Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0821
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 もう、我慢出来なかった。
 口元にあった手の平が、真下に下りていく。
 カーペットまで下りた手の平を、陰核の下に添える。
 たなごころに溜まった白濁液の上に、赤い肉の橋が架かった。
 陰核が、身ぶるいするように震えた。
 手の平が、獲物に襲いかかるように、陰核を捉えた。

「あひゃ」

 陰核に精液を塗りまぶす。
 真っ赤な陰核は、たちまち白い胞衣を纏った。
 飛び散った精液が、陰毛に白い露を結んでいた。

 陰核を摘み、小刻みに引く。
 陰核が伸びるたびに、肛門が引き絞られた。

「もうダメ……。
 イ、イク」

 美弥子は、鏡を凝視した。
 陰核を小刻みに上下させる姿は、男がオナニーしているようにも見えた。

 美弥子の左手の平が、乳房を下から持ちあげた。
 指先は、乳首を摘んだままだった。
 そのまま、乳首を宙に吊り上げる。
 乳首は、美弥子の口元まで伸ばされた。
 美弥子は顔ごと振り倒し、乳首を咥えた。
 唇を送り、深く迎える。
 硬く尖った乳頭が、前歯の狭間に捕らえられた。

 美弥子の動きが、一瞬止まった。
 陰核は腹部に押しつけられ、縮んだ状態だった。
 歯先の感覚を確かめながら、上目で鏡を睨む……。
 刹那。
 美弥子の右手が、タクトを振るように跳ねた。
 陰核が、思い切り引き延ばされる。
 同時に、前歯が乳首に食いこむ。

「ぎ」

 全身が踊りあがり、乳首を離れた顔が天井を向いた。
 天井が、ゆっくりと後退する。
 上体ごと真後ろに傾いているのだ。
 スロー映像を見るように、背中がカーペットに着地した。
 カメラがぶれ、視界が揺れた。
 両脚が真っ直ぐに伸び、天井を指しているのが見えた。
 爪先では、10本の指がすべて開いていた。
 視界が、天井から後ろの壁に移った。
 瞳が、上瞼に隠れようとしているのだ。

 美弥子の捉えた最後の情景は、ベッドに横たわる由美だった。
 由美の顔は、こちらを向いて倒れていた。
 両瞼が半眼に開いている。
 そのあわいに、瞳は無かった。
 真っ白な双眸に吸いこまれるように……。
 美弥子の意識もまた、消失した。
由美と美弥子 820目次由美と美弥子 822





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2011/10/14 07:27
    • み「さーて、次は何飲もうかな」
      律「ちょっと、もう飲んじゃったの?」
      み「1合なんて、あっという間じゃない」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111009095403300.jpg
      律「味わって飲みなさいよ。
       高いんだから」
      み「案外セコい女だね。
       じゃ、今度は味わって飲むから……。
       先生の分けてちょうだい」
      律「イヤよ。
       自腹で注文しなさい」
      み「けちー」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110918101500d6f.jpg
      み「お嫁に行けないよ」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2011100909540578a.gif
      律「わたしは行けないんじゃなくて……。
       行かないんです。
       その言葉、丸々お返します」
      み「わたしは……。
       行ってもいいけど」
      律「あら、そうなの?」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201110090954044ce.jpg

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2011/10/14 07:28
    • み「全面的に食べさせてくれて……。
       でもって、家事もしなくていいんならね」
      律「旦那さんに家事までやらせるわけ?」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111009095403379.jpg
      み「別にしなくていいよ。
       母と同居すれば、母がするから」
      律「で、あんたは……。
       働きもせず、家事もしないってわけ?」
      み「左様じゃ」
      律「あんただけ、遊び暮らすわけ?
       そんなこと、天が許すか!」
      み「許してよー」
      律「たとえ天が許しても……。
       美少女仮面ポワトリンが許しません」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111009095404153.jpg
      み「古るー」
      律「あんただって、知ってるじゃない」
      み「遊び暮らしたりなんか、しませんよ」
      律「何すんのよ?」
      み「小説を書く」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201106122027198aa.jpg
      ↑小説家と云うと、なぜかこのイメージ(坂口安吾です)
      み「毎日投稿できるよ」
      律「はいはい。
       それだけは、立派だけどね」
      み「そういう奇特な人、おらんもんかね?
       先生の病院にいない?」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111009095402542.jpg
      律「そんなバカ、いるか!」
      み「じゃ、ほかを探すか……」
      律「宝くじ買うほうが、まだ確率は高いわね」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111009095416979.jpg
      み「ちぇ。
       何で人は働かにゃならんのかね。
       たった一度きりの人生なのに……。
       切ない。
       くそ。
       やけ酒飲みたくなってきた。
       マスミン、次のお勧めは?
       あ、ちょっと、あの人何飲んでるんだろ?」

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2011/10/14 08:41
    • 美弥ちゃんは自分の乳首を咥えられる、うらやましい人だったなあ。
      万人の望み(だと思うが)。
      セルフクンニ! 、
      セルフフェラ!
      母さん、僕のちんちん、どうして自分で咥えられないんでしょうね。
      >「ぎ」
      かあ。
      いまさらですが、今日の名シーン。
      >両脚が真っ直ぐに伸び、天井を指しているのが見えた
      >爪先では、10本の指がすべて開いていた

