Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0211
コメント一覧へジャンプ    コメント投稿へジャンプ
「美弥ちゃん、見える?
 由美のおまんこ……」
「見えるよ」
「どうなってる?」
「開いてる。
 すっごくイヤらしく……。
 捲れてる。
 お汁が垂れてる」

 言うなり、膣液の雫が一筋伸びて、水溜まりに微かな水音が立った。

「由美が、おまんこからおしっこ出すとこ、見てね。
 見ててね」
「見てるよ。
 見てるから、してごらん。
 おしっこ……」

 目の前に開かれた性器には、視線を遮る性毛がなかった。
 ぷっくりと膨れた大陰唇の上まで、小陰唇が捲れ返っていた。
 膣前庭が真っ赤に開いている。
 黒く穿たれた尿道口が、はっきりと見えた。

 由美の下腹部が微かに震えた。
 尿道口から、初尿が排出された。
 黄金色の珠が零れ、陶器に水琴窟のような音を響かせた。
 珠はすぐさま連なり、一すじの念珠となった。

 真っ白な肌から生まれ落ちる黄金色の水流。
 由美の身体は、この尿を生むために存在しているのではないか……。
 そう思えるほど、由美の排尿する姿は美しかった。
 このために造られたオブジェのようだった。
 西欧の古物商からこの禁制のオブジェを購い、密かに日本に持ち帰った……。
 美弥子はそんな空想に耽りながら、噴水の魔法に見入った。

 微かな尿臭が鼻を打つ。
 美弥子は、立ち昇る芳香を肺の奥まで吸いこんだ。
 便器の水溜まりが、薄い黄金色に染まっていく。

 奔流はやがて力を失い、再び連なる黄金色の珠に帰ると、ひとすじの雫を残して途絶えた。

 由美が、美弥子の肩に両手を置いた。
 両肩に由美の体重が掛かった。
 由美は、片足ずつ便座の上に載せた。
 洋式便器の上で、和式を使うような姿勢をとった。

 美弥子の目の前には、由美の性器が息づき、開いている。
 高窓から射しこむ朝の光の中で、性器は、朝露のような雫を結んでいる。
 尿の名残の雫が、真珠のように輝いていた。
 しだいに珠が膨らんでいた。
 膣液が、珠を育てているのだ。
由美と美弥子 210目次由美と美弥子 212





コメント一覧
コメント投稿へジャンプ    ページトップへ

    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2009/06/12 07:21
    •  いつもながら、コメントネタに窮しております。
       で、フェムリバさんからいただいた怪談ネタ。
       200のコメントで、「今度、ばあちゃんから聞いた幽霊話でコメント書こう」ってやつを書きます。
       ほんとは夏に出したかったんだけど……。
       わたしは子供のころ、じいちゃんとばあちゃんの部屋で寝てました。
       川の字の真ん中ですね。
       じいちゃんは夕食を終えると、すぐに高いびきだったから、おしゃべりなわたしの相手は、いつもばあちゃんでした。
       で、いつまでも寝ないわたしをこらしめるため、ときどきばあちゃんは怖い話をしました。
       お話を作れるような人ではなかったので、すべて実話だと思います。
       ばあちゃんの実家は、栃木の山の中にありました。
       何年か前、母の代理で法事に呼ばれて行ったことがあります。
       山の斜面に張り付いたような集落で、平坦な場所がほとんど無い。
       墓地も、山肌を削ったようなところにありました。
       戦争が終わって高度成長期を迎えても、その墓地は土葬だったそうです。
       土地が狭いので、寝棺ではありません。
       まさしく、「棺桶」。
       漬け物を漬けるような桶です。
       その桶の中に、体育座りで膝を抱えたような姿勢で、死者は葬られるわけです。
       日本史の授業で習いましたが、いわゆる「座位屈葬」ってやつですね。
       そんな土地柄ですから、夜になると、死者たちは平気でそこらを歩き回ってたようなのです。
       ばあちゃんの実家は、昔の街道沿いにありました。
       街道と言っても、山の中なので、やっと人がすれ違えるほどの道幅でした。
       雨戸を開けると、縁側の向こうに踏みしめられた土の庭があって、昼間はニワトリが遊んでたそうです。
       庭は、ところどころほころびた低い生垣に囲まれ、その外が街道でした。
       昼間はのどかな庭も、夜になると街灯ひとつありませんから……。
       真っ暗闇になります。
       で、その地方の古い家では、厠(トイレ)が家の外にあったんです。
       夜中におしっこに立つときは、雨戸を開け、縁側伝いに厠まで通うわけです。
       で、ばあちゃんが、まだ幼かったころのこと。
       寝ぼけ眼で厠に立った……。
       この続きは、またあした。

