Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0227
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「由美を、犯して……」

 その言葉に、再び戦慄が脊髄を貫いた。
 腹に貼りついた男根の下で、陰核が男根を突き上げる。

「由美……。
 もう一度、言って」
「由美を、犯して」

 抱き締めたまま、由美の背中を床まで倒す。
 瞳を見つめ合いながら、美弥子は腕を解き、身体を起こした。
 由美の脚元に回る。
 脛を掬うように持ち上げ、腰を割り入れた。
 ドレスの裾を上げていく。
 裾が膝の丘を越え、太腿を滑り落ちた。

 真っ白な脚が露わになり、その奥にショーツが覗いていた。
 美弥子は、由美の腿裏に手をあて、持ち上げた。

 ショーツの股間は、ぐっしょりと湿り、陰唇のつくる窪みまで透けて見えた。
 尻の下のドレスにも、染みが広がっている。
 どれだけ、苦しかったことか……。
 自分のために、その苦しみを耐えてくれたのだ。
 愛しさが突き上げた。
 美弥子の心は揺れていた。
 やはり、もう止めるべきではないか……。
 これ以上、苦痛を強いるのは忍びなかった。

 美弥子は、由美の股間から顔へ、視線を戻した。
 止めよう、そう言うためだった。

 しかし、美弥子の視線を捉えた由美の瞳には、力が籠もっていた。
 由美は、美弥子を見つめながら、肩ストラップを外した。
 両腕を、ストラップに潜らせて抜く。
 指先がドレスの胸元を掴むと、一気に引き下ろした。
 真っ白い、小さな乳房が零れた。
 小さな丘の頂点では、乳頭が棗のように尖っていた。

 由美も興奮しているのだ。
 激しく。
 美弥子は、由美の股間に視線を落とした。
 ショーツから、微かに湯気が上がっていた。
 そこが熱を持っていることは、触れなくても判った。
 再び顔を上げると、由美は指先で両乳首を摘んでいた。
 束ねた指先を擦り合わせている。
 小鼻が、小刻みに伸縮していた。
 真っ直ぐに美弥子を見つめながら。

 美弥子の心が、ついに定まった。
 由美の尻に手を回すと、一気にショーツを剥き上げる。
 足首から抜き取ったショーツは、ぐっしょりと尿が染みて、重かった。
 そして、暖かかった。

 美弥子は仰のいて、ショーツを顔の上に翳した。
 見上げる淡黄色の布地は、キャンドルの灯りを吸って、微細な影を動かしていた。
 美弥子は、渇望する人のように見入った。
 そして……。
 握り締める。
由美と美弥子 226目次由美と美弥子 228





