2013.9.23(月)
「はん。
はんはんはん」
由美の奇声に、美弥子は回想から引き戻された。
しかし……。
目の前の現実は、回想に輪をかけて淫猥なものだった。
風俗店の個室で、由美と交わっているのだ。
2人とも、全裸で。
由美が、顔を振りあげた。
一瞬だけ、顔の陰になっていたテーブルが覗いた。
張力を保った液体が、黒いテーブルに盛りあがっている。
明らかに、よだれだ。
よだれを垂れ零すほどの悦楽が、由美を翻弄しているのだ。
由美の頭が再び落ち、水たまりを隠した。
美弥子は、大きく口を開けた。
閉じていると、逆に声が漏れそうだった。
今の顔は、誰にも見せられないと思った。
悦楽に溺れる性獣そのものだろう。
美弥子は、口を開いたまま、小窓の向こうを凝視した。
垂れたよだれが、口の端から顎に回るのを感じた。
小窓の向こうでは、女教授も同じ顔をしていた。
両目を剥き拡げ、顎が外れんばかりに口を開いている。
ネットで見た、ダッチワイフの相貌だった。
しかしおそらく、同じ表情を自分もしているはずだ。
この小窓は、鏡なのだ。
人が、性欲を包む肉袋であることを啓示する鏡。
鏡の向こうの中年女は、自らの写し身でもあるのだ。
40を過ぎても、男根で突きまくられて狂喜する肉袋……。
まさしく、20年後の自分なのかも知れない。
樽のような腹を揺らしながら……。
風俗店で、精液を浴び続ける日々。
鏡の向こうには、未来が見えているのだろうか。
それでもいい。
そう思った。
それほどまでに、この瞬間の悦楽が愛しかった。
「あひっ。
イッく。
イクイク」
由美が頭を踊らせ始めた。
吐き散らすよだれが、小窓に雫を刷いた。
美弥子は、腰の挿出を早めた。
子犬ほどの陰核は、由美の陰唇から抜けてしまった。
挿し直す余裕は無かった。
突き続ける。
はんはんはん」
由美の奇声に、美弥子は回想から引き戻された。
しかし……。
目の前の現実は、回想に輪をかけて淫猥なものだった。
風俗店の個室で、由美と交わっているのだ。
2人とも、全裸で。
由美が、顔を振りあげた。
一瞬だけ、顔の陰になっていたテーブルが覗いた。
張力を保った液体が、黒いテーブルに盛りあがっている。
明らかに、よだれだ。
よだれを垂れ零すほどの悦楽が、由美を翻弄しているのだ。
由美の頭が再び落ち、水たまりを隠した。
美弥子は、大きく口を開けた。
閉じていると、逆に声が漏れそうだった。
今の顔は、誰にも見せられないと思った。
悦楽に溺れる性獣そのものだろう。
美弥子は、口を開いたまま、小窓の向こうを凝視した。
垂れたよだれが、口の端から顎に回るのを感じた。
小窓の向こうでは、女教授も同じ顔をしていた。
両目を剥き拡げ、顎が外れんばかりに口を開いている。
ネットで見た、ダッチワイフの相貌だった。
しかしおそらく、同じ表情を自分もしているはずだ。
この小窓は、鏡なのだ。
人が、性欲を包む肉袋であることを啓示する鏡。
鏡の向こうの中年女は、自らの写し身でもあるのだ。
40を過ぎても、男根で突きまくられて狂喜する肉袋……。
まさしく、20年後の自分なのかも知れない。
樽のような腹を揺らしながら……。
風俗店で、精液を浴び続ける日々。
鏡の向こうには、未来が見えているのだろうか。
それでもいい。
そう思った。
それほどまでに、この瞬間の悦楽が愛しかった。
「あひっ。
イッく。
イクイク」
由美が頭を踊らせ始めた。
吐き散らすよだれが、小窓に雫を刷いた。
美弥子は、腰の挿出を早めた。
子犬ほどの陰核は、由美の陰唇から抜けてしまった。
挿し直す余裕は無かった。
突き続ける。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2013/09/23 07:34
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食「見た目の迫力から言ったら……。
『蒲生の大楠』を凌ぐかも知れません。
まさに神木の威厳満点です」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013091920020582c.jpg
み「女性にご利益って、当然、お乳だよね」
食「そうです。
昔は粉ミルクなんてありませんから……。
お乳が出なければ、大変なんです。
近くに貰い乳のできる人でもいなければ……。
赤ちゃんは死んでしまいます。
戦前までは、秋田や北海道からお参りに来る人もたくさんいたそうです」
み「なるほど。
せっかく子供を授かっても……。
お乳が出なかったら、お嫁さんは辛いよな」
食「イチョウの傍らには、祠があります」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130919200142e44.jpg
食「お神酒と米を供えてお参りし……」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201309192001446cd.jpg
食「米だけ持ち帰って食べると、お乳が出ると伝えられてます」
み「お乳は出なくていいけど……。
乳だけデカくしてもらえないか?」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130919200148971.jpg
食「もらえません」
律「妊娠すれば、大きくなるわよ」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130919200207059.jpg
↑妊婦体験ジャケット
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2. Mikiko- 2013/09/23 07:35
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み「それは、望み薄です」
律「それもそうね」
み「あっさり、納得すな!
