2014.2.1(土)
的確にボタンを外す指先が、一段一段降りていく。
最後に袖口が外され、ブラウスもソファーに横たわった。
ブラウスの下は、モカブラウンのブラキャミだった。
シルクだろうか、光沢のある布地だったが、そこここに汗が染み、ビターチョコのように色変わりしていた。
かろうじてショーツを隠す裾下から、巨大な円柱めいた両脚が抜き出ている。
円柱は、黒いストッキングに包まれてた。
薄い生地は張り詰め、肉色が鮮明に透いている。
教授室で見たのと同じ、サスペンダーストッキングだった。
刳り抜かれた股の部分が、キャミの下に覗いていた。
「こうして見ると、我ながら太さに呆れるわね。
でも、ほんとスカートって便利よね。
この太腿を隠してくれるんですから。
若い子なんかで、脚が太いことを気にしてるのかしら……。
ズボンばっかり穿いてる子がいるけどさ。
あれは、ぜったい逆効果よ。
だってズボンじゃ、太いシルエットがそのまま見えちゃうじゃないの。
スカートなら、そこんとこを隠してくれるんだから。
でもね。
男って案外、太い脚が好きなものなの」
女教授は、両腕をバレリーナのように広げ、その場でゆっくりと回転した。
キャミの背中には、大陸にも似た汗染みが広がっていた。
一回り終えても、女教授はソファーに座ろうとはしなかった。
「あー、暑い。
やっぱり副業病かしら。
脱ぐごとに、身体が熱くなっていくのよ。
全身の肌が、見られたがって燃えあがるんだわ」
女教授は、ブラキャミの肩紐に手をかけた。
美弥子を見つめながら、肩紐を二の腕に滑らせる。
もう一方を外すときは、由美に視線を移した。
肩紐が外れても、キャミは落ちなかった。
盛りあがった脂肪が、薄い布地を引き伸ばしていた。
女教授は、そばかすの散る胸元の布地を、両手で摘んだ。
小指をアンモナイトのように丸め、由美と美弥子の顔を交互に見つめた。
両手が一瞬持ち上がり、断崖を越える瀧の角度を作りながら落ちた。
巨大な両乳房が、白日のもとに曝された。
支えるカップを失った肉塊は、重力の軍門に下っていた。
クーパー靭帯の切れたらしい乳房は、乳頭が鳩尾の高さにあった。
しかも、その大振りな乳首は明らかに勃起していた。
「どう?
このおっぱい。
ちょっと無残よね。
赤ちゃんも産んだことないのにさ。
きっと若いころ、フィールドワークで歩きまわってたせいだわ。
あなたたちくらいの歳ごろなんて、ほんと形も良かったんだから。
お椀みたいだったのよ」
最後に袖口が外され、ブラウスもソファーに横たわった。
ブラウスの下は、モカブラウンのブラキャミだった。
シルクだろうか、光沢のある布地だったが、そこここに汗が染み、ビターチョコのように色変わりしていた。
かろうじてショーツを隠す裾下から、巨大な円柱めいた両脚が抜き出ている。
円柱は、黒いストッキングに包まれてた。
薄い生地は張り詰め、肉色が鮮明に透いている。
教授室で見たのと同じ、サスペンダーストッキングだった。
刳り抜かれた股の部分が、キャミの下に覗いていた。
「こうして見ると、我ながら太さに呆れるわね。
でも、ほんとスカートって便利よね。
この太腿を隠してくれるんですから。
若い子なんかで、脚が太いことを気にしてるのかしら……。
ズボンばっかり穿いてる子がいるけどさ。
あれは、ぜったい逆効果よ。
だってズボンじゃ、太いシルエットがそのまま見えちゃうじゃないの。
スカートなら、そこんとこを隠してくれるんだから。
でもね。
男って案外、太い脚が好きなものなの」
女教授は、両腕をバレリーナのように広げ、その場でゆっくりと回転した。
キャミの背中には、大陸にも似た汗染みが広がっていた。
一回り終えても、女教授はソファーに座ろうとはしなかった。
「あー、暑い。
やっぱり副業病かしら。
脱ぐごとに、身体が熱くなっていくのよ。
全身の肌が、見られたがって燃えあがるんだわ」
女教授は、ブラキャミの肩紐に手をかけた。
美弥子を見つめながら、肩紐を二の腕に滑らせる。
もう一方を外すときは、由美に視線を移した。
肩紐が外れても、キャミは落ちなかった。
盛りあがった脂肪が、薄い布地を引き伸ばしていた。
女教授は、そばかすの散る胸元の布地を、両手で摘んだ。
小指をアンモナイトのように丸め、由美と美弥子の顔を交互に見つめた。
両手が一瞬持ち上がり、断崖を越える瀧の角度を作りながら落ちた。
巨大な両乳房が、白日のもとに曝された。
支えるカップを失った肉塊は、重力の軍門に下っていた。
クーパー靭帯の切れたらしい乳房は、乳頭が鳩尾の高さにあった。
しかも、その大振りな乳首は明らかに勃起していた。
「どう?
