2012.1.28(土)
香純が振り向いた。
由美の昂奮に、気づいたかのようだった。
もちろん、そんなわけはないだろうが、由美は思わず見を固くした。
「ここを借りた人たち……。
ぜったいこのデッキでやったよね」
香純は柵を離れ、デッキを歩き始めた。
ワイングラスを片手で掲げながら……。
床材に目を落とし、探しものをするようにゆっくりと歩んだ。
「この床に……。
どれだけの精液が染みたんだろ」
香純が、叔母を振り向いた。
デッキ柵を背にした叔母は、香純の視線を避けるように瞳を泳がせた。
「今日はここに……。
愁の精子が染みるわけよね」
香純が突然、デッキに身を伏せた。
四つん這いだった。
背中を由美たちに見せ、もたげた顔を叔母に向けていた。
「誰かの精子の臭い……。
残ってるかな?」
香純は、顔をデッキに伏せた。
鼻を擦りつけるようにして、床材を嗅いでいる。
尻を高々と持ちあげていた。
叔母からは、骨盤の尖りが天を突いて見えるだろう。
しかし由美たちには、それ以上のものが見えていた。
無論、陰部だった。
香純は、これを見せつけるために、四つん這いになったのではないか?
デッキを嗅ぐ仕草は、その口実だ。
尻の狭間から覗く性器は、まさしく“雌”そのものだった。
陰毛の疎らに生えた大陰唇が、アケビのように膨らんでいた。
ふたつ揃った果実の狭間は、創口のように爆ぜている。
深紅の肉色を覗かせ、小陰唇が口を開いていた。
僅かに色素の沈着した陰唇は、淫らな曲線を描いていた。
その曲線がひとつに結ばれる端部からは、陰核が顔を覗かせている。
なた豆を縦に挟みこんだような肉芽が、包皮を持ちあげていた。
由美の昂奮に、気づいたかのようだった。
もちろん、そんなわけはないだろうが、由美は思わず見を固くした。
「ここを借りた人たち……。
ぜったいこのデッキでやったよね」
香純は柵を離れ、デッキを歩き始めた。
ワイングラスを片手で掲げながら……。
床材に目を落とし、探しものをするようにゆっくりと歩んだ。
「この床に……。
どれだけの精液が染みたんだろ」
香純が、叔母を振り向いた。
デッキ柵を背にした叔母は、香純の視線を避けるように瞳を泳がせた。
「今日はここに……。
愁の精子が染みるわけよね」
香純が突然、デッキに身を伏せた。
四つん這いだった。
背中を由美たちに見せ、もたげた顔を叔母に向けていた。
「誰かの精子の臭い……。
残ってるかな?」
香純は、顔をデッキに伏せた。
鼻を擦りつけるようにして、床材を嗅いでいる。
尻を高々と持ちあげていた。
叔母からは、骨盤の尖りが天を突いて見えるだろう。
しかし由美たちには、それ以上のものが見えていた。
無論、陰部だった。
香純は、これを見せつけるために、四つん這いになったのではないか?
デッキを嗅ぐ仕草は、その口実だ。
尻の狭間から覗く性器は、まさしく“雌”そのものだった。
陰毛の疎らに生えた大陰唇が、アケビのように膨らんでいた。
ふたつ揃った果実の狭間は、創口のように爆ぜている。
深紅の肉色を覗かせ、小陰唇が口を開いていた。
僅かに色素の沈着した陰唇は、淫らな曲線を描いていた。
その曲線がひとつに結ばれる端部からは、陰核が顔を覗かせている。
なた豆を縦に挟みこんだような肉芽が、包皮を持ちあげていた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2012/01/28 07:39
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み「まさか……、先生。
わたしが抵抗できないのをいいことに……。
力づくで……。
じ、自分のものに……」
http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2012012219344058b.jpg
律「してません」
み「なんでしないの?」
律「誰がするか。
服は、自分で脱いだのよ」
http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201201221935095cd.png
み「わたしが?」
律「そうよ。
一騒動だったけどね。
パンツの上から帯締めて……」
http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201201221934403fb.jpg
律「仕切りを始めたりね」
http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120122193439d07.jpg
み「そ、そんなこと……。
わたしがするわけないじゃん。
話作らないでよ」
律「したの。
やっとこさ部屋に運びこんだ途端、元気になるんだから……。
腹が立つのなんの」
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2. Mikiko- 2012/01/28 07:40
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み「漁屋酒場から、どうやって帰ってきたの?」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201107172021522d0.jpg
律「タクシーに決まってるでしょ。
お店で潰れちゃったんだから。
あのおじいさんに手伝ってもらって……。
ようやく押しこんだのよ」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111002115432439.jpg
み「ホテルに帰ってからは、どうしたの?」
律「歩けそうにないから……。
ホテルの人に手伝ってもらったわよ。
ちょうど、女性スタッフがいて助かったわ。
ようやく部屋に運びこんだと思ったら……。
突如立ち上がって、服脱ぎ散らかしてさ」
http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120122193509e16.jpg
み「ウソ……」
律「ホントです。
浴衣に着替えるのかと思ったら……。
帯で廻し締めて、四股踏みはじめたのよ」
http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120122193439323.jpg
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3. Mikiko- 2012/01/28 07:40
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律「しかも、片足上げるごとにひっくり返ってさ……」
http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120122193440800.jpg
律「そのたんびに、ケラケラ笑うんだから。
射殺しようかと思ったわよ」
http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120122193439198.jpg
み「そんな人……、わたし知らない」
律「頭に来たから……。
その格好のまま、廊下に突き出してやったわ」
http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120122193509bb4.jpg
み「ヒドいぃぃ」
律「バカね。
そんなことするわけないでしょ。
同伴者にも、恥のとばっちりが来ちゃうじゃない」
http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201201221935096f4.jpg
み「うぅ。
良かったぁ。
あの……。
そのあと、どうしました?」
続きは、次回。
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4. ハーレクイン- 2012/01/28 09:59
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雌豹のポーズでおまんこ剥き出し、野外デッキを検分する香純。
挑発しているのか、挑発してるんだろうな。
誰を?
