Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0312
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 美弥子の肛門が、伸縮を強めていた。
 激しく呼吸しているようだった。
 陸に打ち上げられた魚の鰓のように見えた。
 美弥子の絶頂が近い印だった。

 美弥子の吸引により、由美も追い詰められていた。
 しかし由美は、なんとしても美弥子を先に渡してやりたかった。
 さっきのように、自分ひとり昇り詰め、美弥子を取り残すようなことはしたくなかった。

 由美は、狂ったように頸を振った。
 よろめく指先が美弥子の尻をまさぐる。
 指先が定まり、力が籠もった。
 由美の指は、激しく呼吸する美弥子の肛門に突き立った。

「あぎゃ」

 美弥子の断末魔の声と共に、堅い音がバスルームに響いた。
 美弥子の後頭部が、バスタブを叩いたのだ。
 バスタブに密着する背中を、衝撃が伝わってきた。
 抱えこんだ美弥子の両脚が、激しく暴れていた。
 それが細かい痙攣に変わり、やがて静まった。

 由美は嬉しかった。
 美弥子の亡失を見届けることができたのだ。
 先に、彼岸へと渡してやることができた。

 力を失った美弥子の両脚を頭から外した。
 美弥子の喪神を妨げないように、そっと身を起こす。
 身を捻り、美弥子の顔を見届ける。
 美弥子は尿の海に沈み、顔を上向けていた。
 美しい顔が、由美の尿と膣液、そして自らの涎に塗れていた。
 両目を大きく見開き、天井を見上げていた。
 しかし、その瞼のあわいに瞳は無かった。
 ただ白い眼球が宙を見ていた。
 まるで、深い森に潜む乳色の沼のように……。

 由美は屈みこむと、その沼に顔を近づけた。
 身投げする人のように、白い水面を見つめる。
 自らの股間を指先が探る。
 白い沼を見つめながら、陰核を擦る。
 狂ったように。
 擦る……。
 擦る。
 擦る!

「かはっ」

 噴きだした涎が、白い沼に落ちた。
 それを見届けた由美の身体が……。
 沼に身を投げるように、ゆっくりと尿溜まりに落ちていった。
由美と美弥子 311目次由美と美弥子 313





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2009/10/31 07:30
    • 「日出谷の手前で車両移動なんかしたら……。
       ライバルたちを刺激するでしょ。
       一斉に浮き足立って、ぞろぞろ移動し始めたらどうする?
       条件が一緒になっちゃったら、オンナには不利だろ」
      「じゃ、どうするんです?」
      「だから、作戦があると言っておる。
       いいか。
       次の駅、すなわち津川では16分も停車する。
       給水や点検が、成されるわけだな。
       で、「石炭ならし」とかの風景を撮るために……。
      http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091025194900fed.jpg
       鉄っちゃんたちが、たくさんホームに降りるの。
       それに紛れて、わたしたちも降りる。
       で、記念撮影なんかしながら、さりげなく16分やり過ごして……
       ぎりぎり最後に乗車する」
      「それのどこが作戦なんですか?」
      「つくづく勘の鈍いオンナだな。
       読者はもう気づいておるぞ」
      「じらさないで、早く言って!」
      「だから!
       さりげなく、2号車に乗車するの!
       そして、そのまま扉付近にとどまる。
       どうだ!」
      「なるほど!
       それなら、間違いなくトップで待合室に駆けこめますね」
      「だろー」
      「さすが、Mikikoさん。
       卑怯なこと考えさせたら日本一!
       痛いっ」
       作者を嘲弄するケシカラン主人公に鉄槌!
       さて、そうこうするうち……。
       11:13、津川駅到着です。
       発車は、11:29。
       お天気もいいので……。
       案の定……。
       たくさんの人がホームに下りて来ました。
       おー、「石炭ならし」やってる!
      http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/200910251951582af.jpg
       作業する方のユニホームも、「国鉄」って感じでいいですね。
       さて、由美ちゃんと2人、天真爛漫を装いながら発車時刻を待ちます。
       まさかこの2人が、どす黒い企みを抱いていようとは……。
       お釈迦様でも、気がつくめぇ。
       いかにもトロい女2人組を演じつつ、最後尾から乗車します。
       もちろん、2号車に……。
       扉が閉まると、2人で顔を見合わせニターリ。
       もう、勝ったも同然です。
       しかし……。
       そう思ったのは、束の間でした。
       日出谷駅到着は、11:43。
       津川からは、14分しかありません。
       津川を出てしばらくすると……。
       続々と扉付近に人が集まってきました。
       間違いなくライバルたちです。
       屈強そうな鉄っちゃんもいます。
       扉に貼りついてるとは言え……。
       待合室まで、どのくらいの距離かわかりません。
       ちょっとでも離れてたら、きっと抜かされます。
       額から頬へ、冷たい汗が流れます。
       由美も、怯えた視線で見上げてきます。
       もうすぐ日出谷駅。
       緊張が高まります。
       運動会のスタート前みたいな気分……。
       うんこが出そうな感じ……。
       わたしは、由美の耳元に顔を寄せました。
      「作戦変更。
       よく考えたら、2人して買いに行く必要はない」
      「え?
       じゃあ、Mikikoさんが2人分買ってきてくれるんですか?」
      「ばかもん!
       買いに行くのは由美!」
      「そんな!
       Mikikoさんは見てるだけ?」
      「ばかたれ!
       わたしが決死隊になるんじゃ。
       ここに残って、ライバルの降車を阻止する!」
      「そんな!
       卑怯すぎ!」
      「ほら、もう日出谷駅に着くぞ!」
       扉が開くと同時に、わたしは由美の背中を押した。
       続きは、次回。

