Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 1495
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「がふっ。
 がふ」

 ようやく口中を開放された女教授は、床に突っ伏し、空気を貪っていた。
 反撃する力も、逃げる力も残っていないようだ。
 これで終わりだろう。
 由美はそう思い、iPhoneの角度を落とした。
 気配を感じたらしい美弥子が、仮面を由美に向けた。
 無表情な仮面は、明らかに由美の判断を咎めていた。
 美弥子は手の平を返し、宙に持ちあげた。
 iPhoneを上げろと言っているのだ。
 これから更に、何をしようというのか。
 本当にこの仮面の人物は、美弥子なのだろうか。
 由美は、恐怖と惑乱を覚えつつも、iPhoneを構え直した。

 女教授は、ようやく汚物を吐き終え、息を整えているようだった。
 顔を伏せたまま、背肉をうねらせている。
 美弥子が一足、歩みを進めた。
 女教授の伏せた視界に、美弥子の足の甲が入ったようだ。
 女教授が、美弥子を振り仰いだ。
 その顔は、見るも無残なものだった。
 もちろん、まだ本人とは判別できるが……。
 流れたアイラインで、頬には斑の筋が伝い、雨に打たれたタヌキさながらだった。
 それでも、口中を開放されたことで、失っていた気勢を取り戻したのだろう。
 頭上の美弥子に向かい、何か言葉を吐いていた。
 おそらくは、聞こえないことを神に感謝したくなる内容に違いない。
 口角に泡が浮かび、言葉と一緒に吐き散らす唾が、美弥子の脛まで届いていた。

 カン。

 女教授の多弁を譴責するように、バネ音が響いた。
 美弥子は、再びディルドゥを握っていた。
 バネ音と共に飛びあがった女教授は、体勢を反転させると、這ったまま逃げ始めた。
 大きく尻を振り立てて四足歩行する姿は、屠殺者から逃れる豚のようだった。
 女教授は、出口の無い部屋の奥に向かっていた。
 ドアは由美が背にしているので、それを避けたのかと思った。
 しかしすぐに、女教授が積極的にその方向を目指したことがわかった。
 部屋の奥にドアは無いが、ベランダに面するサッシ窓があった。
 サッシを抜ければ、外界と接することが出来る。
 おそらく、そこから助けを呼ぶつもりなのだろう。
 美弥子も、女教授の意図を察したようだ。
 身を躍らせると、獲物を追った。
由美と美弥子 1494目次由美と美弥子 1496




コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2014/05/14 07:23
    •  さて、旅を続けましょう。
      律「あ、もう発車した」
      み「さらば、五所川原農林。
       おそらくは、生涯で2度と訪れないであろう」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140510194530a97.jpg
      ↑『五農校前駅』に掲げられた“農魂”の額。いいですね~。
      律「金木から帰るとき、通るでしょ」
      み「あ」
      律「あ、じゃないわよ。
       頼りないわね。
       斜陽館以外にも、面白いところがあるんじゃないの?」
      み「あるのか?」
      小「うーん。
       あんまり面白いところがあったという記憶はありません」
      み「失敬なヤツ」
      小「『津軽三味線会館』というのがありました」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201405101945094a1.jpg
      ↑例の太宰の“ねぷた”があった所です。右の仁太坊は、幕末から明治・大正・昭和を生きた、津軽三味線の始祖だそうです。津軽三味線って、案外新しかったんですね。
      み「おー。
       津軽三味線、聞きそびれたんだよな」
      小「『リゾートしらかみ』で、ライブがあるんですよね」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140510194505d00.jpg
      み「そうなのじゃ。
       今ごろ鉄くんは、一人寂しく聞いてるかのぅ」
      律「可哀想に」
      み「よし。
       鉄の供養に、われわれも聞こうではないか」
      律「死に別れたわけじゃないでしょ」
      み「もう会えないんだろうから……。
       死んだようなもんよ」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201311201945136cb.jpg