このおっぱい。
ちょっと無残よね。
赤ちゃんも産んだことないのにさ。
きっと若いころ、フィールドワークで歩きまわってたせいだわ。
あなたたちくらいの歳ごろなんて、ほんと形も良かったんだから。
お椀みたいだったのよ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2014/02/01 08:10
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食「『南小松島』は、駅員さんがいますよ。
券売機はあるのかな?」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140126114240480.jpg
↑『南小松島駅』は、小松島市の中心駅だそうです。左端に見えるのが、券売機みたいですね。
み「なんでそんなややこしいことをするのだ?」
食「だって、帰るんでしょ?
『南小松島』から、隣の『中田(ちゅうでん)』までの切符を持って……」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140126114250b1e.jpg
食「五能線の『中田(なかた)』まで戻るんです」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140126114237449.jpg
↑あたりには田んぼしかありません(詳しくはこちらを→http://blog.goo.ne.jp/kachiboshi/e/00a6746afa64e57ef793376a5fd3e057)。
み「また、乗るのきゃー」
食「当たり前です。
あ、待てよ。
そんなことしなくても、『中田(ちゅうでん)』で改札を出なきゃいいんだ。
そのまま反対方向の列車に乗って、五能線の『中田(なかた)』まで戻るんです。
今度は、正々堂々と出れますよ。
正真正銘の『中田(なかた)』までの切符なんだから」
み「日付が違うだろ」
食「ほー。
そこに気づくとは大したものです」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120916103907662.jpg
み「当たり前じゃ」
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2. Mikiko- 2014/02/01 08:11
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食「キロ数が100㎞までの場合、切符の有効期限は1日です。
それじゃ、101㎞以上のときの有効期限の算出方法を知ってますか?」
み「そんなもん、知ってる方がおかしいわい」
食「『キロ数÷200+1日』なんですよ。
小数点以下は切り上げです。
ちなみに、『陸奥森田』から『中田(ちゅうでん)』までは、1,357キロですから……。
8日ですね」
み「『中田(なかた)』までなら、1日だろ」
食「大丈夫。
『中田(なかた)』は無人駅ですから」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140126114239d34.jpg
↑駅舎に見えたのは単なる待合室で、乗客はこの階段からホームに登るようです。早い話、フリーパスですね。
み「待て。
根本的におかしいぞ」
食「何がです?」
み「『中田(ちゅうでん)』で改札を出ないんなら……。
何のためにここまで来たんだ?」
食「それはもちろん……。
鉄道に乗るためです。
目的地なんていりません。
乗ること自体が目的なんですから」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201401261142366ff.jpg
↑美しき“乗り鉄”、伊藤桃(青森県出身のタレント)。バリバリの“鉄子”だそうす。
み「そんな崇高な目的があるんなら……。
キセルすな!」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140126114235504.jpg
↑奇祭『きせる祭』。茨城県の加波山神社(かばさんじんじゃ)は、たばこの神さま。このキセル、長さ2.5メートル、重さ60キロだそうです。
食「あなたが企てたんでしょ」
み「とにかく、もう鈍行に乗るのはごめんだ。
改札を出て、立ち食いそば以外のものを食べる」
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2014/02/01 10:21
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えーと。
上体がブラ。
ブラキャミって、あの裾が長いやつだよね。
で、下半身はショーツに、ストッキングとサスペンダー、と。
ここまで来ました。女教授ストリップ。
あ、違うな。
続けて取ります、ブラキャミ。
で、垂れ乳剥き出し、と。
クーパー靭帯とは懐かしいなあ。
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4. ハーレクイン- 2014/02/01 10:22
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自動改札機はないようですね。
ま、駅員さんがいるからなあ。
“小松島駅”も“北小松島駅”もないようです
有効期限計算法。
「÷200」の200って、どんな根拠があるんだろうね。一日平均200キロ行ける、という事かなあ。で、サービスで「+1日」、と。
>駅舎に見えたのは単なる待合室
そらそうだ。よく見たらすぐ後ろが田んぼだもんね。
>乗ること自体が目的
そのと~り。
まさに、「鉄」の精神だな、「食」くん。
美鉄子、伊藤桃ちゃん。
お人形さんみたいだな
加波山ってどこじゃい、と思ったら筑波山の近くでした。それにしても煙草の神様ねえ。さすが八百万の神の国。
茨城県の葉タバコ作付面積は、全国7位だそうです。
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5. Mikiko- 2014/02/01 13:28
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ブラカップが付いたキャミソールのことです。
なので、これを着けるとき、ブラジャーはしません。
基本的に夏用の下着なので、丈の長いやつは少ないと思います。
おっさんが想像してるのは、シュミーズではないか?