    • ––––––
      2. 淡雪
    • 2009/06/12 09:38
    • 「座位屈葬」する地域のハナシを友人から聞いたことがあります。
      細い山道を喪服着て運ぶらしいんですよ。
      穴を掘って、放り込むようなかんじで、その場に居合わせて驚愕したそうです。
      でもその地方の人たちにとっては、昔からの慣習で、別段変わったことじゃないんでしょうね。
      友人のご主人のお父様だったので、生前可愛がられていたこともあって、そういう「扱い」が信じられなかったそうです。
      自由に地上に死者が出てきたら、どんぐりころころのドジョウみたいに、出てきて「こんにちは♪」みたいなこともあるのでしょうね。
      怖いけど書いていて楽しい感じもします。

    • ––––––
      3. あおい
    • 2009/06/12 12:33
    • フェムリバさん、1輪車&スノボーが出来るとはえらい!
      スノボーなんか、スットクないと怖くて・・・
      イシュリーヌさん、データはそんなに壊れることがないから、
      たまに、気が向いたときバックアップ取ってます。
      >ページファイルを繋げたHDDに認識させるのもいいかもです
      これって絶えずバックアップを取るということ?
      そういうソフトは付いてますが、作動すると文章が書けないくらい重くなります。
      だから普段は接続しない。
      意外とVAIOは多いですよね。
      イシュリーヌさんが持ってるって以外でした。
      ご存知でしょうけど「VAIO時間」てありますよね。
      時間がくれば、そのパソコンはおしまい。お疲れ様でした。
      新潟って沿岸部は雪が積もらないのですか?
      札幌は内陸部だから積もるのかな?
      「すすきの」だってそのままにすれば、通れないほど雪が積もります。
      内地(北海道では本州の事をこう呼びます)の靴をはくと、
      滑り止めついてないから、怖くて歩けません。
      特にすすきのなんかは歩き固めたアイスバーン!
      氷の上を歩くようなもので、一度ピンクサロンのお兄ちゃんがいる面前でコロンじゃいました。
      女の人はだいたいブーツ、でもピンヒールで突き刺して歩くとこけないかも
      (ただしヒールは必ず折れます)
      なまらいいんでないかい←北海道弁
      そうそうひとみ&イネさんところ、再開しました

    • ––––––
      4. イシュリーヌ
    • 2009/06/12 18:18
    • ページファイルっていうのいは昔Windowsが98のときの時代にSwap fileっていうのがあって、それはPCのメモリに入ったfileをHDDが読み込むときにメモリ(高速)とHDD(低速)の間で遅延が起こります。そのときに感じとして、読み込みが遅くなるわけです。2000・XPになってからその名称が多分ペ0時ファイルの代わっててきいるので。そのfileを高速なHDDで、読み書きすれば随分高速になるはずですので、お試しください。一番はメモリをHDDとして読み込ませる装置があればいいけど、あれって、少し高いと思います。
      ・・ではがんば(0^-’)b

    • ––––––
      5. イシュリーヌ
    • 2009/06/12 18:55
    • あたしのVAIOは未だに起動しますけど・・なにか?
      VAIO起動しなくなったのって、HDDが認識sでぃなくなったんじゃないの?あたしのVAIOはインテルじゃないし、早さも666ぐらいだったと思います?
      ・・でも、XP・・なの・・・・(*v.v)。
      XPをSP2にした頃から動きが悪くなっています><。
      でも、ヤクオフぐらいは見れるので大丈夫かも?
      マウスも小さいマウスに替えたし・・・大きいマウスだと何故か調子悪かったし・・・(;^◇^;)ゝ
      ・・雪が降っているときに女性物の靴を履くなんて・・自殺行為だわ・・・やはり雪が降るときは草鞋みたいなのをは無くてはいけないわ・・でも、名前分かんないから・・この名称は新潟出身のMikikoさんなら分かるかも?
      ・・あっ!それはそうと・・・Mikikoさんのサイトにお招きありがとうございました。それにMikikoさんから作っていただいたバナーがお役に立ててなのよりです(*v.v)。
      ・・・それはそうと、あたしと相互リンクしているサイトの方でMikikoさんから作っていただいたバナーを使ってる人がいました。ありがたいです。え・・と・・『ゾル大佐』さんとか使っていただいて・・ここで、御礼を申し上げます。制作者のMikikoさんも・・きっと草葉の影で涙を流して喜んでおられることでしょう(*v.v)。
      ・・・ああ・・・あの方・いい人だったのに・・こんな・・・(ρ_ ;)シクシク・・・・
      ・・迷わず成仏してください・・・・><。ヾ(--;)ォィォィ
      ・・・って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
      ・・・・またね・・・(0^-’)b

