Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 411
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「先生は、ピアノの椅子に座ってた。
 先生に見下ろされながら……。
 オナニーするの。
 あんな幸せな時間、ほかに無かった」

 笑みを溢れさせていたスタッフの顔が、突然泣き顔に歪んだ。

「先生!
 なんで結婚なんかしちゃったの?
 なんで……」

 スタッフは、子供のように顔を歪めて泣き出した。
 泣きながらも、乳首を捻る指は止まらなかった。

「先生……。
 見て。
 香純がオナニーするとこ……。
 また、見てて」

 言うなり、スタッフは身を捻った。
 背もたれを斜めに滑り降りた背中が、座面に着いた。
 スタッフは、ソファーの座面に沿って仰向けになっていた。

 片脚が弧を描いて振り上がり、膝裏が背もたれに掛かった。
 もう一方の脚は座面から下り、足裏が床に着いていた。
 股間までの視線を、遮るものが無かった。
 陰唇が綻び、陰核が勃起しているのがはっきりと判った。

「先生。
 見ててね」

 乳首を摘み上げていた指が外れた。
 両手の指が、白い体側をまさぐるように降り始める。
 離れて降りていた左右の指は、恥丘で出会い、寄り添った。
 しかしすぐに、その進路は別れた。
 左手の指先は恥丘に止まり、包皮を剥きあげる。
 右手は、さらに下り進み膣口まで伸びた。
 指先が泉を汲むたび、陰唇の襞がゼリーのように震えた。
 満遍なく滑りに浸った指が、再び上方へと戻る。
 剥きあげられた陰核が、指の下に隠れた。

「はぅ」

 スタッフの背中が、座面からアーチを描いて持ち上がった。

 背中が再び座面に沈むと、スタッフは視線を美弥子に戻した。
 熱に浮かされたような、潤んだ瞳だった。
由美と美弥子 410目次由美と美弥子 412





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2010/03/19 07:31
    •  牧野富太郎博士の経歴の続き。
       22歳のころには、東京帝国大学(現東大)の植物学教室に出入りするようになります。
       25歳では、共同で『植物学雑誌』を創刊。
       26歳では、『日本植物志図扁』を自費刊行。
       27歳では、日本におけるムジナモ(水草)の新発見を報告し、世界的に名を知られるようになります。
       31歳で、東京帝国大学助手。
       しかし、研究や出版に家財をつぎ込んだため……。
       生家は、完全に没落。
       それでも懲りず、妻が始めた料亭の収益まで研究につぎ込みます。
       大学から借り出した資料を返却しなかったり、いろいろと問題も多かったようです。
       官僚的な研究者たちからは、ずいぶんと嫌われたとか……。
       でも、その情熱と業績は、何人も否定できるものではなく……。
       50歳で、東京帝国大学講師。
       65歳で、東大から理学博士の学位を授与されます。
       自ら命名した植物は、2,500種を越えると云われます。
       88歳で、日本学士院会員。
       89歳で、文化功労者。
       昭和32年、自らを“植物の精”と呼んだ人生は、94歳で幕を下ろします。
       死後、従三位に叙され、勲二等旭日重光章、文化勲章を授与されます。
       今では、「植物学の父」と敬われ……。
       誕生日の5月22日は、「植物学の日」に制定されてます。
       まさしく、“好きこそ物の上手なれ”で突っ走った人生。
       酒屋をひとつ潰してしまいましたが……。
       それと引き替えに、世界的な業績が残りました。
       彼が、もし真面目に酒屋の親父になってたら……。
       ……と考えると、背筋が寒くなります。
       彼の業績がすっぽり無くなってたら、日本の植物学はどうなってたんでしょうね。
       さて、その“植物の精”牧野富太郎を記念して作られたのが、高知県立牧野植物園です。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100313205546d6b.jpg
       開園は、昭和33年(1958年)。
       高知市郊外、標高146メートルの五台山頂上に拡がってます。
       園地面積は、6ヘクタール。
       実はここ、本当は、もうちょっと後に来たかったんです。
       というのも、4月24日に、新温室がオープンするんですね。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100313205547fc4.jpg
       今は、ほぼ完成した建物を、恨めしく見上げるのみです。
       ま、仕方ありません。
       さっそく、中に入りましょう。
       ここでも「MY遊バス」チケットが生きます。
       通常500円の入場料が、400円になります。
       絵金蔵では、500円が450円と、50円引きにしかなりませんでした。
       ところが、牧野植物園では、100円引きです。
       この違いは何かと云うと……。
       団体料金の違い。
       早い話、「MY遊バス」の割引は、一般料金が団体料金になるというものです。
       つまり、絵金蔵と牧野植物園では、一般の入場料は同じでも、団体料金に50円の差があるということ。
       この違いを考察するに……。
       絵金蔵は、そんなに多人数の団体は歓迎しないからじゃないでしょうか?
       大勢が順番に、蔵の穴なんか覗いてたら、大渋滞です。
       その点、植物園なら、いくら大勢来たって大丈夫です。
       修学旅行級の団体さんでも、オッケーです。
       1人入ろうが、20人入ろうが、受け入れる側からしたら、大した違いはない。
       それなら、1人で500円よりも、20人で8,000円の方が、施設としてはずっといいわけです。
       ということで、団体さんいらっしゃ~いという意味で、団体料金が安い!
       ということではないでしょうか?
       ちなみに、何人から「団体」のなのか、という定義ですが……。
       施設によって、まちまちのようです。
       絵金蔵は15人、牧野植物園では20人になってました。
       と、いらん考察をしてしまいましたが……。
       こんなこと考えてる場合じゃないんです。
       時間が、無い!
       続きは、次回。

