Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0362
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「あ……、あぁ」

 美里の声と共に、美弥子の乳房で息が乱れた。
 孤独な乳首は堅かった。
 吸いこむ。
 乳首は、唇を滑るように浮き上がった。
 唇が乳輪に届いた。
 乳輪の細かな突起を、唇に感じる。
 愛しかった。
 女性の乳首は、どうしてこうまで愛しいのだろう。

 美弥子の乳房では、美里が懸命に顔を振り立てていた。
 乳首を求めているらしい。
 美弥子は、自ら上体を動かし、美里の唇に乳首を与えた。
 美弥子が吸うと同時に、美里も吸い始めた。
 刷毛でなぞられるような戦慄が、美弥子の背筋を駆け抜ける。
 尻たぶが収縮する。

「美弥子……。
 いやらしいねぇ。
 尻までひくつかせて。
 ほら、もっと吸ってやるんだ」

 その声に応え、乳輪まで吸い上げる。
 口中深く抜き上げられた乳首を、舌で突き落とす。
 繰り返した。
 規則正しく。
 ビードロを吹くように。

 やがて美里の吸引も、美弥子に同調しはじめた。
 乳首を吸い上げると、自らの乳首も吸われた。
 舌で叩くと同時に、舌で叩かれた。
 不思議な感覚が生まれていた。
 まるで、自らの乳首を吸っているようだった。

 しかし、そのシンクロも長くは続かなかった。
 美里の唇が、乳首を外れ始めた。

「あぁっ」

 嬌声を漏らすためだった。
 無理もない。
 眼前では、女教師の恥骨が、規則正しく美里の陰核を打ち下ろしていた。
 パイルハンマーのように。
 美里は、陰核と乳首を同時に責められているのだ。

「はぅっ。
 はぅっ」

 女教師の息が、ラッセル音のように降り募る。
由美と美弥子 361目次由美と美弥子 363





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2010/01/09 07:26
    •  以前、コメントで取り上げた「ヤマタノオロチ(https://mikikosroom.com/archives/2697993.html)」の話、覚えてらっしゃいます?
      http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20090823093922751.jpg
       「ヤマタノオロチ」は、出雲の国を舞台にした神話でしたが……。
       今回も、同じく山陰地方の神話を、取り上げてみたいと思います。
       山陰地方とは……。
       一般的には、島根県と鳥取県を指すようです。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100108205237ea5.gif
       島根県は昔、ふたつの国に分かれてました。
       西が「石見(いわみ)の国」、東が「出雲の国」です。
       石見という名称は、世界遺産になった石見銀山で有名になりましたね。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100108205236488.jpg

