Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0746
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「あぁっ」

 ウェイトレスが、悲鳴のような声をあげた。
 激しく動かしすぎて、陰茎が抜けてしまったのだ。
 ウェイトレスは、宙に躍った陰茎を慌てて掴んだ。
 しかし、再び挿入する猶予は無かったようだ。
 握り閉めた陰茎を、激しく扱いた。

「あぎゃ」

 亀頭から、濃白色の精液が噴き出した。
 小指ほどもある太い液体の柱が、宙に起ちあがった。
 ウェイトレスの腰が振れると、精液の柱は投げ縄の姿によじれた。
 生を吹きこまれた縄の軌跡が、美弥子の顔面を襲った。
 美弥子に、逃れる意図は無かった。
 自ら顔を突き出し、精液を迎えた。
 熱い柱が、顔面を打つ。
 栗の花の香りが、華やかに弾けた。

「あきゃ。
 ぅわきゃっ」

 ウェイトレスは、全身を煽りながら、止めどなく射精を続けた。
 精液は、さまざまな軌跡を宙に噴きあげた。
 美弥子は上体を振り、そのことごとくを顔面に受けた。
 自らを汚す悦びが、脊椎を刺し貫いていた。
 肛門を締め付けていないと、脱糞しそうだった。

「あが。
 あがが」

 ウェイトレスの顎は、外れたように垂れ下がっていた。
 間歇泉めいて噴き上げていた精液は、ようやく勢いを失いつつあった。
 もはや身を屈めても、美弥子の顔までは届かなかった。
 美弥子の胸に最後の飛沫を残すと、美里の背中を名残のように汚した。

 ウェイトレスの身体が静止した。
 大きく見開いた眼に、瞳は無かった。
 洞穴のような口が、虚空に開いていた。
 股間の亀頭からは、まだ精液が噴き零れていた。
 精液は、握り閉めた陰茎を、鑞涙のように伝っていた。
由美と美弥子 745目次由美と美弥子 747





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2011/07/01 07:29
    • み「お~。
       気持ちいい。
       アルキメデス、アルキメデス。
       お湯が溢れるぅ。
       極楽、極楽……」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110603201550ddf.jpg
      律「ほんと、いいお湯」
      み「でもさ……。
       よく見ると、やっぱ少しヘンだよ。
       壷に入ってるのって。
       ほら、あれみたい」
      律「なによ?」
      み「映画であったじゃん。
       壷に入れられる女」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110626114941ddb.jpg
      律「そんな映画、あった?」
      み「手足切られて、壷に入れられるんだよ。
       中国の映画」
      律「あぁ、『西太后』ね」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110626114942afc.jpg
      み「子供のころ、テレビで予告編やってて……。
       すっげー、怖かった」
      律「そうか……。
       あれこそが、壷なのよ。
       わたしたちが入ってるのは、瓶(かめ)じゃないの?」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201106261150117b6.jpg

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2011/07/01 07:30
    • み「そうなの?
       壷と瓶って、どう違うのよ?」
      律「口がすぼまってるのが、壷でしょ?」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201106261150125c9.jpg
      み「じゃ、これは『壷風呂』じゃなくて……。
       むしろ、『瓶風呂』ってこと?」
      律「そうなるわね」
       ちなみに。
       「はなまるマーケット(TBS)」では……。
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201106261149436d6.jpg
       口の直径と、胴体の一番太い箇所の直径を比べて……。
      ・壷(つぼ)・・・口の直径が3分の2未満
      ・瓶(かめ)・・・口の直径が3分の2以上で蓋がある
      ・鉢(はち)・・・口の直径が3分の2以上で蓋がない
       としてたそうです。
       そんなら……。
       『鉢風呂』が正解になっちゃいそうだぞ。
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110626114944b4b.jpg

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2011/07/01 07:31
    • 律「お湯が茶色いから……。
       なんか、お出汁が出てるみたいよね」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110626115623b56.jpg
      み「瓶(かめ)茹でか?
       よく、マンガとかであったよね。
       ジャングルに入った探検隊が……。
       土人に掴まって、茹でられるシーン」
      律「今、土人とか言ったら、ダメなのよ」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110626115011db2.jpg
      み「なんて言うのよ?
       人喰い人種?」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110626114943b38.jpg
      律「もっと悪いでしょ!
       ダッコちゃん人形でさえ、製造できなくなったんだから」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110626114944798.jpg
      み「なんでダメなの?」
      律「腰ミノとか付けてるのが、差別的だってことじゃないの?」
      み「差別意識なんか、ぜんぜん無いのにね」
       続きは、次回。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2011/07/01 09:03
    • 美弥ちゃんvs.ウサギの顔射対決。
      射出量と香りで、ウサギの勝ち、かな。
      それにしてもウサギめ。
      とうとう、お客さんを差し置いて、先にいっちゃったよ。