    • ––––––
      2. フェムリバ
    • 2009/10/31 11:18
    • バスタブの栓を閉めて、互いのおしっこの湖に溺れてイクなんて最高ですね♪
      でも、終わっちゃった・・・(泣)
      またいつか書いてくださいね?
      お願いします!
      なるほど。
      SLの外見や旅だけじゃなくて、「石炭ならし」などのメンテナンス風景も見所の一つなんですね♪
      はは♪
      決死隊になって降車を阻止って!
      去年だか一昨年、福男競走で問題になったのを思い出しました!
      しかし、とんでもない計画(笑)

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2009/10/31 12:09
    •  おしっこプレイが好きなんですねぇ。
       わかりました(笑)。
       素敵なおしっこシーン、きっとまた書きますよ。
       石炭ならし。
       いかにも国鉄なユニホームがいいですよね。
       まさに、舞台衣装って感じです。
       えー。
       日出谷駅での「とりめし」購入シーンは……。
       まったくのフィクションです。
       実際に、2号車の扉前に購入希望者が集まってくるものなのか……。
       定かではありません。
       もしそうだとしても!
       よい子のみなさんは、決してMikikoのような行為をしないように!

    • ––––––
      4. 淡雪
    • 2009/10/31 13:06
    • そんなことは、できません。
      もちろん、オシッコプレイも。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2009/10/31 13:14
    •  おしっこプレイはしてほしい……。
       きっと、新しい地平が開けると思うぞ。

    • ––––––
      6. 淡雪
    • 2009/10/31 15:41
    • 彼に言うの?
      むり~~~

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2009/10/31 17:50
    •  黙ーったまま、いきなりしたらええ。
       お風呂で、洗ってやってるときに。
       彼の背中に押しつけながらとか……。
       フトモモに跨ったままとか……。

    • ––––––
      8. フェムリバ
    • 2009/10/31 19:48
    • おしっこプレイ、心底大好きです!
      素敵なおしっこシーン、楽しみに待ってますね♪
      (決死隊行為はしないように心掛けます)
      確かに、このユニフォームはレトロで味がありますな。
      淡雪さん!
      ぜひぜひ、おしっこプレイ検討してみて下さい!
      汚したり汚されたりするのって、凄い気持ちいいんですよ♪
      絶対燃えます!

    • ––––––
      9. Mikiko
    • 2009/10/31 21:21
    •  清冽感があっていいいですが……。
       黄色いのも、おしっこらしくて燃えます。
       おしっこを黄色くするには……。
       アリナミンとかの錠剤や、リポビタンDなどの栄養ドリンクを飲むといいです。
       どちらも、ビタミンB2による着色。
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