↓サスペンダーストッキングについては、再学習のこと。
http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120423203851457.jpg
ストッキングの上から、ショーツを穿きます。
『中田駅』。
↓やっぱり、待合室でした。
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140201122517eb6.jpg
↓伊藤桃ちゃんのオフィシャルブログはこちら。
http://ameblo.jp/ito-momo/
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6. ハーレクイン- 2014/02/01 14:19
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わたしが想像しているブラキャミは、腰あたりの丈のものです。
今どき、シュミーズなんてあるのか。大阪では「シミーズ」と発音しますが。
サスペンダーストッキング。
ふむ。
サスペンダー&ストッキングやないんや。一体モノ、ということですな。
わたしはサスペンダー、あ、違うな、ガーターベルトか。あれが好みです。
伊藤桃ちゃん。
歌もうたうんだね。
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7. Mikiko- 2014/02/01 20:23
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大阪のおばちゃんは、まだ愛用してるんでないか?
『異人たちとの夏』で、秋吉久美子がシミーズ姿を見せてました。
あれは、良いものでした。
http://www.youtube.com/watch?v=MozFUrhGz5s
↑予告編。残念ながら、シミーズは出てきません。
ガーターベルトのストッキングは……。
見えないとはいえ、職場にしていくのは勇気が要りますよね。
でも、夏の爽快感が、ぜんぜん違います。
伊藤桃ちゃんは、由美のイメージに近いですね。
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8. ハーレクイン- 2014/02/01 21:21
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原作:山田太一
1987年、「小説新潮」1月号に発表。
映画:1988年9月公開
監督:大林宣彦
出演:風間杜夫
片岡鶴太郎
秋吉久美子
名取裕子
永島敏行
知りませんでした。牡丹灯籠みたいな話なんですかね。
見てみるかなあ、映画。
シミーズを見たいわけではありません。
ガーターベルトは爽快。
それは、パンストに比べて、ということなんですかね。
ガーターベルトはともかく、わたしの子供のころは、みんなガーターでストッキングを留めていました。ほら、あの鉢巻みたいなので。太腿の上の方でね。
由美ちゃんは伊藤桃。
ほう。
名前が新鮮だよね、桃。
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9. Mikiko- 2014/02/02 08:44
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先日、BSで放送されてたので、久しぶりに見ました。
昔の浅草の路地裏風景が良かったです。
名取裕子のヌードも拝めます。
もちろん、生足に勝るものはござんせん。
夏だけは、女子高生が羨ましくなります。
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10. ハーレクイン- 2014/02/02 09:22
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ま、名取裕子は脱ぐのを厭わないからなあ。
でももう御年57歳。さすがにもう脱がないだろうなあ。
ふーん。
女性って、夏でもストッキングをはくのか。
気が付かなかった。大変ですのう。
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11. Mikiko- 2014/02/02 11:49
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防寒のために穿くわけではござらん。
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12. ハーレクイン- 2014/02/02 15:09
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お洒落の為でしょ。
以前に書いたかなあ。中学校の時、女性の体育教師ですごく脛毛の濃い人が居ました。授業中はトレーナーですけど、それ以外はスカートなんですね。で、ストッキング越しででも毛がもじゃもじゃと……。
顔は愛嬌のある丸顔でした。
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13. Mikiko- 2014/02/02 19:35
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たしなみですな。
脛毛。
一瞬、脇毛と読んで、たまげてしまった。
黒のストッキング、履けばよかったのにね。
↓中国には、女教師の黒ストッキングを禁止した学校があるそうです。
http://japanese.china.org.cn/life/txt/2013-03/27/content_28378316.htm
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14. ハーレクイン- 2014/02/02 20:38
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いつも肌色のストッキングでしたね、せんせ。
あの頃は、黒は無かったのでは……。
「黒ストッキング禁止」
いかにも中国らしい話題ですが、女性のファッションを規則とかでどうこうしようというのが徒労だというのが、わからんかのう。
そういうことをしようとする学校側の品性が問われると思うが。
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15. Mikiko- 2014/02/03 07:54
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細かい規則があるんだから、先生にもあったっていいんでないの?
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16. ハーレクイン- 2014/02/03 08:59
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「黒ストッキングはエロい」「扇情的である」なあんて発想が学校側にあるわけだろ。それはちょっと品性を疑わざるべけんや、と思うのだよ、わたしは。
そりゃあ、パンツが見えそうなミニスカ、なんてのはさすがに問題だろうがね。それと、ピッチピチのタイトスカートとかね(おっさんの品性もたいがい下劣だぞ)。
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17. Mikiko- 2014/02/03 19:53
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絵柄を一目見た校長が、カンカンに怒ったそうです。
こんな卑猥な絵を生徒に見せるなどとんでもないと。
校長には、そう見えたわけですね。
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18. ハーレクイン- 2014/02/03 22:01
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ガッコの校長がロールシャッハを知らんかねえ。
でも、ロールシャッハ・テストは「全くのでたらめだ」という意見もあるそうです。
わたしはやったことありませんが、テレビなどでは結構見かけます。
『相棒』でもやっていました。Season4 第2話「殺人講義」。