Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 1405
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「ほっほっほ。
 歯が当たってるよ。
 生身の男だったら、痛くてしょうがないだろうね。
 唇で、歯を巻きこむようにするんだよ。
 そうそう。
 上手くなった。
 でも、このちんぽは、歯が当たるくらいじゃないと物足りないね。
 ほら、もっと激しく。
 喉まで入れるんだよ」

 由美の手が、奈緒美の頭を押し下げた。

「おごっ。
 ごっごっ」

 手の平に、強い抵抗を感じた。
 しかし、押し下げた手の平は戻らない。

「げふ。
 げぇっ。
 おげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

 背肉を収縮させながら、奈緒美が嘔吐した。
 コンクリートにぶち撒けられた吐瀉物の飛沫が、膝上まで汚すのがわかった。
 頭を押さえつけていた手が、ようやく緩んだ。
 奈緒美の頭が跳ねあがり、陰茎を吐き出した。
 由美の手の平は、汚物まみれの陰茎を握り、扱きあげた。
 奈緒美は、まだ吐き続けていた。
 肉付きのいい背中が、うねっている。
 丸々とした二の腕が、夜目にも白く息づいていた。
 男だったら、強烈な性衝動を覚えるだろう。
 嘔吐する奈緒美は、それほどまでに扇情的だった。

「おご。
 ごぶ。
 ごぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

 奈緒美ではなかった。
 ミサだ。
 奈緒美の吐瀉物の臭いを嗅ぎ、催したのだろう。
 あれだけのピッチで飲めば、当然だ。

「おやおや。
 ゲロ合戦だね。
 床に吐くんじゃないよ。
 もったいない。
 ちんぽに吐きな」

 由美の手が、ミサの髪を掴んで引き寄せる。
 ミサの吐瀉物が、下腹部を直撃した。
 生温かかった。
由美と美弥子 1404目次由美と美弥子 1406





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2014/01/08 07:30
    • み「わたしは、湯豆腐が食べたいだけなのじゃ!」
      食「それが異常です。
       とにかく、無賃乗車してるわけですからね。
       できるだけ大人しくしてなきゃダメですよ。
       事務所に連れて行かれたら、ぜったいに『切符を拝見』ということになります」
      http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120129094434d7c.jpg
      ↑宮脇俊三さん『広尾→枕崎』の片道切符。1978年当時、65,000円。有効期間、68日。
      み「くそー。
       日陰者は辛いのぅ」
      律「ちゃんとお金を払って乗ればいいのよ」
      み「それなら、堂々と途中下車して、湯豆腐食べれるだろ」
      食「金沢で途中下車するなら……。
       B級グルメはどうです?」
      み「金沢にも、B級グルメがあるの?」
      食「その名も、『ハントンライス』」
      http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014010219082216b.jpg
      ↑正直、よほど体調が良いときでないと、食べれそうにありません。
      み「なんじゃそりゃ?」
      食「オムレツの一種です。
       ケチャップで味付けしたバターライスの上に、ふんわりした薄焼き卵を被せてます。
       その上に、白身魚のフライが載って、タルタルソースとケチャップがかかってるわけです」
      み「それのどこが、『ハントン』なわけ?
       豚が半分入ってるのかと思った」
      http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201401021908263a0.jpg
      ↑マイアミのショッピングモール『ベイサイド・マーケット・プレイス』にて(わたしが撮ったわけじゃありませんが)。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2014/01/08 07:30
    • 食「そんなの、ボクだって食べきれませんよ。
       ハンガリーの“ハン”と、マグロを意味する“トン”をあわせた造語みたいです」
      http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140108073239204.jpg
      み「なんでハンガリーが出てくるんだ?」
      食「ハンガリーの家庭料理が元と言われてるんですが……。
       実際には、ハンガリーに、似た料理は無いそうです。
       でも、白身魚にタルタルソースをかけて、ご飯と一緒に食べる習慣はあるそうなので……。
       これが命名の由来でしょうかね。
       とにかく、ボリューム満点です。
       レストランの賄い料理が元ですから、美味しさも保証しますよ」
      み「野菜は?」
      食「付いてません」
      み「聞いただけで胸焼けがする。
       やっぱ、立ち食いそばにするわ。
       『湯豆腐蕎麦』」
      食「ありませんって」
      http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140102190823a0f.jpg
      ↑ありました。でも、あんまり美味しそうじゃありませんね。お蕎麦はやっぱり、ピュアなスープでいただきたいものです。
      み「じゃ、もう『金沢』は、いい。
       次、行って」
      食「スネてどうするんです。
       それじゃ、出発しますよ。
       『金沢』、6:56発。
       『敦賀』、9:53着」
      http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140102190824e46.jpg
      ↑良くも悪くも普通の駅です。
      み「おー、懐かしの『敦賀』」
      律「行ったことあるの?」
      み「おまへんがな」
       続きは、次回。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2014/01/08 10:42
    • >ごぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
      奈緒美ちゃんとミサちゃんのゲロ合戦。
      どっちがいいかなあ。
      やはり、おげぇぇぇ、かな。
      久しぶりのゲロ話。
      いつ以来かなあ。
      律子叔母さんのマンション、以来かな。
      (「かな」が続くな)
      しかし、由美ちゃん。
      ゲロまみれのディルドウを愛梨ちゃんに突っ込むつもりかな。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2014/01/08 10:45
    • よく見たら、発駅・着駅名が手書きなんだね。
      >律「ちゃんとお金を払って乗ればいいのよ」
      しかしなあ、せんせ。
      五能線の「陸奥森田駅」から「中田(なかた)駅」までの切符で、徳島・牟岐線「中田(ちゅうでん)駅」まで行こうという企画だからなあ。お金を払えば企画倒れになるよ。
      金沢名物「ハントンライス」。
      知らんなあ。
      >バターライスの上に……薄焼き卵
      それじゃオムレツじゃなくてオムライスだよ。
      チキンライスじゃなくてバターライス。ほんとに胸焼けしそうだな。
      マイアミの“ハントン”。香港かと思った。
      「トン」はマグロ。え、マグロは「ツナ」だろ、と思ったらフランス語で「トン」。さいでっか。
      で、ハントンライス。発祥は片町のジャーマンベーカリー。ほう。
      それにしても、ハンガリーとはね。意表をつかれたなあ、と思ったらハンガリーにはない、ハントンライス。なんのこっちゃ。
      でも、白身魚にタルタルソースは定番だな。ただし、魚はフライ。
      ありました、湯豆腐蕎麦。汁はお湯なのかなあ。
      それにしても豆腐が一切れだけというのは、けち臭いんでないかい。
      懐かしの金沢を出発、3時間弱で敦賀。サンダーバードだと1時間半くらい。
      なぜに懐かしい敦賀。
       続きは、次回(おい!)

