Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 0329

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2009.11.23（月）

　美里は応えなかった。
　じっと美弥子を見据えたまま、その顔が降りていく。
　口が開いた。
　亀頭が、吸いこまれるように口中に消えた。

「あぁぁぁぁ。
　あぁっ」

　美弥子の尻が、迫り上がった。
　顔が後ろに倒れ、窓枠が見えた。
　遠い空を、鳩の群が舞っていた。

　このまま自分は、絶頂を迎えてしまうのだろう。
　高校の同級生の口の中で。
　美弥子の頬を、涙が伝った。

『由美ちゃん、ゴメンね……』

「げふっ」

　美里の声だった。
　同時に、陰核が吐き出されるのを感じた。
　美弥子は、顔を振り戻した。

「けへっ。
　ノドちんこまで届いたよ。
　やっぱ難しいわ、ディープスロート。
　よし、も1回トライ」

　美里は再び顔を伏せた。
　美弥子の尻がうねり上がった。
　美里は、美弥子を凝視しながら、顔を沈めていく。
　陰核がすべて、美里の口中に隠れた。
　美里は、美弥子の腹に伏せた手の指に、自ら口づけていた。

「あがっ」

　美里の顔が跳ね上がる。

「げふっ。
　げふっ」

　激しく咳きこむ口元からは、太い涎がつららのように下がっていた。
　涎をそのままに、美里は再び顔を伏せた。
　頬には、マスカラの溶けた涙で、黒い筋が引かれていた。
　涙の溜まった瞳で美弥子を見上げながら、美里は口を少し上げた。
　手の甲と唇の間に、陰核が覗いていた。
　そのまま美里の顔は、小刻みな上下動を始めた。
　陰核を挟んだ唇が、徐々に速度を増した。
　頸の上下動に合わせ、恥丘に押しつけられた手の平にも、規則正しい圧迫が加えられていた。

由美と美弥子 328 ＜目次＞由美と美弥子 330

コメント一覧

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  1. Mikiko
- 2009/11/23 07:38
- 　時間があれば……。
  　この近くには、五色沼自然探勝路ってのがあるんです。
  http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091120203817666.gif
  　距離も、1時間ちょっとと手頃だし。
  　探勝路を抜けたところが、物産館のあるバス停というアクセスの良さ。
  　みなさんには、ぜひお勧めします。
  　でも、今日はパス。
  　時間も無いし、11月になると、やっぱりちょっと寒いよね。
  　てことで、2人はバス道路をテクテクと歩きます。
  　高原ドライブを楽しむクルマが、けっこう通りますね。
  　昼食に降りた「五色沼入口」から、2停留所目。
  　目指す施設が見えてきました。
  　わたしが見たかったのは……。
  　「磐梯山噴火記念館」。
  　そして、その向かいにある……。
  　「磐梯山3Dワールド」。
  http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091121201122120.jpg
  　以前のコメントで、浅間山の噴火で埋まった鎌原村のお話を書きました。
  　その後、ヤマタノオロチは溶岩流の象徴ではなかったかというコメントも書きました。
  　そうです。
  　わたしは、火山フリークなんですね。
  　それでは簡単に、磐梯山のプロフィールをご紹介します。
  http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091120203817af5.jpg
  　標高は、1,819メートル。
  　日本百名山の1つです。
  　安山岩で出来た成層火山。
  　磐梯山の昔の読み方は、“いわはしやま”。
  　「梯（はし）」は、ハシゴのことです。
  　すなわち、磐梯山とは、天に掛かる岩のハシゴという意味なんですね。
  　おそらく昔は、富士山のような優美な姿をしていたことでしょう。
  　現在、南側から見た磐梯山が、その姿をとどめてます。
  http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091120203817bc0.jpg

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  2. Mikiko
- 2009/11/23 07:40
- 　磐梯山の噴火活動が始まったのは、90万年前のこと。
  　これまでに、5,6回、規模の大きな噴火を起こしてます。
  　日本で4番目の面積を持つ猪苗代湖が出来たのは、8万年前。
  　磐梯山から流れ下った火砕流により、川がせき止められたんです。
  http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091120203818d1b.jpg
  　歴史時代以降では、2度噴火してます。
  　最初の噴火は、西暦806年。
  　最澄や空海が、唐に渡ったころですね。
  　このときの噴火では、50あまりの集落が埋没したとか。
  　2度目の噴火は、1888年のこと。
  　今から121年前、明治21年です。
  　2つの噴火の間には、1,000年の空隙があります。
  　わたしたちが生きてるうちに、3度目の噴火を見ることはまず無いでしょう。
  　さて、1888年の7月15日。
  　この日、朝7時ごろから鳴動が始まりました。
  　7時半からは、強い地震が断続的に起こります。
  　そして、7時45分。
  　ひときわ強い揺れと共に、大音響を伴う噴火が始まりました。
  　水蒸気爆発です。
  http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091120203816248.jpg
  　山体の帯水層にマグマが貫入すると……。
  　水は一瞬にして気化し、水蒸気が大量に発生します。
  　密閉空間の中で内圧が急激に増し、密閉壁が破砕されるわけです。
  　この水蒸気爆発を伴う噴火が、20回ほど続いたそうです。
  　爆発音は100キロ先まで聞こえたとか。
  　そして、最後の1発。
  　これは、「北に向かって抜けた」と云われてます。
  　山体の北半分が、吹き飛んだんです。
  　標高が、165メートル低くなったそうです。
  　南側から見た磐梯山は「表磐梯」と云われ……。
  　会津富士と呼ばれる優美な姿を見せています。
  　それに対し、北側から見た磐梯山は「裏磐梯」と云われ……。
  　山体崩壊により大きく山肌が欠損した、生々しい姿を見せています。
  http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091120203833fdf.jpg
  　この欠損部分が、すべて岩屑なだれとなって麓の集落を襲ったのです。
  http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091121190044354.jpg
  　11の集落が埋まり、477人が亡くなりました。
  　この岩屑なだれが、長瀬川上流の支川を堰き止め……。
  　檜原湖、小野川湖、秋元湖、五色沼などの湖沼が形成されたわけです（左が噴火前、右が噴火後）。
  http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091121185141b4c.jpg
  　続きは、次回。