それにしても、アケビはともかく、なた豆か。
ちょっと大きくないか。そら豆ほどではなかろうが。
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5. ハーレクイン- 2012/01/28 10:01
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2枚目の「幽体離脱」みたいな画像。
モデルさん、えらく美人だが……。
うーむ。
秋田の夜の酒宴。
そんなに無事にお開きになったわけでもなかったのか。
「み」さん。よっぽど気に入ったんだなあ、お相撲。
ま、あんだけさがりと廻しの薀蓄を聞かされたんだからな。無理もない。
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6. Mikiko- 2012/01/28 12:54
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実は、実物を見たことがなかった。
http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120128123213dfa.jpg
で、でかい。
ま、形だけ似てるってことで。
http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120128123447ca2.jpg
幽体離脱ではなく……。
脱皮です。
↓こちらから拝借。
http://design.style4.info/2011/02/human-metamorphosis/
ようやく、秋田川反漁屋酒場の場面が終了しました。
始まったのは、『東北に行こう!』の203回(https://mikikosroom.com/archives/2672167.html#comment8680)。
7月23日ですから……。
丸半年続いたわけですね。
回数にして、132回。
週5回の投稿で、ひとつの場面を半年書けるってのは……。
一種の才能ではなかろうか。
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7. ハーレクイン- 2012/01/28 14:27
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タイトルは「脱皮する人-Human Metamorphosis」
ま、綺麗だが、一歩間違えばグロだよなあ。
しかし、ようでけとる。
>ひとつの場面を半年書けるってのは……。
一種の才能ではなかろうか。
余人の追随を許さぬ、という意味では正に才能でしょうなあ。
(誰もやらんって、こんなアホな企画)
それに連日付き合い、一喜一憂する読者もなあ。これはこれで一つの才能かも。
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8. Mikiko- 2012/01/28 20:28
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書いてる方も、予想だにしなかった。
居酒屋で半年じゃ、旅行記にならんわい。
これからは、トントントーンと行きますよ。
振り落とされないよう、ごちうい願います。
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9. ハーレクイン- 2012/01/28 21:37
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行かんでええって。
今のままのペースでええって。
さきさき行っても、目的地があるわけでなし(あるのか?)、締め切りがあるわけでなし。
>旅行記にならんわい。
って、それは既に宣言済みではないか。
692回のコメレスじゃ。
>すでに、『旅行記』という括りからは、大きく逸脱しております。
旅行記はあくまで“基調”、お勧めはケーキのトッピングなんだろ。トッピングを減らし、貧相なケーキにすることは相ならぬぞ。
“アホな企画”と書いたが、我々読者はその“アホ企画”を毎日楽しみにしておるのだ。
たのむぜ、Mikiはん!
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10. Mikiko- 2012/01/28 22:38
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人がせっかくその気になったのに。
ま、居酒屋の場面では、ずっと座りづめだったわけで……。
動いてる景色も見たくなっただけです。
わたしのことですから、真っ直ぐには行かんでしょう。
しかし、この架空旅行記を書く過程で……。
ネット上の実旅行記を、かなり見ましたが……。
なんでこんなにあっさりしてんの、と不思議に思いました。
もっと書くことあるでしょーが、ってね。
でも、実際に行っちゃうと、あんなものなのかもね。
となれば、わたしは……。
一番幸せな旅行者なのかも知れませんね。
お金がなくても、旅に出よう!
みなさんも、架空旅行記、書いてみませんか?
ぜったい楽しいぞ。
でも……。
『紙上旅行倶楽部』を読む方が、もっともっと楽しいかも?
これからも、旅のお付き合い、よろしくお願いします。