2009.6.13(土)
両肩に置かれた由美の指に、力が籠もった。
同時に肛門が突出する。
息づくように、2,3度伸縮した。
しかし大便は、一向に姿を見せようとはしなかった。
さっきは、すぐにでも出そうなことを言っていたのに……。
由美が息むごとに肛門が突き出し、同時に両肩の指に力が入った。
由美を見上げると、白い顔に朱が注していた。
「由美ちゃん、急がなくていいのよ。
ゆっくりでいいから」
「ごめんね……。
今日も便秘みたい」
「じゃあ、うんちが出るおまじない、またしてあげようか?」
「して……。
おまじない、して」
由美が、両足を踏み直して体勢を整えた。
肛門は収縮していた。
美弥子は、由美の性器に見入った。
陰核が、高々と勃起していた。
包皮が、ピラミッド状に持ち上がっている。
包皮を目深に被り、薄桃色の亀頭が覗いていた。
これを見るたび、美弥子は何かを思い出しそうになるのだった。
しかしそれが何か、ずっと思い出せないでいた。
「あ……」
この日ようやく、その何かが、記憶の底から浮かび上がってきた。
幼いころ、母が読み聞かせてくれた絵本だった。
美弥子が生まれ育った北陸地方の民話だ。
冬の物語だった。
暖かい筆遣いの挿絵が添えられていた。
頬の赤い女の子が描かれていた。
「雪ん子」と呼ばれる女の子だった。
女の子は、蓑帽子を被っていた。
藁帽子を被り、赤い顔を覗かせた「雪ん子」。
由美の陰核は、その姿に似ていたのだ。
美弥子の指は、「雪ん子」に伸びた。
藁帽子の上から、頭を撫でる。
「雪ん子」は、気持ちよさそうに撫でられていた。
「あぁ。
気持ちいぃ。
おまじない、気持ちいぃよぉ」
同時に肛門が突出する。
息づくように、2,3度伸縮した。
しかし大便は、一向に姿を見せようとはしなかった。
さっきは、すぐにでも出そうなことを言っていたのに……。
由美が息むごとに肛門が突き出し、同時に両肩の指に力が入った。
由美を見上げると、白い顔に朱が注していた。
「由美ちゃん、急がなくていいのよ。
ゆっくりでいいから」
「ごめんね……。
今日も便秘みたい」
「じゃあ、うんちが出るおまじない、またしてあげようか?」
「して……。
おまじない、して」
由美が、両足を踏み直して体勢を整えた。
肛門は収縮していた。
美弥子は、由美の性器に見入った。
陰核が、高々と勃起していた。
包皮が、ピラミッド状に持ち上がっている。
包皮を目深に被り、薄桃色の亀頭が覗いていた。
これを見るたび、美弥子は何かを思い出しそうになるのだった。
しかしそれが何か、ずっと思い出せないでいた。
「あ……」
この日ようやく、その何かが、記憶の底から浮かび上がってきた。
幼いころ、母が読み聞かせてくれた絵本だった。
美弥子が生まれ育った北陸地方の民話だ。
冬の物語だった。
暖かい筆遣いの挿絵が添えられていた。
頬の赤い女の子が描かれていた。
「雪ん子」と呼ばれる女の子だった。
女の子は、蓑帽子を被っていた。
藁帽子を被り、赤い顔を覗かせた「雪ん子」。
由美の陰核は、その姿に似ていたのだ。
美弥子の指は、「雪ん子」に伸びた。
藁帽子の上から、頭を撫でる。
「雪ん子」は、気持ちよさそうに撫でられていた。
「あぁ。
気持ちいぃ。
おまじない、気持ちいぃよぉ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2009/06/13 07:40
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さて、厠を出て手水を使い、再び縁側伝いに寝間に戻ろうとしたとき……。
異様な寂しさを覚えたそうです。
何かに引ぱっられるみたいに、顔が生垣の方を向いた。
生垣の向こうは街道です。
生垣は、大人の腰のあたりの高さでした。
その街道を、ひとりの旅人が歩んでいたそうです。
その人は、髷を結っていました。
男の人です。
つまり丁髷。
ほつれた髪が、頬で揺れてるのまで見えたとか。
旅人は、道中合羽のようなものを羽織り、肩から振り分け荷物を下げていました。
ばあちゃんがこれを見たのは、おそらく昭和初期だと思います。
いくら田舎とは言え、その時代に、そんな格好で旅をする人などいませんでした。
男の人は、ひどく先を急いでる様子だったそうです。
大きく見開いた瞳が、一心に前を見つめてます。
後にばあちゃんは、テレビドラマを見てて、突然画面を指差しました。
「この目だ。こんな目をしてた」
画面には、仲代達矢が映ってました。
話を戻します。
最初ばあちゃんは、夜中にあんなに急いで歩くなんて、よほど大事な用があるんだろうと思ったそうです。
で、その人を横目で見ながら、縁側を寝間に向かった。
男の人は、ばあちゃんには目もくれず、一心に歩いてました。
振り分け荷物が肩で揺れていたそうです。
そのときばあちゃんは、不思議なことに気づきました。
あんなに急いで歩いているのに、その人の立つ位置がまったく変わらないのです。
ばあちゃんは、視線を下に落としました。
低い生垣はかなり疎らで、男の人の足元が見えました。
両足は、地面を掻き回すように懸命に動いています。
しかし、同じ場所を掻くばかりで、身体はまったく前に進んでなかったんです。
ようやくばあちゃんは、街道を急ぐ男が、この世の人ではないことを悟りました。
「おっかねー」
泣き叫びながら、寝間に飛びこんだそうです。
布団を被って震えながら、あることに気づき、自分が幽霊を見たことを確信しました。
つまり、生きた人なら、姿が見えるわけはなかったんです。
縁側の外は街灯もない真っ暗闇で、月も無かったんですから。
ばあちゃんは、すっかり温和しくなったわたしに、こう続けました。
おそらく江戸のころ、急ぎの旅の途中で斃れた人だろう。