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2011/10/14 09:18
    • 「み」さん。
      ろくろく味わいもせず飲んじまったのかよう「秋田飛良泉」。
      ま、確かに、はじめの一合なんてあっちゅう間だよなあ。
      だから、最初は安い酒からはいらんと……
      >お嫁に行かない
      嫁さん食べさせてやって(これくらい楽々)、
      さらに飲ませてやる亭主はおると思うぞ。
      嫁さんの母さんが家事やってくれるんならな。
      ある意味、理想的な家族でないかい。
      しかし、崩壊する危機はたくさんあるがな。
      崩壊の危機。
      ①母が身罷る(えんぎでもねえ、ごめん)。
      ②婿と母が出来てしまう(そんなエロ小説、あったぞ)。
      ③子供ができる(どっちの子供や!)。
      ま、確かに。
      小説家に、まともな家庭人はめったにおらんよな。
      美少女仮面ポワトリン。
      まあ~ったく知らぬ。
      Wikiで確認したよ。
      1990年、フジテレビ系列で放映された特撮テレビ番組。
      原作はなんと、あの石ノ森章太郎!
      ポワトリンとはフランス語で「胸」!
      決めゼリフは、
      「愛ある限り戦いましょう。命、燃え尽きるまで。美少女仮面! ポワトリン!!」
      「たとえ○○が許しても、この美少女仮面ポワトリンが許しません!」

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2011/10/14 20:26
    •  飛良泉の「秋田泉」です。
       実際に飲んでないんだから……。
       味わいもせずに飲んじゃった、ということにするしかないわなぁ。
       どんな味か、書けないもの。
       でもたぶん……。
       飲んでも、わからんでしょうけど。
       「秋田泉」を味わったという記事を探してみましたが……。
       はなはだ少ないです。
       こちらの方は、飲んでらっしゃいますが……。
      http://u-mao2.cocolog-nifty.com/lerepas/2010/01/index.html
       感想は、「美味い!!」とだけ。
       と思ったら、飲食店情報にあった。
      http://gourmet.sakelog.jp/shops/menu/54139
       「心地のいい甘味と軽快な酸味とのバランスがよく、上品な味わい」とか。
       さっぱりわからん。
       甘くて酸っぱいってことか?
       マッコリみたいだね。
       でも、こっちのブログでは……。
      http://eaussie.info/2010/08/
       「すっきりした口当りの辛口」となっておるぞ。
       どういうこっちゃ?

    • ––––––
      6. ハーレクイン
    • 2011/10/14 20:44
    • 苦労されましたのう。
      人の五感のうち、味覚と嗅覚は特に言葉で表現するのが難しい感覚ですからねえ。
      酒の味の鑑定なんてのは個人差が常に付きまといます。
      例の、全国新酒鑑評会も、あくまで目安なんですね。
      酒は嗜好品。
      自分が美味いと思ったものを飲めばいいわけです。
      ただし、酒の客観的評価基準である「精米歩合」と「アル添の有無」。
      これを無視してはただの思い込みになりますぞ。
      ご紹介の三つのサイトさんのうち、ケン太さんのご感想が一番正解に近いと思いますよ。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2011/10/14 22:33
    •  つらつら考えるに……。
       自分はお酒を、「美味い」と感じたことがあるのだろうか。
       例の超熟酒も、ほかの日本酒に比べて「飲みやすい」とは思いましたが……。
       「美味い」とまでは、どうかな。
       例外は、汗をかいた後の夏のビールですが……。
       あれも、喉の渇きが感じさせている気がします。
       確かに、美味い不味いは、絶対的なものではないのかも。
       味は、体調や精神状態と呼応しているものなのかも知れませんね。

    • ––––––
      8. ハーレクイン
    • 2011/10/14 23:30
    • >つらつら考える
      って、えらいばばくさい表現じゃのう。
      参考文献。
      広辞苑第六版
      つら‐つら
      〔副詞〕つくづく。よくよく。念入りに。
      >自分はお酒を、「美味い」と感じたことがあるのだろうか
      これこれ。
      いまさら何を言うのじゃ。
      ここはコメの世界。
      小説世界ではないぞ。
      あ、だからこその独白か。
      >美味い不味いは絶対的なものではない
      んなことは当然ではないか。
      何度でもいうが酒は嗜好品。
      自分が「美味い」と思えば、それがその人の至高の酒じゃ。
      ま、私の場合。
      「酔うための酒」と「味わうための酒」は、明らかに別物であるがな。
      毎日「味わうための酒」を飲みたい。
      そんな罰当たりな真似は「美少女仮面ポワトリン」が許してくれぬわなあ。
      しかあし!
      酔うための酒も時に至高の酒となる。
      それは、酒を飲み、酒と話し、人と飲み人と話す。
      その時々の中に垣間見る、まさに至高の一瞬なのだろうかのう。
      おっさん、酔うとるやろ。
      おう。
      酔うとるぞ。
      酔わん奴はアホじゃ。
      人生の半分もわかっておらぬわ。
      わが師、牧水は、
      「酔うための酒」に、人の世の至高の喜びを見出した稀有なお方じゃ。
      ●それほどにうまきかとひとの問ひたらば 何と答へむこの酒の味(若山牧水)
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