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  3. フェムリバ
- 2009/11/23 08:55
- 凄いなあ(汗)
  でも、こんなに吸われたら気持ちいいでしょうね・・・
  わぁ～
  沼がいっぱい！
  確かに、この時期だと寒いけど、１０月上旬頃だったらかなり楽しめそうですね♪
  なるほど
  多くの沼が存在した理由は、磐梯山の噴火だったのか・・・
  しかし「裏磐梯」、エライことになってますね！
  ミキコ様に薦めていただいた「死都日本」を思い出しました・・・
  噴火じゃないけど、東海地震が怖くなってきた(泣)

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  4. Mikiko
- 2009/11/23 12:03
- 　ぜひ午前中に歩いてみたいです。
  　きっと、真夏でも気持ちいいと思う。
  　次に福島行くときは、裏磐梯のホテルに泊まりましょう（いつの話だ……）。
  　おー、「死都日本」、読んでくださいましたか。
  　面白かったでしょう？
  　東海地震、怖いですよね。
  　愛知あたりは、防災意識が高いんだろうな。

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  5. 淡雪
- 2009/11/23 12:10
- 磐梯山の「梯」という一字で「かけはし」とよむ苗字を知っています。

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  6. Mikiko
- 2009/11/23 12:23
- 　一度名乗れば、ぜったい忘れられないし。
  　漢字を説明するときも、木偏に弟だから簡単だし。
  　でも、出先でハンコ忘れたら、買えないな……。

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  7. フェムリバ
- 2009/11/23 20:19
- 恋愛小説と怪談モノと事件史モノしか読まない私には、とても新鮮でした。
  特に、スピード感とあの臨場感が良かったです！
  地震の備えは・・・
  転倒防止シートを家具の下に敷いてます。
  後は、一応、災害セットとビニールシートと携帯用毛布、食料なんかは備蓄してありますよ。
  苗字って、絶対読めないのとかありますよね(汗)
  そういえば、小学校の時、叢雲さんていう神々しい苗字の女の子がいました。

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  8. Mikiko
- 2009/11/23 20:32
- 　「死都日本」、映画にならないかね？
  　なったら見に行きたいな。
  　映画は、DVDでしか見なかったわたしですが……。
  　噴火の臨場感となれば、やっぱ映画館だよな。
  　さすが愛知、防災意識が高いね。
  　わたしの部屋は……。
  　まったく対策してません。
  　備蓄も、「サトウのごはん」数食分。
  　大地震が来たら、たぶん生き残れないな。
  　家もボロで開口部が多いから……。
  　きっとペッチャンコだよ。
  　叢雲さんか……。
  　でもその子、自分の苗字書くのタイヘンだったろうね。

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  9. フェムリバ
- 2009/11/24 18:24
- 主人公の黒木・・・佐藤浩市さん。
  で、奥さんの真理・・・深津絵里さんか中山忍さん。
  気象庁の小岩井・・・真矢みきさん。
  国土交通省の静間・・・北村一輝さん。
  後は制作会社におまかせ。
  中越地震が５年前にあったばかりですし、新潟ではもう大きな地震は起きないと思いますが・・・
  ブルーシート(ビニールシート)は、絶対にあった方がいいですよ。
  台風や何かの拍子でガラスが割れた時、ブルーシートで塞ぐことが出来ますから。
  確かに、書くの大変だったでしょうね(汗)
  あと、ありふれていますが袴田さんって苗字。
  当時の私はこの漢字と相性が悪かったのか、何回聞いても覚えられなくて凄く気まずい思いをしました。

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  10. Mikiko
- 2009/11/24 20:00
- 　中山忍は、由美ちゃん系だね。
  　真矢みきは、タイプです。
  　「相棒」に出てたんじゃないかな？
  　あんな感じ、好きです。
  　中越地震があって、また中越沖地震が続いたんだよ。
  　さすがに、もう無いと思うけど……。
  　ブルーシート、用意しておくか。
  　冬に窓が割れたら、タイヘンだもんな。
  　袴田って苗字も、俳優が出て認知された感じだよね。