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2014/05/14 07:24
    • 律「ほんとに、冷血な女ね」
      み「わたしは、男には厳しいのじゃ。
       その会館でも、ライブやってるの?」
      小「ちょっと、検索してみます。
       えーっと。
       ホールがあって、1日4回、ライブが行なわれてるそうです」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140510194511aa3.jpg
      ↑ここまで股を開く理由は、なんなんでしょうか。
      み「ウマくすれば、時間的に当たるかも知れんな。
       やっぱ、本場の津軽三味線を聞いて帰らんとな。
       チミたち、高橋竹山(ちくざん)って知ってる?」
      律「知らないわ」
      み「三味線弾きよ。
       今は、女性が2代目を名乗ってるんじゃないかな」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140510194529c63.jpg
      律「へー。
       初代は、男性?
       なんだか、引田天功みたいね」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140510194506b15.jpg
      ↑素顔が見てみたい!
      み「わたしは、初代の方のCD持ってるんだ。
       この人は目が不自由で、ほんとに門付けで食べてたっていう本物よ」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140510194508a76.jpg
       続きは、次回。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2014/05/14 09:28
    • ま、それが仮面の効果だろうね、由美ちゃん。
      で、女教授は雨に打たれたタヌキ、と……。
      ベランダに逃げる女教授。
      とうてい逃げ切れぬと思うが。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2014/05/14 09:33
    • 魂農と読んじゃったよ。
      すまぬ、五農高校。
      あれ? 金木から帰るときまた通るのか、五農校前。
      ということは……。
      津軽三味線の始祖、仁太坊。
      さんざん書きまくって、修正しまくって、結局コピペだよ、仁太坊。
      妙な名前はやめてくれよ、仁太坊さん。
      股を開く理由。
      楽器をやらんお人にはわからんと思うが、楽器は下半身で演奏するんだよ。
      足備え、腰構えの大事さは武道と同じじゃ。
      ほう、津軽三味線二代目、高橋竹山。
      初代竹山もすごいな。
      で、引田天功も……たしか二代目だよね。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2014/05/14 19:40
    •  チェロの女性が、脚を開くのはわかりますが……。
       ↓三味線では、批判的な方もやはりいらっしゃるようです。
      http://blog.goo.ne.jp/kumarin_555/e/63cca4a5c7918ec2f59a9477c675506c
       元々は、袴を穿かず、着流しで演奏されてたわけですから……。
       膝を揃えて弾くのが当たり前なんじゃないでしょうか。
       二代目。
       昔、テレビで見たギャグ。
       アホの坂田が、「初代、坂田利夫でおます」と名乗りました。
       となりの前田五郎が、「誰が継ぐか」と突っこんでました。

    • ––––––
      6. ハーレクイン
    • 2014/05/14 21:39
    • 股を開くな、津軽三味線。
      着流しで演奏ねえ。
      「アホの坂田」は、まあギャグどっさかい、堪忍しとくんなはれ。

    • ––––––
      7. ハーレクイン
    • 2014/05/14 23:11
    • 新潟漬物問題。
      枝豆はともかく、隣の皿は何じゃい。
      唐揚げに……何かのフライだな。
      胸まであるゴム長。
      何じゃろ。

    • ––––––
      8. ハーレクイン
    • 2014/05/15 02:31
    • 「アホほど出てくる」いいます。
      どうぞよろしゅうに。
      鮎釣り。
      ほんまに、解禁が楽しみです。
      アユくんにとっては大変です。
      しつこいようですが、鮎は「香魚」。
      楽しみですねえ。
      思い出しましたぁっ!!
      胸まであるゴム長は……。
      「胴長(どうなが)」いいます。
      どうぞよろしゅうに。
      学生時代、散々履きました「胴長」。
      何で忘れてたんやろ。
      調査用のボートに乗り降りするときに履くんですね「胴長」。
      いやあ、懐かしいなあ「胴長」。
      もう、泣けてきそうだよ。

    • ––––––
      9. Mikiko
    • 2014/05/15 07:21
    •  坂田利夫と鈴木宗男は、どちらが年上でしょう?
       コメントの投稿場所が滅茶苦茶ではないか。
       どうして、こうなるまで飲むかね。
       わたしは、昨日今日が休肝日。
       1滴も飲みません。
       飲まなかった翌朝は、目が覚めた瞬間からお腹が空いてます。
       鮎釣りには、友釣りという手法を用います。
       縄張り意識の強い習性を利用したものですが……。
       そもそも鮎の餌は石に着いた苔ですから、エサ釣りが出来ないんでしょうね。
       胴長。
       胴が長いわけではなく……。
       胴まである長靴ということでしょう。
       本日、マッチロック・ショーは休戦日です。

    • ––––––
      10. ハーレクイン
    • 2014/05/15 08:12
    • なんだよ、いきなり。
      投稿馬車、あ、いや、投稿場所が無茶苦茶ってどういうことだよ。全く身に覚えが御座らん。
      アユの友釣り。
      「友」という言いかたは語弊があるよね。
      「敵」というべきだろう。
      アユは、川底面積およそ1m2を縄張りとします。
      ですから、川面積全体を1m2で割りますと縄張り数が出ます。
      当然、そんなにたくさんは取れません。
      縄張りは強い個体から作っていきます。
      弱っちいやつは縄張りを持てませんので、弱っちい者どうしで、川の隅っこで集団で住みます。こういうのを「群れアユ」といいます。
      人生、いろいろです。
      胴長は、胴まである長靴。
      正確には、胸まであります。
      まあた休戦かよ、マッチロック・ショー。
      もう、話を忘れちまったぞ。
      いっそ、終戦にするか。

