2010.3.14(日)
スタッフは、尾てい骨までソファーに沈めると、両脚をゆっくりと離陸させた。
膝と足首でクランクを作った両脚が持ち上がり、やがて膝が天を指した。
スタッフの両手が膝を離れ、腰の後ろに隠れた。
隠れた両手が、掬うようにショーツを剥いた。
白い布地が、太腿を滑るように剥きあがる。
膝を潜らせるために、スタッフは両膝を閉じた。
スタッフの顔が、脚の向こうに隠れた。
美弥子の視線は、嫌が上でも、布地の失われた股間に縫い付けられた。
合わさった両腿の付け根は、ふっくらと膨らんでいた。
大陰唇のつくる丘だった。
あけびの果肉を思わせる曲線を見せて、丘はふたつ並んでいた。
薄く疎らな陰毛が、丘を覆っていた。
中央の谷筋は、傷口のように閉じていた。
小陰唇の襞が、断層帯のように覗いている。
スタッフは、足首からショーツを抜き上げると、再び両脚を割った。
背もたれに、背中で這い上がるようにしながら、足の裏をソファーに載せた。
スタッフは、手に握ったショーツで、鼻から下を覆った。
美弥子を睨みあげながら、激しく呼吸する。
一呼吸ごとに、興奮が昂まっているようだった。
呼吸の度に、両の瞳が葡萄のように膨らんだ。
スタッフは頸を前に倒し、自らの股間を覗きこんだ。
その視線を、再び美弥子の顔まで持ち上げる。
美弥子の視線が、自らの股間に定まっていることを確認しているようだった。
スタッフの顔に、満足そうな笑みが零れた。
口元のショーツが下り、口元が現れた。
「大室さん。
お願いね。
そのまま見ててね。
香純が、おまんこ、開くとこ……」
スタッフが、頭越しにショーツを投げあげた。
美弥子の視線は、思わずその軌跡を追った。
放物線を描いたショーツが窓ガラスに当たり、鳥の亡骸のように落ちた。
「こっちを見て!」
スタッフの両手が、体側を滑るように下りていた。
両手は、股間で揃った。
指先が真っ直ぐに伸び、三つ指を突くような角度を作っていた。
透明マニュキアを塗っただけのような爪に、窓を抜けた光が映っていた。
膝と足首でクランクを作った両脚が持ち上がり、やがて膝が天を指した。
スタッフの両手が膝を離れ、腰の後ろに隠れた。
隠れた両手が、掬うようにショーツを剥いた。
白い布地が、太腿を滑るように剥きあがる。
膝を潜らせるために、スタッフは両膝を閉じた。
スタッフの顔が、脚の向こうに隠れた。
美弥子の視線は、嫌が上でも、布地の失われた股間に縫い付けられた。
合わさった両腿の付け根は、ふっくらと膨らんでいた。
大陰唇のつくる丘だった。
あけびの果肉を思わせる曲線を見せて、丘はふたつ並んでいた。
薄く疎らな陰毛が、丘を覆っていた。
中央の谷筋は、傷口のように閉じていた。
小陰唇の襞が、断層帯のように覗いている。
スタッフは、足首からショーツを抜き上げると、再び両脚を割った。
背もたれに、背中で這い上がるようにしながら、足の裏をソファーに載せた。
スタッフは、手に握ったショーツで、鼻から下を覆った。
美弥子を睨みあげながら、激しく呼吸する。
一呼吸ごとに、興奮が昂まっているようだった。
呼吸の度に、両の瞳が葡萄のように膨らんだ。
スタッフは頸を前に倒し、自らの股間を覗きこんだ。
その視線を、再び美弥子の顔まで持ち上げる。
美弥子の視線が、自らの股間に定まっていることを確認しているようだった。
スタッフの顔に、満足そうな笑みが零れた。
口元のショーツが下り、口元が現れた。
「大室さん。
お願いね。
そのまま見ててね。
香純が、おまんこ、開くとこ……」
スタッフが、頭越しにショーツを投げあげた。
美弥子の視線は、思わずその軌跡を追った。
放物線を描いたショーツが窓ガラスに当たり、鳥の亡骸のように落ちた。
「こっちを見て!」
スタッフの両手が、体側を滑るように下りていた。
両手は、股間で揃った。
指先が真っ直ぐに伸び、三つ指を突くような角度を作っていた。
透明マニュキアを塗っただけのような爪に、窓を抜けた光が映っていた。
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2010/03/14 07:26
-
高知空港からタクシーに乗り、向かった先は、香南市赤岡町。
高知市とは、逆方向です。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100307194439b3f.gif
訪ねる先は、「絵金蔵(http://www.ekingura.com/)」という施設。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201003071944402fe.jpg
“えきんぐら”と読みます。
空港からは、タクシーでおよそ10分。
絵金というのは、江戸末期の絵師です。
絵師金蔵を略して、絵金。
金蔵は、文化9年(1812年)、高知城下に生まれました。
幼少から、その画才は城下で評判を取ります。
16歳で江戸に出て、狩野派に学びました。
通常10年はかかる修行を3年で修了し、帰郷。
