Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 1505
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 平日の昼間ということもあるのだろう、店内には数えるほどの客しかいなかった。
 書店のカバーが掛けられた、買ったばかりの本を開いている人もいた。
 万里亜は美弥子を先導し、店の奥に歩みを進めた。

 この店には、高校時代、ほんの2,3度だが入ったことがある。
 間口が狭く、奥に伸びた構造だった。
 書店のあるフロアの構造が、正確な矩形を成していないようで、そのツケがこの店に回っていた。
 店は、奥に向かって細まっているのだ。
 三角錐のような形状だ。
 間口近くでは、通路の両側に4人掛けの座席があったが……。
 奥の方では、2人向かい合わせの座席が、片側にあるだけだった。
 座席の側面は壁ではなく、アクリル板を思わせるパネルになっていた。
 薄茶色のパネルの向こうには、外の通路が透けて見えた。
 しかし、通路側からは、店内が見えないのだ。
 マジックミラーのような造りになっているのだろう。

 万里亜が選んだのは、その一番奥の席だった。
 万里亜は、入口を背にした座席に手を掛け、向かい側の席を美弥子に促した。
 美弥子は、店の一番奥まった席に座ることになった。
 袋小路に追い詰められた気がした。

 無愛想な女店員が水を置いて注文を取り、やがてホットコーヒーが2つ運ばれてきた。
 それまで、他愛のない思い出話をしていた万里亜が、湯気の立つテーブルに身を乗り出した。
 表情が変わっていた。
 潤んだ大粒の瞳には、さざ波が揺れて見えた。
 こんな目で見つめられたら、自制できる男は少ないのではないか。
 それほどまでに、隠微な眼差しだった。

「あなた……。
 高校時代、あの先生のペットだったのよね?」
「え?」
「隠さなくてもいいのよ。
 わかってたんだから。
 あなたが、あの鳥小屋に入ってたこと」

 傍で聞いている者がいたとしても、“鳥小屋”が何のことか呑みこめないだろう。
 しかし美弥子には、はっきりと判った。
 保健室の奥にあった、大きな物入れだ。
 観音開きの前面扉は、百葉箱めいた細長い横板で覆われていた。
 その物入れに全裸で入れられた美弥子は、横板の隙間から、さまざまなショーを見せられたのだ。
由美と美弥子 1504目次由美と美弥子 1506




コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2014/05/28 07:24
    • み「ほんとにケチなんだから。
       じゃ、立て替えといて」
      律「あんたが立て替えればいいでしょ」
      み「あにゃたね。
       お金で友だちなくすと思うよ」
      律「友だちより、お金が大事」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201405252009548d6.jpg
      み「あちゃー。
       すかたない。
       それじゃ、わたしがお立て替えしましょう」
      律「何書いてるの?」
      み「借用書」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140525200957fcd.jpg
      み「利息は、10分で1割になります」
      律「ヤミ金よりヒドいじゃないの!」
      み「よーし。
       じゃ、いっそのこと、賭けにしない?
       負けたほうが、綺麗さっぱり払う」
      律「どんな賭けよ?」
      み「“しじみラーメン”に、しじみがいくつ入ってるか?」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014052520095528a.jpg
      み「奇数と偶数を当てるわけ。
       丁半博打ね」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014052520095983a.jpg
      律「そんなの数えてたら、ラーメンが伸びちゃうでしょ」

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2014/05/28 07:25
    • み「そしたら……。
       とりあえず、麺だけ食べちゃって、“しじみごはん”で勝負しよう。
       丁半、どっち?」
      律「よし、丁!」
      み「丁、入りました。
       半方ないか?、半方ないか?」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201405252010202a3.jpg
      律「あんたしかいないでしょ」
      み「じゃ、わたしも丁」
      律「それじゃ、勝負にならないわよ」
      み「わたしは、丁が、超好きなの」
      律「洒落のつもり?」
      み「ていうか、半は、半端とか半ちくとか、あまりいい語感がしないじゃない」
      律「じゃ、わたしが半でいいわよ。
       でもあんた、『半七捕物帳』が好きだったんじゃないの?」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140525201019cfa.jpg
      み「あ。
       じゃ、わたしも半」
      律「だから、2人が半じゃ、勝負にならないでしょ。
       そんなら、わたしは丁に戻すわ」
      み「うーん。
       丁も捨てがたい。
       そしたら、丁半両建て!」
      律「ダメに決まってるでしょ。
       そもそも、そんなことして何の意味があるのよ」
      み「ぜったいに負けないではないか」
      律「勝負には負けなくても……。
       テラ銭を取られるから、確実に損よ」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201405252009562a4.jpg
       続きは、次回。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2014/05/28 13:52
    • 店の構造がよくつかめないなあ。
      書店と同じフロアに喫茶店があるということだな。
      前回を読み返しちまったよ。
      で、側面のパネルから外が透けて見えるということは、側面が外に面している、ということだよね。
      当たり前だけど、入り口は外に面しているわけだから、角地にあるということなのかなあ、この店。
      あ、違うか、何階にあるんだ、この店。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2014/05/28 13:54
    • >律「友だちより、お金が大事」
      至言だな、せんせ。
      貸借より賭け。
      立派な行動だな「み」さん。
      女壷振り師。
      だれだ?
      テラ銭の「テラ」とは……、
      あ、フライングかな。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2014/05/28 19:38
    •  喫茶店。
       構造は、詳しく考えて書いてるわけでないから、てきとーにご理解いただきたい。
       書店と喫茶店の間には、廊下というか、通路が通ってるんでないの?
       パネルは、その通路に面してるわけですね。
       階数までは、想定しておらんです。
       ちなみに、新潟の紀伊國屋書店は、2階にありました。
       ちまちま割り勘にするより……。
       その場その場で、賭け勝負した方が、ずっとおもろいと思います。
       ドームみたいなカプセルに入った、携帯用のサイコロ装置とか、無いですかね。
       女壺振り師。
       ↓残念ながら、出典は書かれてませんでした。
      http://markethack.net/archives/51831537.html
       テラ銭については、フライングありません。
       ご自由にお書きください。