    • ––––––
      11. Mikiko
    • 2014/05/15 19:38
    •  一時期、顔が似てると話題になりました。
       年齢は、坂田利夫が6つ上になります。
       なんと、鈴木宗男氏は、戦後生まれでした。
       鮎は、『アイリス』のネタでしょうが。
       なんで、ここで鮎の話をしてるんだ?。
       胴長。
       実は、かなり危険なのだとか。
       川の中で転倒すると、胴長に水が入り、起きあがれなくなるそうです。
       着替えが面倒でも、ウェットスーツを着用しましょう。
       あれなら、川の中でそのままおしっこも出来ますから……。
       女性釣り師にもお勧めです。
       うんこはマズいと思いますが。

    • ––––––
      12. ハーレクイン
    • 2014/05/15 21:01
    • 鈴木宗男は戦後生まれ。
      それがどうした。
      わたしも戦後生まれじゃ、どうだ、まいったか。
      アユは「アイリス」のネタ。
      あれ、そうだっけ。
      胴長は危険。
      わたしは、調査用の舟に乗り降りするときに着用しました、胴長。
      懐かしい思い出です。
      ウェットスーツ。
      1万円前後するそうです。
      高っけー。
      川の中でおしっこって……。
      そんなの出来んと思うが、ウェットスーツ。

    • ––––––
      13. Mikiko
    • 2014/05/16 07:48
    •  料亭のコース料理で出てきたところではないか。
       京都で出される鮎って、どこで採れたものなんだろ?
       胴長。
       もし、脇から水が入ってたら、舟には上がれなかったと思います。
       ウェットスーツでおしっこ。
       ↓普通にされてるようです。
      http://oceana.ne.jp/enquete/27352
       これを読むと……。
       レンタルのスーツは着たくないですね。

    • ––––––
      14. ハーレクイン
    • 2014/05/16 11:12
    • さあ、どこなんでしょうね。
      わたしは「丹後」ということにしましたが……。
      プロの方にお聞きしたいですね。
      琵琶湖かなあ。
      案外、瀬戸内ものだったりして。

    • ––––––
      15. Mikiko
    • 2014/05/16 19:44
    •  淡水魚でしょうが。
       なんで瀬戸内海で捕れるのだ?

    • ––––––
      16. ハーレクイン
    • 2014/05/17 01:28
    • アユは河川と海を行き来する、いわゆる回遊魚だ。
      親は主に河川に生息・産卵、
      孵化した稚魚は海に降って成長します。
      で、成長したアユは元の河川を遡り(ちゃんとわかるんですね)産卵、一生を終えます。
      だから、鮎釣りは河川で行われるわけですね。
      あ、海のアユはまだ稚魚。獲ってはいけません。
      「瀬戸内もの」と書いたのは、「瀬戸内海に注ぎこむ河川に生息するアユ」という意味ですが、なんか言いわけっぽいなあ。
      これの全く逆がウナギ。
      ウナギは海で孵化し、川を遡って成長、海に降って産卵し一生を終えます。
      ちなみに、琵琶湖のアユは海に降らないそうです。
      あれだけ大きい湖だからなあ、海だと思っているのかも。
      アユ漁の解禁、あと半月ほどです。

    • ––––––
      17. Mikiko
    • 2014/05/17 08:34
    •  鮎は年魚だから……。
       川に生まれて、川で一生を終えるのかと思ってました。
       短い魚生の中で、海にまで下ってたんですね。
       大したものです。
       そういう魚を、捕ってはいかんではないか。

    • ––––––
      18. ハーレクイン
    • 2014/05/17 10:11
    • 鮎。
      川にいるときと海にすむときの切り替えが大変なんですね。
      特に腎臓の仕組みをガラッと切りかえる必要があります。
      何でそんな大変な思いをして川と海を往復なんかせにゃならんのだ。
      授業でこの話をするとき、いつもそう思います。
      獲ってはいかんと言われてもなあ、美味いからなあ、鮎。
      横川吸虫という寄生虫(鱗の下に寄生)をもつ場合があるので、生食は避けた方がいいそうです。ま、鮎を刺身にする人はあまりいないと思いますが。
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