心が残ったまま成仏できず、まだ街道を歩き続けているのだろう、と。
えー、話はぜんぜん変わりますが。
「ケツメド」の件。
ひょっとしたらあれ、栃木の方言かも知れません。
ばあちゃんから聞いた気がするから。
それなら、新潟のブルーベリーさんが知らないで、福島の金太郎さんが知ってたのもうなずけます。
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2. Mikiko- 2009/06/13 13:07
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今日は、午前中仕事してきて、今帰りました。
犬で、もう一つ思い出しました。
ばあちゃんが縁側から見た怪異譚、その2。
やはり、夜中のトイレの後。
踏み固められた土の庭で、真っ白い子犬が3匹、じゃれ合ってたそうです。
全身が長い毛に覆われてて、まるで毛玉がもつれ合うようだったとか。
これもまた、月のない真っ暗闇の夜だったので……。
見えるはずが無いものでした。
ばあちゃんが、寝間に飛びこんで布団を被ったのは言うまでもありません。
田舎の怪異は、どことなく親しみが感じられますが……。
フェムちゃんの見たような都市の怪異は、ひどく殺伐としてますよね。
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3. Mikiko- 2009/06/13 13:50
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そういう怖い目に遭ったことはありません。
フェロモン無いから。
それに……。
「変態には気をつけて」って……。
こっちが変態だからね。
気をつけるべきは、相手の方です。
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4. Mikiko- 2009/06/13 17:02
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ぜんぜんフェロモン出てないんだけどな。
回線通じて、ネット上に流れ出てるのかな。
バーチャルフェロモンだね。
うーん。
FC2、調子悪いな。
今、サイドバーの「最近の記事とコメント」で、最新記事とコメントが表示されてない。
金ちゃんから、携帯の表示がおかしかったって報告受けてるし……。
昼間は、管理画面入れなかった。
別のサーバで障害が起きて、緊急メンテを行ったって情報があったから……。
この、とばっちりか?
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5. フェムリバ- 2009/06/13 17:18
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おかしかった、一時間ばかし。
バーチャルフェロモン・・・
文章って不思議で、その人独特の雰囲気があるんですよね。
男性がどんなに女性っぽく書いても、結構見抜けちゃうんですよね。
何でかな?
ある程度の長文だと、すぐに分かっちゃう。
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6. Mikiko- 2009/06/13 17:35
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表示、直ってるね。
このまま安定してくれればいいけど……。
わたしの文章、けっこうクセがあるのかな。
本編書くときは、わざとケレン効かせたりもするけど……。
そう言えば、コメントの文章も、ちょっと臭みが出てきたかもね。
でもまぁ、これも個性ってことで……。
男性が女性っぽく書いた文章って、どこで読んだんだ?
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7. shiku- 2009/06/13 18:54
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お疲れです。
Mikikoさん、皆さん元気ですか?
下痢気味で、早退しちゃいました。。
皆さん、お身体には気を付けてくださいまし。。m(__)m
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8. Mikiko- 2009/06/13 18:59
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> フェムリバさん
そうか、メールで……
中京では、そんな遊びが流行ってたのか。
ひょっとして新潟でも、若い子はそんなことしてるのかな?
実生活で、好きなんて言われること、まず無いから……。
照れるぜ。
しかし……。
わたしが安定してるように見えるなら……。
フェムちゃんって、かなり不安定なんじゃないの?
> shikuさん
久しぶり。
大丈夫か?
早退するほどの下痢って、どんなんだ?
しかし、タイミングいいな。
明日のコメントは、下痢話です。
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9. Mikiko- 2009/06/13 19:43
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安定しちゃうと、色気無いしね。
下痢話、ぜひ聞きたいです。
セックス系のシモネタは、自慢話になっちゃうことがあるけど……。
排泄系のシモネタには、それがない。
楽しみ楽しみ♪