2011.1.21(金)
問題は、残る1本の脚だ。
舫いを結ぶ杭がないのだ。
その脚の側には、窓しか無かった。
窓の外は、ベランダだ。
由美は、ミサの部屋のベランダで、ミサに縛られたことを思い出していた。
片脚を、腰壁の上のパイプに結ばれていたのだった。
しかし、ベッド脇から柵までを渡せる布地は、この部屋には無かった。
少女の頸が、微かに触れた。
眠りが浅くなっているようだ。
急がなくては。
由美は、ベッドからシーツを外した。
夏物の薄いシーツだった。
一端を使い、片方の足首を結ぶ。
反対側の端は、無論、ベランダの腰壁までは届かない。
しかし、窓枠までは充分に届いた。
その一端に結び目を作り、引き絞る。
結び目を窓枠の外に出し、窓枠に接する布地の襞を、重ならないように拡げた。
サッシを閉じる。
厚みのありそうな箇所を調節し、均等に布地を伸ばす。
サッシを窓枠に押しつけながら、クレセント錠を下ろす。
錠受けを擦りながらも、どうにか錠が掛かった。
窓枠に挟まったシーツに、体重を預けて引いてみた。
まったく動かない。
由美は大きく息を吐くと、床に張り付けられた少女を見下ろした。
由美のブラウスの下では、腹部がふいごのように起伏していた。
興奮が、尻たぶを虫酸のように駆けあがった。
覚えのある感覚だった。
そうだ。
美弥子に下剤を飲ませ……。
トイレで待ち受けていたときと同じだ。
あのときの狂いそうなほどの興奮が、今、蘇っていた。
自らに潜む性癖を、認めざるを得なかった。
自分は、こういうことが、どうしようも無く好きなのだ。
そして……。
走り出したら止まらない。
由美は、少女を見下ろしながら、ゆっくりと後ずさった。
少女の瞼の下では、眼球が動いていた。
もう、間もなく目覚めるだろう。
そして自分も、もう我慢出来ない。
由美は、身を翻すとバスルームに駆けこんだ。
舫いを結ぶ杭がないのだ。
その脚の側には、窓しか無かった。
窓の外は、ベランダだ。
由美は、ミサの部屋のベランダで、ミサに縛られたことを思い出していた。
片脚を、腰壁の上のパイプに結ばれていたのだった。
しかし、ベッド脇から柵までを渡せる布地は、この部屋には無かった。
少女の頸が、微かに触れた。
眠りが浅くなっているようだ。
急がなくては。
由美は、ベッドからシーツを外した。
夏物の薄いシーツだった。
一端を使い、片方の足首を結ぶ。
反対側の端は、無論、ベランダの腰壁までは届かない。
しかし、窓枠までは充分に届いた。
その一端に結び目を作り、引き絞る。
結び目を窓枠の外に出し、窓枠に接する布地の襞を、重ならないように拡げた。
サッシを閉じる。
厚みのありそうな箇所を調節し、均等に布地を伸ばす。
サッシを窓枠に押しつけながら、クレセント錠を下ろす。
錠受けを擦りながらも、どうにか錠が掛かった。
窓枠に挟まったシーツに、体重を預けて引いてみた。
まったく動かない。
由美は大きく息を吐くと、床に張り付けられた少女を見下ろした。
由美のブラウスの下では、腹部がふいごのように起伏していた。
興奮が、尻たぶを虫酸のように駆けあがった。
覚えのある感覚だった。
そうだ。
美弥子に下剤を飲ませ……。
トイレで待ち受けていたときと同じだ。
あのときの狂いそうなほどの興奮が、今、蘇っていた。
自らに潜む性癖を、認めざるを得なかった。
自分は、こういうことが、どうしようも無く好きなのだ。
そして……。
走り出したら止まらない。
由美は、少女を見下ろしながら、ゆっくりと後ずさった。
少女の瞼の下では、眼球が動いていた。
もう、間もなく目覚めるだろう。
そして自分も、もう我慢出来ない。
由美は、身を翻すとバスルームに駆けこんだ。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2011/01/21 07:28
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み「急かさないでよ」
律「これがほんとの、じれっ鯛。
それじゃ、わたしが食べさせてあげる。
ほれ、あ~ん」
み「あ、あ~ん」
律「もっと大きく、口開いて」
み「あ~ん」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110116122458144.jpg
律「はい、どうぞ」
み「ぅあちっ。
あちゃちゃちゃちゃ」
律「こら!
何で吐き出すのよ!