でも、そんな大イチョウから降るギンナンって、スゴいだろうね」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130919200146266.jpg
↑東京『北の丸公園』
み「臭くてたまらんぞ」
食「残念ながら……。
『垂乳根のイチョウ』は、雄木ですから……」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130919200208a68.jpg
↑著作200冊、生徒へ発行した学級通信は4000号だそうです。
食「ギンナンは成りません」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130919200145ea0.jpg
み「にゃにー。
オカマイチョウか。
そんなら、女性の乳房より、男性のあそこに見立てる方が自然なんじゃない?」
食「そんな人、いないってことですよ」
み「そうかのぅ。
短小の男が、祈願しないものかのぅ」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130919200205417.jpg
↑割礼を描いた絵だそうです(サッカラ遺跡/エジプト)
み「供えた米を持ち帰って食べたら、大量の精液が……」
律「やめなさい!」
み「いてー。
叩かなくてもいいじゃない」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120204100312c5e.jpg
律「叩かれて当然です。
すみません。
お話を続けてください」
食「このイチョウから、少し山側に向かうと……。
『関の甕杉』があります」
み「わかった。
杉の木だな」
律「誰でもわかるわ」
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2013/09/23 10:09
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美弥ちゃんの回想って何だったかなあ、で前回を読み返しました。
そうか、由美ちゃんとのシンクロナイズドオナニーだったな。
よだれを垂らして興奮する由美ちゃん。
いいね、よだれって、なんでこんなにやらしいんだろうね。
わたし、よだれ大好きです。
大口を開ける美弥ちゃん
そうか、口を開けると声が出ないのか。
獣の表情を曝す美弥ちゃん。
未来の自分を見つめながら悦楽をむさぼる美弥ちゃん。
いやらしいなあ。
何てやらしい二人なんだろうね。
あ、いきそう。
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4. ハーレクイン- 2013/09/23 10:13
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いやあ、これだけ画像を見せられたら、実際に見に行きたくなったよ「垂乳根のイチョウ」。
しかし、遠いなあ、青森。
あおもりへ行きたしと思へども
あおもりはあまりに遠し……
とりあえず近くの京都に行きますかね。
供えたお神酒は、誰が飲むんだろう。
まさかイチョウ様ではあるまい。
塩も供えてるみたいだね。
でか乳。
やはり女性にとっては憧れなんだろうか。
むやみに大きいのも興ざめだよ、うちみたいに。
妊婦体験ジャケット。
そんなのがあるのか。
そういえば、老齢者体験キットとかあるよね。
肢の曲げ伸ばしを制限したり、目を見づらくする。
で、老齢者の気持ちを理解する、というわけですね。
尾木直樹(おぎなおき)
1947年1月3日生れ。滋賀県坂田郡伊吹町(現:米原市)生まれの教育評論家。法政大学教職課程センター長・教授。臨床教育研究所「虹」主宰。血液型はA型。
通称「尾木ママ」。
垂乳根イチョウは雄。残念ながら銀杏(ギンナン)はなりません。あれま。
大阪御堂筋イチョウ並木には大量の銀杏がなります。近所のおばちゃんが拾いに来ますので、ご希望の方は早めにお越しください。
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5. Mikiko- 2013/09/23 12:43
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確かに遠いです。
飛行機か新幹線で青森まで行って、そこから戻るかたちになるんでしょうね。
行くだけで、1日潰れます。
『えきから時刻表』で検索すると……。
JR『茨木駅』から、大阪モノレールの『宇野辺駅』の間が、「徒歩(23分)」と出ます。
なんで、徒歩になるわけ?
お供え物の画像は……。
『垂乳根イチョウ』のものではありません。
参考画像なり。
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6. ハーレクイン- 2013/09/23 13:55
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そもそも、乗車駅に「高槻」「高槻市」を入力できんかった。どうなっておるのだ。
で、なんでJR「茨木」へ行かなあかんわけ?
それに「宇野辺」まで歩けって……。
モノレールでどないやって青森まで行けっちゅうんや。
あ、飛行機に乗せようという魂胆か!!