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2014/01/08 20:48
    •  裏面には、経由地がびっしりと書いてあるそうです。
       普通の切符サイズだと書ききれないので、紙面を大きくしたんじゃないでしょうか?
       定形外だから、印刷できなかったんでしょうね。
       『広尾→枕崎』。
       『広尾駅』は……。
       広尾線の廃線により、昭和62年に無くなってしまいました。
       もう、この片道切符をなぞる旅は出来ないんですね。
       ハントンライス。
       数人で取り分ければ、美味しくいただけそうです。
       ↓湯豆腐蕎麦の作者は、大森うたえもん。
      http://utaemon.seesaa.net/category/386601-66.html
       もっと字も書けよと言いたい。
       本日の夕食は、鱈入り湯豆腐であった。
       ウマすぎて、食べ過ぎ。
       苦しか……。

    • ––––––
      6. ハーレクイン
    • 2014/01/08 22:08
    • >経由地がびっしりと書いてある
      そらそうだ。書いてなければただの広尾発枕崎行の切符だもんね。
      それにしても、どこで買ったんだろうね宮脇さん。当時はみどりの窓口は無かったろうし、駅の切符売り場かなあ。嫌がられたろうなあ。
      と思ったら、みどりの窓口開設は1965年9月でした。そんなに古いのか。
      広尾線の廃線。
      北海道全体で、どれだけの路線が廃止されたことか。
      旧国鉄時代と現在の路線図を見比べてみれば、いかにスカスカになったかがわかります。
      おー、大森うたえもん。
      もと、たけし軍団のメンバー。
      確かに、味どころか、料理の説明や名称がほとんどないなあ。
      鱈入り湯豆腐。
      そういえば、好物やて言うてはったな。
      わたしの一人用の土鍋では豆腐一丁で満員札止め。他の具材を入れるスペースは、立見席でも無理。
      辛うじて隙間にネギを押し込む程度ですね。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2014/01/09 07:30
    •  宮脇さんが切符を買ったのは、渋谷駅の旅行センターでした。
       レポート用紙3枚に書かれた経路図を渡された職員は……。
       衝立の裏に引っ込んで、しばらく出てこなかったそうです。
       衝立の向こうからは、「いいですよ、やりますよ、どうせ誰かがやらなきゃならないんですから」という声が聞こえてきたとか。
       切符が出来上がったのは、4日後だったそうです。
       それにしても……。
       旅行センターって、どういう組織だったんでしょう?
       鱈と豆腐のほかには……。
       昆布、ネギ、白菜が入ってました。
       生のネギは苦手ですが、煮たネギは好物です。
       一人用土鍋。
       なにも、豆腐一丁、丸ごと入れなくてもいいんじゃないのか?