もったいない」
み「あひあひぃ。
わらひは、ねこひたなの」
律「ねこひたって何よ?」
み「ねこひた!」
律「わからんやつ……。
あ、そうか。
ひょっとして、猫舌?」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110116122458cbd.jpg
み「はひはひ」
律「なんだー。
こんなに熱々で美味しいのに。
可哀想にねー。
それじゃ、仕方ないね。
また吐き出されたらもったいないから……。
わたしが食べちゃおぅっと。
はぐはぐ。
おいピー」
み「ほ、ほんなに食うな!」
律「やだよー。
Mikiちゃんは、ほらこの小鉢食べなよ」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2011011612245803a.jpg
律「なんだろ、これ?
とろとろのワカメみたいなのと……。
いい色した塩辛。
どうぞ、召し上がれ」
み「ひぎゃー。
やだよー。
鯛がひいよー」
律「ほんとに泣くな!
みっともない!」
み「わ、わたひの1,300円……」
律「いじましすぎて……。
興醒めだわ」
店「お待たせしました。
こちら、『男鹿のやきそば』になります」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2011011612245895a.jpg
律「ほら、Mikiちゃん、やきそばが来たよ。
ちょっと。
ほんとに美味しそうだわ。
鯛はちゃんと取っててあげるから……。
やきそばから食べなさいって。
ほんとに泣くんだからタマゲる女だよ。
ほら、涙拭いて」
み「鼻水まで出た」
律「やきそばに垂らすなよ」
み「じゃ……。
いただきます」
律「ちょっと。
上目で睨んでなくても、ちゃんと残しておくって」
み「イマイチ、信用でけん。
ほんとに残しておいてよね。
それじゃ……。
やきそば、いかせて頂きます」
続きは、次回。
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2. ハーレクイン- 2011/01/21 11:03
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う~~~~む。
由美ちゃんと少女と室内と緊縛の状況はよくわからなくなったが、
よくわかったことはこれ↓だ!
>>そうだ。
美弥子に下剤を飲ませ……。
トイレで待ち受けていたときと同じだ。
あのときの狂いそうなほどの興奮が、今、蘇っていた。
自らに潜む性癖を、認めざるを得なかった。
自分は、こういうことが、どうしようも無く好きなのだ。
そして……。
走り出したら止まらない。
暴走特急、「変態由美」号。
気がついたら、爆走中。
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3. ハーレクイン- 2011/01/21 11:14
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あ~。
「み」さん。
やっぱり猫舌でしたか。
以前どこかで書かれていたような……。
しかし、
生魚はあかん、熱いものはあかん……。
大変ですな。
ご愁傷様、というしかないですのう。
あとは。
「律」さん、お手柔らかに。
頼んまっせ。
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4. ハーレクイン- 2011/01/21 19:23
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前回630回の最後に入れたコメ、お題「お~暑い」は、ここに入れるはずを、間違うてしもうた。
なにをしておるのだ、おっさん。
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5. Mikiko- 2011/01/21 20:23
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日本とか韓国とか、東アジアに偏ってるんじゃないでしょうか?
他の地域では、手で食事するところもありますしね。
サンコンだったかな?
鍋料理を手で食べようとしたヤツ。
鍋に手を突っこんで、飛び上がってました。
白人なんか、ラーメン食べられないそうじゃないですか。
熱くて。
音立てて啜らない主義だから、完全に冷めるまで食べれない。
冷めるまで待ってたら、カンペキに伸びちゃうよ。
美味しくないだろうね。
ちなみにわたしは、スープは冷めるまで飲めないけど……。
麺なら、食べれます。
もちろん、ひょっとこみたいな顔して、思い切り吹きますが。
そう言えば、外人は……。
日本の銭湯も、熱すぎて入れないそうですね。
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6. ハーレクイン- 2011/01/21 21:17
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生理的に熱い物が食べられないのか、
文化的にうけつけないのか。
う~む。
考えたこともなかったのう。
外人さんが入れないほど熱い銭湯は、
日本人でも無理なんじゃないのか。
ほら、江戸っ子は見栄を張って、むやみに熱い風呂に入るらしいやないですか。
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7. Mikiko- 2011/01/21 22:47
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慣れれば、食べられるようになるみたいです。
でも、熱さに慣れると云うより……。
音を立てながら食べることに慣れる、って感じじゃないでしょうか?
熱い物を無音で食べるのは、難しいでしょうからね。
アイスランドを始め、外国にも温泉がありますが……。
みんな水着を着用して入るようです。
温水プールの感覚ですね。
当然、ぬるいそうです。