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2009/07/04 07:27
    •  きのうのコメントで書いたとおり、わたしは夏のアウトドアが嫌いです。
       蚊が出ることも原因のひとつだけど……。
       やっぱりその最大の理由は、暑いこと!
       わたしは汗っかきで……。
       暑いと、鼻の頭につぶつぶの汗が浮くんです。
       ハンカチで押さえると、ファンデが取れちゃうし……。
       憂鬱。
       歳のせいでしょうか、年々夏の辛さが増して来てるようです。
       新潟はそんなに暑くない、ってイメージをお持ちの方もいらっしゃるようですが……。
       とんでもない!
       一丁前に暑いんです!
       まぁ、埼玉なんかと比べれば、多少はマシなんでしょうが……。
       で……。
       30を過ぎたころから。
       移住を考えるようになりました。
       もちろん、本気じゃありませんけど。
       もしも宝くじが当たったら、ってときの夢ですけどね。
       そんなこと考えると、少しは暑さもしのげるような気がするじゃないの。
       もちろん、行き先は北海道。
       でも、天気予報見てると、札幌なんかは普通に暑そう。
       いろいろ調べてみたら……。
       夏、一番涼しいのは、釧路あたりみたいです。
       毎日海霧につつまれて、肌寒いくらいだとか。
       さすがにそこまでは……。
       ってことで、わたしが見つけたのが。
       苫小牧。
      http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20090704072930d17.jpg
       苫小牧の気候は、軽井沢と似てるそうです。
       そんなら軽井沢に住めばいい、とお思いのアナタ。
       確かにそうなんですけど。
       夏の軽井沢は、混むでしょ。
       わたしは、狭いとこに人がうじゃうじゃいるのが嫌いなの。
       だから、お祭りも行かないし、初詣も行かない。
       てなわけで、軽井沢は却下。
       近くていいんだけどね。
       さて、そんなわけで苫小牧なんですが……。
       冬がタイヘンでしょってお思いかも知れませんが。
       それほどでもないみたいですよ。
       積雪は20センチくらいみたいだし。
       晴れる日が多いらしいから、新潟より気分良いかも。
       まぁ、完全移住しなくても、夏の間だけって手もあるし。
       苫小牧はね、新潟からフェリーで行けるんです(http://www.snf.jp/)。
       スイートルームで行ってみたいな。
       わたしにとって、フェリーのスイートってのは、寝台特急よりずっと魅力的。
       新婚旅行でもいいくらい。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2009/07/04 11:19
    •  まだ先じゃ。
       こないだやっと、「白い薔薇の淵まで」読み終えました。
       塁が外国行ってから、イマイチ乗れなかったな。
       なんでアパートからネコがいなくなったのか、さっぱりわからん。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2009/07/04 12:29
    •  よく読んでるね。
       でもわたしには、どうしても塁が小説を書くタイプには思えなかった。
       トーマス・マンの「トニオ・クレーゲル」という小説を読んで……。
       世の中には、小説を書く側の人間と、書かれる側の人間がいるっていうことを学びましたが……。
       あきらかに、クーチが書く側で、塁は書かれる側だった。
       まぁ、クーチの1人称で書いてるんだから、仕方ないことだけどね。
       それはさておき、面白かったことは確かです。
       読むのに1ヶ月もかかっちゃったけど……。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2009/07/04 13:09
    •  小説の設定のことを言いたかったんだけど。
       まぁ、いいや。
       面白い小説教えてくれてありがとう。
       でも、2作目読むのは、ちょっと先になると思います。
       電車の中では、コメントネタ考えることにしたから。
       とにかく、週5本のコメントは……、しんどい。
       わたしは、小説読んで泣いたこと無いんです……。
       感情移入がヘタなんだよな。
       評論家みたいな読み方しかできない。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2009/07/04 20:27
    •  来週分、5本のコメントを書き上げた。
       ひと山越えたわい。
       でも来週は、土曜出勤しなきゃならないだろうから……。
       もう2本くらい書いておかないと、安心ならん。
       まぁ、それは明日の話じゃ。
       今日はもうお終い。
       飲むぞ!(とっくに飲んでたけど)

    • ––––––
      6. フェムリバ
    • 2009/07/04 21:03
    • 私ももう夕食済ませちゃった。
      昨日のオムレツが忘れられなくて、納豆オムレツとオムライス作って食べた。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2009/07/04 21:37
    •  納豆オムレツは止めろって。
       タマゴ、摂りすぎじゃないのか?
       トサカが生えるぞ。

    • ––––––
      8. 淡雪
    • 2009/07/04 23:52
    • 濃いろは肌の白さが際だって綺麗に見えますね。
      わたしも最近紺色のレースの綺麗なのを入手しました。

    • ––––––
      9. Mikiko
    • 2009/07/05 07:26
    • > フェムリバさん
       タマゴは好きだが……。
       オムレツとオムライスを同時に食べるほどではない。
       大多数の日本人はそうだと思うぞ。
      > 淡雪さん
       微妙な時間に携帯からのご投稿……。
       その勝負下着、効き目あったみたいですね。
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