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2010/01/09 07:26
    •  紙上旅行倶楽部の第2弾は、「島根に行こう!(https://mikikosroom.com/archives/2805014.html)」でしたが……。
       当初、コメントで連載したときのタイトルは、「出雲に行こう!」だったんです。
       「ヤマタノオロチ」を書いてて、旅心を誘われ……。
       それが、「出雲に行こう!」に発展したってわけ。
       その時は、出雲のことしか頭に無かったので……。
       島根県の西半分、石見の国は、旅程から外れてしまいました。
       最初から「島根に行こう!」というタイトルで考えてたら……。
       たぶん、石見銀山もコースに入れてたと思う。
       面白そうだもんね。
       地学系、とっても興味があります。
       あと、石見から頭に浮かぶのは、やっぱり森鴎外ですよね。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201001082052371b7.jpg
       有名な遺言があります。
      「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス 宮内省陸軍皆縁故アレドモ生死別ルヽ瞬間アラユル外形的取扱ヒヲ辞ス 森林太郎トシテ死セントス 墓ハ森林太郎墓ノ外一字モホル可ラス」
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100108205236858.jpg
       わたしにとって石見は、とっても気になる場所のひとつなんです。
       さて、いきなり脱線を始めちゃいましたね。
       話を元に戻しましょう。
       今日お話する神話の舞台は、島根県のとなり、鳥取県が舞台です。
       鳥取県も、昔、ふたつの国に分かれてました。
       西が「伯耆(ほうき)の国」、東が「因幡(いなば)の国」。
       山陰の4つの国を西から並べると、石見→出雲→伯耆→因幡となります。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100116104153f75.jpg
       今回のお話しの舞台は、この一番東にある、因幡の国です。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2010/01/09 07:28
    •  さて。
       因幡の国の神話と言えば……。
       ひとつしか思い浮かびませんよね。
       そう、「因幡の白ウサギ」です。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2010011610451116b.jpg
       さっそく、お話をおさらいしておきましょう。
       「ヤマタノオロチ」のお話は、Wikipediaから引用しましたが……。
       Wikipediaにある「因幡の白ウサギ」の梗概は、ちょっとわかりづらいので……。
       今回は、「福娘童話集(http://hukumusume.com/douwa/)」というサイトさんから、引用させていただきます。
       「2010年1月9日現在で、2,315話の童話・昔話と、599話の朗読があります」となってます。
       凄いですね。
       サイドバーの「お話メニュー」に、「日本の昔話(http://hukumusume.com/douwa/pc/jap/)」というコンテンツがあります。
       ここには、1日1話、366日分の昔話が収められてます。
       毎日、1話ずつ読んでいくのも面白いと思います。
       小さなお子さんのいるお母さんにとっても、恰好のネタ元となるんじゃないでしょうか?
       「因幡の白ウサギ(http://hukumusume.com/douwa/pc/jap/02/01.htm)」は、2月1日の童話になってました。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201001090649108b2.jpg
       朗読付きです。
       それでは、お話を引用させていただきます。
      ------------------------------------------------------------
       むかしむかし、隠岐の島という小さな島に、一匹の白ウサギが住んでいました。
       ウサギは毎日浜辺に出ては、海の向こうに見える大きな陸地に行きたいと思っていました。
       ある日の事、良い事を思いついた白ウサギは、海のサメに言いました。
      「サメくん、ぼくの仲間と君の仲間と、どちらが多いか比べっこをしよう。君たちは向こう岸まで海の上を並んでくれ。ぼくはその上を数えながら飛んで行くから」
      「いいよ」
       お人好しのサメは、白ウサギの言う通りに向こう岸まで並びました。
      「じゃあ、始めるよ。ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」
       白ウサギはサメの上をジャンプしながら、向こう岸まで渡りました。
      「やーい、だまされたな。比べっこなんてうそだよ。お人好しのサメくん。ぼくはこっちに渡りたかっただけなのさ」
       それを聞いたサメは怒ってウサギを捕まえると、ウサギの皮をはいでしまいました。
      「うぇーん、痛いよ!」
       皮をはがされたウサギが泣いていると、若い神さまたちがそこを通りかかり、
      「海水を浴びて、太陽と風に当たるといいよ」
      と、言いました。
       ウサギが教えられた通り海水を浴びると、ますます痛くなりました。
       そして太陽と風に当てると、さらにもっと痛くなりました。
       そこへ、大荷物を持った神さまがやって来ました。
       その神さまは意地悪な兄さんたちに荷物を全部持たされていたので、遅れてやって来たのです。
      「かわいそうに、まず池に入って、体の塩気を良く洗うんだ。それから、がまの穂をほぐしてその上に寝転がればいいよ」
       ウサギがその通りにすると、やがて痛みも消えて、全身に元通りの毛が生えてきました。
       この心やさしい神さまは、のちにオオクニヌシノミコトと呼ばれ、人々にうやまわれたそうです。
      おしまい
      ------------------------------------------------------------
       元の神話を、そのまま写すと……。
       ウサギが赤裸で泣いているシーンが冒頭に置かれ、その訳は後で語られます。
       でも、上記のお話は、順序を時系列に並べ直してあって、とてもわかりやすいと思います。
       続きは、次回。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2010/01/09 09:38
    •  昨年末、CG系のサイトさんに相互リンクしていただいたところ……。
       クリスマスからお正月にかけて、素敵な画像を送っていただきました。
       コメントでは、その都度ご披露したのですが……。
       日にちが経てば、コメントは埋もれてしまいます。
       ということで!
       頂いた画像の常設展示場を設けました。
       右サイドバーの「リンクについて」の下。
       「賜り物展示場(https://mikikosroom.com/archives/2574562.html)」というのがそれです。
       原寸大画像も見れるようになってますので、ぜひお立ち寄りくださいね♪

    • ––––––
      5. 淡雪
    • 2010/01/09 10:06
    • いつか島根にもう一度いってみようかと思っています。
      なんの下調べもせずに、ふらりと出かけたので、Mikikoさんの紙上旅行で、いってない神社もきになるところも出てきました。
      蟹の直売所で、2はい買った蟹も安くて美味しかったし。
      でもとっても、遠い。
      主人だけ運転するので、疲れをひきずった不機嫌には閉口だしなあ。。。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2010/01/09 11:50
    •  足立美術館に当たるってのが、スゴいとこだよね。
       クルマで行くから遠いんでないの?
       新大阪駅から、8時ちょうどの新幹線「ひかり551号」に乗ると……。
       岡山着が、8:50。
       9:05発の特急「やくも5号」に乗り換えれば……。
       松江着が、11:37。
       お昼前に着いちゃう。
       まぁ、3時間37分かかってるわけだから、近いとは言えないにしても……。
       クルマとは、疲れ方が全然違うと思うよ。

    • ––––––
      7. フェムリバ
    • 2010/01/09 13:11
    • とっても凶悪そうで・・・
      気持ちよさそ♪
      恥ずかしながら、森鴎外の遺言をまったく知りませんでした・・・
      中学校(高校は世界史)でやったはずなのに(汗)
      「因幡の白ウサギ」は、オオクニヌシがどれだけ立派かを伝えるためのお話なのかな?
      しかし、自業自得とはいえ皮を剥がれたうえ海水につかっちゃうって・・・
      痛そー!!
      そういえば
      島根に「賽の河原」って洞窟があるそうです。
      どんな所なんでしょうね・・・

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2010/01/09 13:27
    •  工事現場で、巨大な杭打ち機が稼働してるのを見ました。
       思わず見入ってしまいましたね。
       あのときの振動が、まだ体の中に残ってるみたいです。
       「賽の河原」、島根にもあるんだ。
       佐渡の賽の河原は、けっこう有名だよね。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201001091324448bb.jpg
       ここの地名は、「願(ねがい)」と云うそうです。
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