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2011/07/01 09:50
    • 映画「西太后」。
      あったねー。
      1984年、中国・香港合作。
      あの、両手両足を切り落とされて壺に入れられたのは、西太后のライバル、麗后。
      かわいそうによう。
      両手足を切断されて短い義肢をつけられ「人間犬」として飼育される、というエピソードが、永井豪「バイオレンス・ジャック」にあったな。
      壺・瓶・鉢の定義ねえ。
      こういうのにこだわる人と、「どうでもええやんけ」という人がいるんだよな。
      性格が出るのかなあ。
      私は結構こだわります。
      ニューギニアのお二人がつけているのは、ちんちんカバーで「ゴサガ」といいます。
      結構ファッション性もあって、こだわる人は顔に届くほど長大なものにしたり、様々な飾りをつけたりするそうです。
      参考文献。本田勝一「極限の民族:ニューギニア高地人」
      ダッコちゃんねえ。
      私らが小学生のころかなあ、大流行したのは。
      二の腕に抱き着かせるんだよね。んのまま外出する人も多かった。ええ大人でも!
      そういや、カルピスだったよな。
      長いこと商品に付けてた「黒人マーク」がやり玉に挙げられ、中止になったのは。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2011/07/01 20:32
    •  大昔の人かと思ってたら……。
       けっこう近年なんですね。
       生まれたのは、日本では幕末の1835年。
       亡くなったのは、1908年(明治41年)。
       この時代なら、麻酔手術も行われてたんでしょうかね?
       まさか、麻酔無しで、手足切らないよね。
       想像しただけで、気絶しそうです。
       二の腕ってのは、やっかいな用語なんですよね。
       辞書(三省堂・大辞林)を引くと……。
      (1)肩から肘までの間の部分。
      (2)肘と手首との間の腕。
       違うことが並べて書いてあります。
       もともとは、(2)だったらしいです。
       肩から肘までは、一の腕と称されてたとか。
       でも次第に、一の腕が死語化し……。
       二の腕が、肩から肘までを表すようになったんだとか。
       小説で使おうとして、どっちだか分からなくなることが、よくありました。
       ヘンなペニスケース、発見。
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110701203015e78.jpg
       狭いとこは歩けないよな。

    • ––––––
      7. ハーレクイン
    • 2011/07/01 22:26
    • >>西太后は結構近年の人……。
      そらそや。
      中国最後の王朝「清」の9代皇帝の妃やからな。
      清朝第12代皇帝が、「ラストエンペラー」の愛新覚羅 溥儀(あいしんかくら ふぎ)
      1912年(明治45年)2月12日、ラストエンペラーが退位した(させられた)その時、4000年の長きにわたる「中国」の歴史に幕が引かれた。
      西太后没後、わずか3年3か月後のことである。
      参考文献。浅田次郎「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」「中原の虹」
      麻酔術は、古代中国(もちろん紀元前)にすでに行われていたというが(あくまで伝説)、世界最初の麻酔手術は、日本の華岡青洲(和歌山の誇り)が、江戸期後期の1804年におこなったもの、とされている。
      せやから、西太后が思い遣りのある人やったら、麻酔をかけて手足切断を行った可能性はあるな。
      せやけど、思いやりのある人なら、いかに憎いライバルとはいえ、手足を切ったり、壺に押し込めたりはせんわな。
      >>二の腕ってのは、やっかいな用語
      そうか。ほんとにやっかいだな。
      私は(1)肩から肘までの間の部分、の意味で使いました。
      今はこの使い方が優勢やないかな。
      あれ。これ、何の話や。
      と思ったら、ダッコちゃんやったな。
      >>変なペニスケース
      変とはなんだ!
      実用は問題やない。
      ペニスケースは男の誇り(または見栄)じゃ!

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2011/07/01 22:57
    •  なんとなく、三国志のころの人だと思ってた。
       世界史は弱いのです。
       日本史の女王なので。
       麻酔なしに、手足を切り落としたりしたら……。
       激痛で死んじゃうんじゃないかね?
       二の腕の件。
       どこのシーンか忘れましたが……。
       肘から手首までを指す名称として使った覚えがある。
       やっぱ、前腕と上腕ってふうに書き分けるべきなのかね。
       でも、二の腕って、語感がいいんだよね。
       ペニスケース。
       外したとき、ぜんぜんサイズが違ってたら……。
       かえって馬鹿にされると思うがのぅ。

    • ––––––
      9. ハーレクイン
    • 2011/07/01 23:38
    • 日本史は、中国史と切っても切れぬと思うが。
      >>麻酔なしに手足を……。
      間違いなくショック死だな。
      願わくば、できるだけすみやかに死なれんことを……。
      >>二の腕
      由美美弥、ざっと見てみました。
      どちらか不明という場合が多いようですが、「肩-肘」「肘-手首」の両方が使われていますな。
      テニスに「二の腕返し」という技がありますが、こちらは「肘-手首」ですね。
      >>ペニスケース
      いいんだよ。
      それが男の矜持というものじゃ。

    • ––––––
      10. Mikiko
    • 2011/07/02 06:56
    •  やっぱり、部位が混乱してたか……。
       「二の腕返し」は、ゴルフでも使われるようです。
       でも、“二の腕ダイエット”の「二の腕」は、明らかに上腕だし。
       いっそ、由美美弥で「一の腕」を復活させるかな。
       矜持と見栄は、大違いだと思うが。
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