わずか20歳で、土佐藩家老・桐間家の御用絵師になります。
が……。
トントン拍子は、ここまで。
贋作事件に巻き込まれ……。
御用絵師はクビ、狩野派からは破門。
しかも、高知城下所払いの処分を受けます。
その才能に妬みを持つ者に、濡れ衣を着せられたという説もあります。
城下を放逐された金蔵は、叔母を頼って赤岡の地に移り住みます。
そこで、「町絵師・金蔵」を名乗り、地元の農民や漁民に頼まれるがまま、芝居絵や絵馬、凧絵などを、数多く描きました。
猥雑、土俗的で血みどろの芝居絵は特に人気が高かったそうです。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2010030719444155b.jpg
脳卒中で右手が利かなくなってからは、左手で描いたそうです。
「絵金」は、赤岡の人が呼んだ愛称だとか。
この絵金蔵には、町内に残された絵金の23枚の屏風絵が展示されてます。
-
––––––
2. Mikiko- 2010/03/14 07:27
-
さて、入場券を買うに際し、さっそく「MY遊バス(http://www.attaka.or.jp/event/bus.html)」チケットが生きます。
このチケット、さまざまな施設で、割引を受けられるんです。
まだバスに乗らないのに、わざわざ空港でチケットを入手したのは、このため。
ここ絵金蔵でも、通常500円の観覧料が、なんと!、450円。
「ん?
なんだ、その顔は?」
「50円、安くなるだけですよね……」
「だけ、とはなんだ!
1割も安くなるじゃないか。
50円を笑う者は、50円に泣くぞ」
「別に笑ってませんけど」
まず入った展示室は、「闇と絵金」。
和蝋燭の炎の揺らめく中に、絵金の屏風絵が浮かび上がってます。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201003071944413b2.jpg
絵金の屏風絵は、闇の中で見ると、一層迫力を増します。
極彩色の泥絵の具で描かれた芝居絵は、今にも動き出しそうです。
次の展示室は、「蔵の穴」。
“絵金蔵”の名が付いてるとおり……。
ここは、米蔵を改装して作られてます。
本来の目的は、屏風絵の収蔵庫。
この「蔵の穴」では……。
その収蔵品を、壁に開けた穴から覗き見できるんです。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100307194449ca1.jpg
「覗く」って行為には、やっぱりワクワク感がありますよね。
実は、さっきの「闇と絵金」の屏風絵は、複製品なんですね。
本物使ったら、劣化しちゃいますから。
でも、この穴から見えるのは、本物です。
やっぱり、心なしか違うような……。
最後の展示室は、「絵金百話」。
絵金の謎に包まれた生涯を、数々のエピソードとともにたどっていきます。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201003071944402ee.jpg
絵金が暮らした頃の赤岡の町も再現されてます。
絵金は、六尺の巨漢で大酒飲みだったとか……。
さて、もっとゆっくり堪能したいところですが……。
残念ながら、時間がありません。
土佐くろしお鉄道の“あかおか”駅から、13:02分発の電車に乗らなきゃなりません。
駅までは、歩いて10分かかります。
12:50分、絵金蔵を後にします。
観覧時間は、45分くらいでした。
あと、絵金をもっと堪能したい人は、7月に来ましょう。
7月の第3土日に、“絵金祭り”という催しが行われるんです。
赤岡の夜が、絵金一色に彩られます。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100307194441516.jpg
屏風絵の登場人物が、動き出して町を歩き回る感じのお祭り。
夏の夜と絵金。
最高にマッチすると思います。
続きは、次回。
-
––––––
3. フェムリバ- 2010/03/14 10:37
-
ヒートアップしてきましたね!
真面目風な人の情事って、堪らんです♪
贋作か・・・
今の世でも分かりづらいのに、当時、事実を証明するなんて、もっと無理だったんでしょうね・・・
まぁ、世話をしてくれた叔母や、町の人々に慕われたのだから、最終的には幸せだったのかもしれませんけど。
しかし
叔母さんも凄い!
当時の酒屋はお金持ちですね。
穴から覗くのも魅力的ですが、「絵金祭り」良いですね~♪
じっくり見ながらブラブラしたい・・・
こういう雰囲気、大好き♪
-
––––––
4. Mikiko- 2010/03/14 12:50
-
酒蔵だったそうですが……。
叔母の嫁ぎ先は、廻船問屋だったとか。
酒蔵は、パトロンの旦那衆に提供されたもののようです。
参考→http://www.kochinews.co.jp/rensai05/ekin02.htm
「絵金祭り」は、昭和の縁日って感じだよね。
お風呂上がりに、ブラブラ歩いてみたいです。