Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0358
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 男根が目の前にあった。
 唾の匂いが鼻を打った。

「咥えな」

 バネ音を軋ませながら、男根の仰角が下がった。
 美弥子は、顔ごと叩きつけるように、男根を頬張った。
 巨大な亀頭が、口中を塞いだ。
 顔を巡らせ、口蓋に亀頭を満遍なく擦りつける。

「げぇ。
 げぇ」

 咽喉奥が、男根を堪能し始めた。
 規則正しく顔を上下させ、突き上げる嘔吐感に身を任せた。

「ぐふっ。
 ぐぶっ」

 酸性の熱い液体が、咽喉を灼きながら噴き上げて来た。
 胃液は狭い口中に含みきれず、たちまち唇の脇から零れ出す。
 顎から下がる涎の氷柱に、熱い胃液が伝い落ちるのを感じた。

「美弥子……。
 そんなに好きかい、これが?」

 美弥子は、哀願の視線を上向けながらうなずいた。

「それじゃ、もっと奥まで咥えさせてあげるよ」

 後ろ頭に手が回り、がっしりと固定された。
 眼前には白い腹だけが見えていた。
 その焦点が、突然ぶれた。
 いきなり近づいたのだ。
 焦点が合うと、毛穴から戦ぐ産毛までが見えた。
 しかし、それも一瞬だった。
 美弥子は全身で跳ねた。

「ひぎっ。
 ぎっ」

 男根が咽喉を抜けていた。
 亀頭の一つ目が、食道を覗いているだろう。
 尻の周りが熱く濡れていくのが判った。
 失禁したのだ。
 全身から急激に力が抜けていく。
 身体中の骨を抜かれたようだった。
 瞳が、ゆっくりと裏返る。
 同時に、意識が薄れていった。
由美と美弥子 357目次由美と美弥子 359





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2010/01/03 07:24
    • 「ほんとにもう!
       新年早々、みっともない!
       壇上ですよ」
      「美弥ちゃん、怖い~」
      「美人が怒ると、迫力あるなぁ。
       お尻ぶってほしい……」
      「ぶたれる資格、大ありです!
       主人公とケンカする作者がどこにいるんです?」
      「ここに……」
      「そんな人にはまかせておけないので、わたしが司会を代わります。
       さっき、シチュのお話が少し出ましたけど……。
       登場人物とかはどうなんですか?
       新しいキャラは、登場するのかしら?」
      「もちろん!
       由美美弥だけじゃ、間が持たんだろ」
      「なんですって!」「なんですって!」
      「おぉ!
       シンクロで怒った」
      「聞き捨てなりませんわね。
       わたしたちだけじゃ、不足だっておっしゃるの?」
      「まぁ、待ちなさい。
       もちろん、2人は、十分に魅力的です。
       でも、その魅力を一層際だたせるためには……。
       脇を固める助演女優が必要なの。
       わかる?」
      「それなら……」
      「なんとなく……」
      「よしよし。
       それでは、お正月の読者サービスとして……。
       ちらっと、新キャラの予告しときましょうかね。
       おー、お2人も興味津々みたいですね」
      「当然です。
       どうせ、わたしたちと絡ませるんでしょ?」
      「あったりー。
       それでは、まず一人目。
       この人は、実は初登場とは言えないかも……。
       大昔に、ちらっと触れてるからね」
      「誰です?」
      「2人の大恩人だよ。
       2人が出会う切っ掛けを作ってくれた人」
      「焦らさないで!」
      「由美ちゃんに、下剤を処方してくれた人」
      「川崎の叔母ちゃん?」
      「そう。
       病院で産婦人科医をしてる……」
      「Mikikoさん……。
       まさか、叔母ちゃんとわたしのヘンなシーン、書いてないでしょうね?」
      「……」
      「書いてないですよね!」
      「書いちゃった……」
      「信じらんない!
       叔母と姪なんですよ!
       それじゃ、変態じゃないですか!」
      「だから、これは変態小説なんだってば」
      「あの……。
       わたし、由美ちゃんの叔母さまには、会ったことがないんですけど……。
       なんでその方が、わたしたちが出会う切っ掛けを作ってくれたんです?
       由美ちゃんとは、おトイレで偶然会ったんですよ。
       それに、下剤を処方してくれたって、どういうことです?」
      「由美……。
       まだ言ってなかったの?
       学食で、お味噌汁に下剤入れ……、うぐっ。
       く、苦しい。
       なんだよ、いきなり口塞いで!」
      「わたしたちの幸せを、壊す気?」
      「痛たたたたた。
       耳引っ張らないで!
       マジで怖いんですけど……」
      「ちょっと!
       2人して内緒話しないでください」
      「美弥ちゃん、ごめん!
       話を変えましょう」
      「でも、下剤って……」
      「美弥ちゃん、新年早々下剤の話はないでしょ。
       なので、由美が司会を代わりますね。
       Mikikoさん!」
      「なんだよ……。
       おー痛て。
       もう少しで、耳なし芳一になるとこだった。
       ほんま、平家の亡霊級の怪力なんだから……」
      「なんですって!
       今度は、そのアヒル口、捻ってあげましょうか?」
      「アヒル口とはなんだ!
       確かに、引っ張ると異常に伸びるけど……」
      「わたし、Mikikoさんに前から聞きたかったことがあるんです」
      「何よ?
       スリーサイズなら、秘密だぞ」
      「誰がそんなこと聞きますか!
       オール70でしょ」
      「違わい!」
      「わたしが聞きたかったのは、まじめなこと。
       このブログの天井にも書いてありますよね。
       『ゴシック系長編レズビアン小説』って。
       この『ゴシック』の意味ってなんですか?
       ひょっとして、ゴスロリと関係あります?」
      「ほー。
       ずいぶんとまっとうなこと、聞くじゃない。
       感心したよ」
      「感心はいいから、説明してください」
       またまた、次回に続く……。