    • ––––––
      6.
    • 2014/05/28 21:24
    • なんて出てきたか?
      ドームみたいな……。
      昔の喫茶店にはよくあったよね。
      近ごろはさっぱり見かけなくなったなあ。
      女壷振り師、とくると江波杏子サンなんだが、どうも違うな。
      テラ銭。
      大した話ではありません。
      昔(江戸時代)の鉄火場が、寺の本堂を借りて行われていたことに由来します。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2014/05/29 07:30
    •  ↓柏原芳恵の名曲です。
      http://www.youtube.com/watch?v=m89eBRFvXlI
       真っ直ぐで太い足。
       いいですねー。
       ↓ドームみたいなヤツは、占いマシンだったと思います。
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140529072749ea8.jpg
       お寺は寺社奉行の管轄で……。
       町奉行が手を出せなかったからですね。
       本日、マッチロック・ショーは、休戦日です。

    • ––––––
      8.
    • 2014/05/29 12:19
    • わたしはやはり岩崎宏美だなあ。
      歌唱力が段違い平行棒だよ。
      占いマシン。
      おみくじが出てくるんだよね。
      わたしの見知っているのは、こんな小奇麗なのではありませんでしたが……。
      寺社奉行と町奉行。
      あと、勘定奉行を合わせて三奉行。
      いずれも、庶民に関わりのある役職だったそうです。
      マッチロック・ショーは、休戦日。
      ま、争い事が無いのは結構なことです。

    • ––––––
      9. Mikiko
    • 2014/05/29 19:36
    •  ただの酔っぱらいが板に付きましたね。
       改名したのか?
       80年代アイドルは、歌唱力だけでは語れませんぞ。
       携帯用丁半博打装置。
       よく考えたら、コイントスでいいじゃん。
       でも、わたしはあのトスが苦手で、キャッチできたためしが無いのです。
       それでは、ここで問題です。
       寺社奉行、町奉行、勘定奉行の中で……。
       一番偉かったのはだれ?

    • ––––––
      10. ハーレクイン
    • 2014/05/29 20:22
    • いい加減にしてくれよ。
      偉かったかどうかはともかく……
      町奉行、勘定奉行は旗本から任命されたのに対し、
      寺社奉行は譜代大名から任命されたそうです。
      別に、なんの働きもしてなかったと思いますが。

    • ––––––
      11. Mikiko
    • 2014/05/30 07:40
    •  江戸市中です。
       勘定奉行が携わるのも、幕府の財政だけです。
       諸藩は、独立採算ですから。
       それに対し、寺社奉行は、日本全国の寺社を統括します。
       ときには、諸藩の大名とも、対等に渡り合わなくてはなりません。
       ということで、町奉行や勘定奉行が旗本の役職だったのに対し……。
       寺社奉行には、譜代大名が任ぜられました。
       寺社奉行は、町奉行や勘定奉行とは、格が違ったのですよ。
       決してお飾りが据えられる役職ではありません。
       実力者中の実力者です。
       寺社奉行を勤めあげると、老中への道が開けました。
       ま、だからこそ、町奉行は、寺社には手を出せなかったわけです。
       というわけで、罪人が逃げこんだり、賭場が開かれたりしんですね。

    • ––––––
      12. ハーレクイン
    • 2014/05/30 12:12
    • お飾りではない。
      へえー、そうだったのか。
      しらなかった。
      三奉行の中では一番暇そうに思えるんだけどね。
      それにしても、そんなに偉いお奉行様が統括する寺社内で、賭場なんか開いていいのか。

    • ––––––
      13. Mikiko
    • 2014/05/30 19:48
    •  若年寄、大坂城代、京都所司代、老中しかいません。
       賭場を開くことを“開帳”というのも……。
       お寺がショバだったからですね。
       “開帳”は本来、厨子を開いて秘仏を公開することを云いました。

    • ––––––
      14. ハーレクイン
    • 2014/05/30 20:43
    • 大坂城代や京都所司代は、そんな高級官僚なのか。
      京都の寺などの御開帳が江戸で開かれると、まさにおすな押すなの賑わいだったそうですね。
      当時の庶民の信仰心が偲ばれます。ま、ただの物珍しさ、という輩もいたのでしょうが。
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