ったのですが……。
驚きましたね。
わたしの頭上はるかな高垣のてっぺんに、稲が束になってひっかかってたんです。
水面が、その高さまであったということです。
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10. ハーレクイン- 2014/07/03 20:51
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ふむ。
そう言われてみれば……
何度か書きましたが、うちの近くの川も実にしょぼい流れなのですが、堤防はむやみに高い。
かつて、大水害があったのでしょうか。
こんど確かめてみんとなあ。
あの、大黒屋光太夫ね。
江戸期に難破・漂流し、サンクトペテルスブルクで女帝エカテリーナⅡに謁見し帰国した人物です。
この漂流譚の中に、シベリアの山中ではるか数十メートルの樹上に馬の死骸が掛かっているという記述があります。つまり、冬場にはその高さまで雪が降り積もるということですね。
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11. Mikiko- 2014/07/04 07:40
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↓天井川で、川床が高いからだと思います。
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201407040628528cc.jpg
こういう堤防が切れたら、水の勢いに位置エネルギーが加わりますから……。
津波のように人家に襲いかかります。
大黒屋話。
ホラ臭い。
鈴木牧之の「積雪十八丈」の類では?
シベリア気団ってのは……。
低温だけど、乾燥してるんじゃなかった?
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12. ハーレクイン- 2014/07/04 10:41
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そんなに高いかなあ、川。
よくわからないんだよね。
川の名前を書きたくってうずうずしてるんだけど、さすがにためらわれます。
ま、市内を流れる川って、2本しかないんだけどね。
積雪十八丈。
白髪三千丈、というのもありますな。
李白の『秋浦歌』の一句です。
Wikiによりますと……、
シベリア気団(シベリアきだん)は、秋から冬にかけてシベリアの大陸上に居座る、低温で乾燥した気団。寒帯大陸性気団に属する。日本では冬の西高東低の気圧配置の一翼となり、日本海側に大雪、太平洋側に空っ風をもたらす。
だそうです。
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13. Mikiko- 2014/07/04 20:19
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芥川ですね。
Wikiでは、「女瀬川との合流付近から下流はやや天井川となっており」とありました。
さらに、「昭和28年9月の台風13号による淀川洪水では、女瀬川との合流点付近で破堤。芥川右岸の堤防が約150mにわたって破れたため、富田町、三箇枚村、味生村一帯の約1,700ha(17km2)が浸水した」そうです。
シベリア気団が、日本海側に大雪をもたらすのは……。
日本海を渡ってくるときに、大量の水蒸気を孕むためです。
大陸にいるときは、乾いてるはず。
調べてみたら……。
シベリアは、日本の太平洋側と同様、冬期に降水量が少なくなるそうです。
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14. ハーレクイン- 2014/07/04 22:25
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ありません。
檜尾(ひお)川です。
ああ、書いちゃったよ。
ま、芥川を否定すれば檜尾川しかないんだけどね。
「シベリアは、冬季の降水量が少ない」
へええー。じゃ、雪はいつ降るんだろう。
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15. ハーレクイン- 2014/07/05 02:54
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読みました。
出だしは実によく似ています、わたしと。
>私は、犬については自信がある。いつの日か、かならずいつか喰いつかれるであろうという自信である。
これは以前に書きましたが、わたしは子供の頃、犬に咬まれました。背中です。逃げ出す私を追いかけて、背後から襲いかかったのですね。太宰先生仰せのとおり、これを「猛獣」といわずしてなんといいましょう。
犬は必ず鎖につないでほしいものです。
>飼い主に談判するなど、その友人の弱気をもってしては、とてもできぬことである
さあ、これはどうなのでしょう。
もちろん、当時小学生のわたしには談判もへったくれもありませんが、父親はどうだったかなあ。あの性格からしたら談判に行ったかもしれません。
それにしても、早春の練兵場を「ポチ」を連れて散歩する太宰。
毒殺がかなわなかったポチ。
最期を看取ってくれたんでしょうかねえ、太宰。
うちの犬はコロといいましたが、最後は保健所でした。すまぬ、コロ。