    • ––––––
      2. フェムリバ
    • 2010/01/03 09:59
    • 現実世界ではどうなっちゃうの?
      由美ちゃんも美弥子さんも怒ってますね~(笑)
      でも、そうやってちゃんと怒る面持ってるってトコが、好きです。
      川崎の叔母ちゃん!
      初めて、「Mikiko's Room」に来た時の回が下剤味噌汁事件・・・
      その時はまだ前のパソコンで、「智子」欲しー!の絶頂期で、髪型違ってて、コメントもしてなかった・・・
      懐かし・・・
      でもって
      ふふ、アヒル口可愛い♪

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2010/01/03 10:46
    •  幻想で無いよ~。
       悪夢の中にいるみたいだけど……。
       しっかり現実です。
       味噌汁事件って、2008年6月22日の投稿だよ(15回「https://mikikosroom.com/archives/2671071.html」)。
       「Mikiko's Room」を始めて、やっと1ヶ月経ったころだ。
       フェムちゃんの初コメントが、2009年5月13日(191回「https://mikikosroom.com/archives/2671436.html」)だから……。
       初コメントまで、約1年!
       智子って、例のダッチワイフだな(263回「https://mikikosroom.com/archives/2671557.html」
      )。
       あんなの買ったら、心配で外出できなくなるって。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2010/01/03 10:50
    •  「【特選】相互リンクのお部屋(https://mikikosroom.com/archives/2574561.html)」に……。
       「紅い瞳と蒼い月」さんをお招きしました。
       綺麗なサイトタイトルですねー。
       でも、入ってビックリですよ。
       みなさま、ぜひぜひご訪問しましょー。

    • ––––––
      5. 淡雪
    • 2010/01/03 11:04
    • リンクを飛んでみると、色白のはかなげなお人形、そして、わたくしの悪行の日がよみがえりましたわ。
      きゃー。一歩踏み出したオンナは、あんなことカキコんでましたのね。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2010/01/03 12:27
    •  確かに、大見得切ってましたねぇ。
       大見得切って真っ昼間から寝る! というのがスゴいです。
       前夜はきっと、一睡もせずに励んだんでしょうねー。
       お日さまが、さぞかし黄色く見えたことでしょう……。

    • ––––––
      7. フェムリバ
    • 2010/01/03 19:32
    • はぁ・・・
      コメント、うじうじしとっちゃかんかったなぁ・・・
      ということで
      一年間の穴を埋めるべく、今後ともコメント投下に勤しみまする!
      大丈夫です。
      もう・・・
      「智子」は封印しました。
      う~ん。
      あの日の淡雪さんの言葉は、深かった・・・

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2010/01/03 21:16
    •  「うじうじしとっちゃかんかったなぁ」
       これは……。
       「うじうじしてちゃいかんかったなぁ」
       の意味か?

    • ––––––
      9. フェムリバ
    • 2010/01/03 21:38
    • でも
      「しとっちゃかん(してちゃいけない)」
      って、けっこう普通の言葉だと思ってた・・・(汗)
      恥ずかちー
      また変な所があったら、ビシバシ指摘してちょんまげ。

    • ––––––
      10. Mikiko
    • 2010/01/03 21:45
    •  どーも、あなたって……。
       今どきの子のセンスじゃないんだよね。
       三河弁とは別の問題かも……。

    • ––––––
      11. フェムリバ
    • 2010/01/03 23:27
    • 私、ちゃんとオシャレもメイクもするよ?
      おかしいなぁ、自分では普通だと思うけどなぁ・・・
      でも
      絵文字とかはあんまり使わないかも、テレビも全然見ないし。
      う~ん、違いはそれくらいじゃないかな?

    • ––––––
      12. Mikiko
    • 2010/01/04 06:09
    •  表層的な部分じゃなくてさ。
       もっと深いとこに根ざしてる気が……。
       淡雪センスと通ずるものがあるかも。
       うちの読者のセンスって、似てるのかね?
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