    • ––––––
      2. フェムリバ
    • 2010/03/19 20:38
    • きっと、先生の事が心底好きだったんでしょうね・・・
      純粋~♪
      私の場合、遠い所で幸せになってて欲しいと思っちゃいます。
      でもそれは、相手を慮ってということではなく・・・
      目障りに感じてしまう部分が大きいからです(汗)
      どうしても、今現在の自分の幸せを守るため、絶縁したい気持ちが出てしまうんです。
      本当に性格悪くて最低だと思いますけどね・・・
      牧野博士の功績はもの凄く偉大ですが・・・
      牧之の爪の垢を煎じて飲むべきかも?(汗)
      しかし
      「新温室」、行ってみたかったですね~
      あのちょっと湿っぽい感じ、好きです♪
      「絵金蔵」は、修繕やなんかでキュレーターの人に払うお金が高いのかも?
      「牧野植物園」は、植物園職員が管理するんだし、人件費は掛からない。
      で、あとはミキコ様のおっしゃる理由ですね。
      時間が無いという事は・・・
      「紙上旅行倶楽部」恒例、猛ダッシュですか?
      美弥子ちゃん、大丈夫かな(汗)

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2010/03/19 21:13
    •  やっぱり、書いてたよ。
       第4回。
       昨日は、自分が呆けたのかと心配になりました。
       昔より今が幸せだと感じられるってのは、ほんとに幸せなことだと思うよ。
       わたしも温室は好きなんですが……。
       冬は、コートが邪魔になるんだよな。
       コートを預けられる温室って、無いのかね?
       キュレーターって何だ?
       サーキュレーターなら知ってるけど。
       そう言えば……。
       新潟市美術館は、国宝の仏像展示が出来なくなっちゃいました。
       カビやクモが出るからって……。
       あまりにもお粗末……。
       前売り券を買ってた母は、カンカンです。
       長岡の近代美術館まで行かなきゃならなくなったんだから。

    • ––––––
      4. フェムリバ
    • 2010/03/19 22:39
    • 「由美の実家は、東海地方の県庁所在地にあった。」
      って、書いてありますね。
      私が見落としてました、すみましぇん(泣)
      今は、本当に昔と比較にないくらい幸せ♪
      はっきり言って次元が違う♪
      コートの預かりは、紛失なんかが起きたら面倒くさくなっちゃうので、出来ないのかもしれませんね。
      キュレーターは、学芸員のワンランク上の職業です。
      色々な事をしますけど・・・
      簡単に言うと、文化財等を学術的な専門知識によって補修、保全、研究したりする、芸術と美術のスペシャリストです。
      カビやクモ・・・(ゾクゾクきた!)
      それは、管理が悪いですね~
      お母様、お可哀想に・・・
      予算が無かったのか、忙しすぎて学芸員の手が回らないのか、どういう事なんでしょうかね?

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2010/03/19 22:59
    •  読者が見落としていても、不思議じゃないよ。
       しかし、久しぶりに初めのころの文章読んだけど……。
       ちょっと、文体が変わった気がするな。
       新潟には、キュレーターなんかいないんじゃないか?
       管理が悪いっていうより……。
       意識が低いんだと思うよ。
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