    • ––––––
      8. ハーレクイン
    • 2014/01/09 08:11
    • JTBや近ツリ(近畿日本ツーリスト)みたいな、旅行会社のようですね。ツアー旅行の企画・販売などが主な業務なんじゃないですかね。
      JR高槻駅の構内、みどりの窓口の向かいにもあります。なんか、競合相手と同居している、という感じもありますが。
      >「いいですよ、やりますよ、どうせ誰かがやらなきゃならないんですから」
      は、凄いな。
      まさか「帰れ」とも言えんし、嫌々受けたような。
      仕事熱心のようでもあり、義務感だけでやっているようでもあり、面白い反応ですね。
      わたしだったら、志願してでもやるなあ、こんなおもろい作業ないぜ。
      あ~らよ、豆腐一丁♪
      半分残すとしますと、たいがい使いそこねるんですよ。もったいねえ。
      豆腐のみの独り舞台。ええもんです。

    • ––––––
      9. Mikiko
    • 2014/01/09 20:19
    •  宮脇氏は、キロ数も運賃も全部この用紙に書きこんでおいたからと言います。
       それに対し、職員は……。
       「私どもといたしましては、お客さまの計算をもとに切符を発行するわけにはまいりませんのです」と、鄭重に答えたそうです。
       そりゃ、もっともだわな。
       この本が出てから、マネする人が相当出たでしょうね。
       だって、『広尾』から『枕崎』まで、大回りに回って……。
       たったの、65,000円なんですよ。
       宮脇さんは忙しい人なので、途中下車したところから切符を買って家に帰り……。
       再びその駅まで切符を買って赴き、旅を続けたわけです。
       なので、額面の何倍もの費用がかかってるわけですね。
       でも、ヒマ人だったら、その切符だけで旅が出来るんでないの?
       もちろん、宿泊費は別に要りますけど。
       旅行センターは、大迷惑だったんじゃなかろうか?
       豆腐は、使い切ればいいでないの。
       でも、いっぺんに、一丁丸ごと入れる必要は無いでしょうが。
       4分の1ずつ入れるとか。

    • ––––––
      10. ハーレクイン
    • 2014/01/09 22:04
    • おー。
      それは全くその通り。
      その言やよし。
      嫌々やってはいても、ひたすら正確さを重んずる(または、損をするわけにはいかぬ)というその根性。
      プロやのう。
      >ヒマ人だったら、その切符だけで旅が出来る
      まさに、人生を賭けた旅ですね。
      ♪草は枯れても いのち果てるまで
       君よ夢を心に若き旅人よ
      >4分の1ずつ入れる
      まあ、それは理屈ですがのう。
      豆腐4分の1丁なんて、一口でっせ。
      あ、その分、他の具を入れればいいのか。
      でもなんか、せわしいよな。
      『4分の1の奇跡』というドキュメンタリー映画があるそうです。

    • ––––––
      11. Mikiko
    • 2014/01/10 07:55
    •  難点は、すでに経路が決まってることです。
       つまり、旅行しながら経路を考える楽しみはありません。
       「周遊きっぷ」の方が楽しかろうと思って検索してみたら……。
       衝撃の事実が!
       なんと、昨年の3月31日で、「周遊きっぷ」は廃止されてました。
      http://jr-central.co.jp/news/release/nws001155.html

    • ––––––
      12. ハーレクイン
    • 2014/01/10 10:19
    • 「お客様のご利用状況を踏まえ」と、JRは言うとります。
      額面通りに受け取れば、あまり売れていないから、ということなんでしょうが、さて……。
      わたしは一度も買ったことありません、周遊きっぷ。
      >旅行しながら経路を考える楽しみ
      ま、それはあるよね。
      でも鉄道はなあ。妙な言い方だけどレールに縛られてるわけだから、それほど自由度は高くない。やはりあらかじめ経路を設定しておくのが普通だろうし、その事前の作業がまた楽しいんだよね。
      でも、途中下車とか、どこかで支線に入るとか、旅行中の修正余地はあるし、それもまた楽しいのは確かです。
      旅に出たいなあ。でも、寒いしなあ。
      車窓を吹き抜ける雪。懐かしいなあ。

    • ––––––
      13. Mikiko
    • 2014/01/10 20:52
    •  自分でルートを考えて旅行するって人が、少なくなったということでしょうか。
       パック旅行に組みこまれた方が、ずっとお得でしょうしね。
       何も考えなくてもいいし。
       ↓外国人には、すごく便利な周遊券があるようです。
      http://www.kntchina.com/info_jrpass.asp

    • ––––––
      14. ハーレクイン
    • 2014/01/10 21:25
    • 全国のJR、新幹線も含め乗り放題、7日間で28,300円。
      無茶苦茶安いじゃねえか。
      観光立国ニッポン、への協力かあ、JRさん。
      日本人でも、海外居住者なら同じ切符が買えるそうです。いいなあ。
      内地人!にも、少し安くしてくれよ、JRはん。
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