どっちゃにしても、伊丹に行くんなら、阪急「高槻市」から乗って「南茨木」でモノレールに乗り換えやろ。なんで「宇野辺(南茨木駅から伊丹方向へ一つ目)」まで歩かにゃならんのじゃい。
ちょっち裏話。
大阪モノレールが出来るとき、阪急とJRに接続駅設置の打診があったんだよ。
阪急は“ほいほい”ということで「南茨木駅」を作ったんだけど、JRは“そんなん知らんぷーい”で相手にせんかった。
で、未だにモノレールとJRの間には接続駅が無く、もし乗り替えたければ、それこそJR「茨木駅」からモノレール「宇野辺駅」まで歩くしかないわけです。誰が20分も歩くかい!
利用客の利便性など全く考えないJRの殿様体質。大阪人はみいんな知っとりま。乗換駅を作れば、自分らの乗車量も増えるだろうにね。アホか!
おわかりかな「えきから時刻表」さん。
関西の鉄道事情ならまかしときなはれ。
で、青森。
こっちゃ、高槻から京都に出て、そっから新幹線か特急、という発想しかなかった。
うーむ、飛行機か。
遠いなあ、青森。
あおもりへ行きたしと思へども……
(もうええ!)
そういえば藤圭子(ご冥福をお祈りします)に『京都から博多まで』というのがあったなあ。作詞は阿久悠。
♪肩に冷たい小雨が重い
思いきれない未練が重い
鐘が鳴る鳴る哀れむように
馬鹿な女と云うように
京都から博多まであなたを追って
西へ流れて行く女
なんか『点と線』の雰囲気も、そこはかとなく……。
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7. Mikiko- 2013/09/23 19:14
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正直、最近、精度に疑問を持ってます。
時刻表検索を併用し、確認した方がいいと思います。
↓『goo路線(こちらは、経由地も指定できます)』でも同じ結果になるので……。
http://transit.goo.ne.jp/
検索エンジンが一緒なんでしょうか?
↓こまごまと比較した人がいました。
http://nijzero.dw.land.to/document/norikae.html
とても読む気になれませんが。
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8. ハーレクイン- 2013/09/23 23:53
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ご紹介いただきやしたが、あっしも読む元気でません。
姐さん、なにとぞよしなに。
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9. Mikiko- 2013/09/24 07:36
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↓『ジョルダン』だと、バスを使うルートが出ました。
http://www.jorudan.co.jp/
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10. ハーレクイン- 2013/09/24 08:20
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ジョルダンって。
見てもようわからんし。
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11. Mikiko- 2013/09/24 19:39
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わからんというわけがわからん。
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12. ハーレクイン- 2013/09/25 00:21
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乗り換え案内のサイトだというのはわかるよ。
「ジョルダン」という言葉の意味を言ってるんだよ。
どこかで聞いたことあるんだよなあ、で調べたらえらいようけありました「ジョルダン」。
で、考えてみたら、フランスの数学者カミーユ・ジョルダン。これをどっかで見るか聞くかしたんだなあ。数学は苦手なのにね。
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13. ハーレクイン- 2013/09/25 02:30
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数学苦手のHQせんせが数学者の名前など覚えているのはどうもおかしい。
で、再調査してみましたところ、生物学者のA.Jordan(国は不明)は、分類学に「ジョルダン種(しゅ)」という概念を持ちこみました。これですね。
「ジョルダン種」が何なのかは説明困難ですのでパス。
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14. Mikiko- 2013/09/25 07:47
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↓やっぱり、カミーユ・ジョルダンが語源でした。
http://www.busipla.net/week_company/entry_20.html
『閉曲線定理』というのを提起した人だそうです。
乗り換え検索のアルゴリズムに関係あるんでしょうかね?
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15. ハーレクイン- 2013/09/25 09:18
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「閉曲線定理」。
なんのこっちゃ、ですね。
これが乗換検索にどう繋がるのか、わたしには100年立っても理解不能ですね。
生物学者のA.ジョルダンを追跡しているのですが、ファーストネームも国もまだ不明です。
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16. Mikiko- 2013/09/25 19:43
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まったくヒットしませんね。
ジョルダンは、フランス語読みのようです。
ドイツ語では、ヨルダン。
英語だと、ジョーダン。
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17. ハーレクイン- 2013/09/25 22:15
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カミーユ・ジョルダンはC.Jordan。
乗換案内のジョルダンはJorudan。
綴りが微妙に異なります。なんでだろ~(も、懐かしくなっちゃったなあ)。
生物のジョルダンせんせの来歴は、専門書をひっくり返さんとわからんでしょうね。
生物用語のジャパン・スタンダード、岩波の「生物学辞典」には記載がありませんでした。「ジョルダン種」は載ってますがね。
こうなると、どうにも気になるなあ。あ、講師仲間に聞いてみるか。たぶん望み薄だろうなあ。