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2009/06/12 20:02
    • > 淡雪さん
       わたしが行ったときには、すでに土葬じゃなくなってましたが……。
       墓地でのしきたりには、土葬のころの習わしが残ってました。
       こんもりと盛り上がった土饅頭の周りを、参列者が数珠つなぎになって、ぐるぐる巡るんです。
       山の中の墓地で、雑草がほしいままに茂ってたんですが……。
       参列者に踏みしだかれて、次第に円いかたちに土が現れてきました。
       雨上がりだったので、粘土土で足が滑りそうになり、怖かったです。
       転んだりしたら、土饅頭から腕が出て、引きずりこまれるんじゃないかって……。
       とにかく、だんだん不安になってくるほど何回も巡りました。
       あれは、あなたを忘れませんっていう、死者へのメッセージなのでしょうか……。
      > あおいさん
       冬の新潟は……。
       沿岸部では、雪は真横に通り過ぎます。
       昨年は、「海雪」という演歌がヒットしましたけど……。
       出雲崎の雪は、あんな風に、海に降ったりはしません。
       猛烈な海風で、雪は真横に吹き抜けます。
       波しぶきに噴き上げられた蟹が、はるか頭上を流星のように飛んでくのを見たことがあります。
       岸壁なんかに上がったら、立ってるのがやっとで、顔のシワが全部伸びるでしょう。
       涙なんか、ぜったい下には落ちない。
       秋元康、現場見ないで作ったなってのが、新潟県人にはモロ判り。
      > イシュリーヌさん
       ゾル大佐、どこでわたしの作ったバナー見つけたのかな?
       イシュちゃんのとこに、置いてないでしょ。
       うちに来たのかな?
       でも、イシュちゃんとこだけちっちゃいバナーじゃない。
       Mikiko作の大きいのがありますって、教えてあげて。
    コメントする   【由美と美弥子 0211】
コメント一覧へジャンプ    ページトップへ


Comment:本文 絵文字  ※入力できるのは、全角で800字までです。

↓お帰りのさいには↓
愛のワンクリ お願いします
新しいウィンドウは開きません

相互リンクサイトのみなさま(Ⅰ)
問答無用の吸血鬼R18 新・SM小説書庫2 Japanese-wifeblog 愛と官能の美学
知佳の美貌録 未知の星 熟女と人妻エロンガ 赤星直也のエロ小説
[官能小説] 熟女の園 電脳女学園 官能文書わーるど 只野課長の調教日記
ちょっとHな小説 都会の鳥 人妻の浮気話 艶みるく 西園寺京太郎のSM官能小説

相互リンクサイトのみなさま(Ⅱ)
熟女・おばさんの性体験談 黒い教室 人に言えない秘密の性愛話 Playing Archives
被虐願望 女性のための官能小説 性転換・TS・女体化劇場 性小説 潤文学ブログ
羞恥の風 女の陰影 女性のH体験告白集 変態小説
むね☆きゅんファンサイト 週刊リビドー かおるの体験・妄想 ぺたの横書き
あおいつぼみ 葵蕾 最低のオリ 魔法の鍵 Mikiko's Roomの仮設テント
恥ずかしがりたがり。 官能的なエロ小説 濠門長恭の過激SM小説 淫芯

相互リンクサイトのみなさま(Ⅲ)
お姫様倶楽部.com 被支配中毒 出羽健書蔵庫 かめべや
HAKASEの第二読み物ブログ 女教師と遊ぼう 平成な美少女ライトノベル 官能の本棚
禁断の体験 エッチな告白集 おとなの淫文ファイル エッチのあとさき 恥と屈辱の交差点 潤文学
ましゅまろくらぶ 空想地帯 恍惚團 ~ドライ・オーガズムの深淵~ Angel Pussy 週刊創作官能小説
ろま中男3 渡硝子の性感快楽駆け込み寺 漂浪の果てに アダルト検索一発サーチ

快感小説 SM・お仕置き小説ブログ 官能秘宝園 制服美少女快楽地獄
秘密のエッチ体験談まとめ 18's Summer 淫鬼の棲む地下室 被虐のハイパーヒロインズ
ひめ魅、ゴコロ。 おしっこ我慢NAVI 妄想ココット ライトHノベルの部屋
レズ画像・きれいな画像倉庫 riccia 調教倶楽部 ちょっとHなおとなのための…
緊縛新聞 Eros'Entertainment オシッコオモラシオムツシーン収集所 エピソードセックス
マルガリテの部屋 アダルト官能小説快楽機姦研究所 渋谷子宮 RE:BIRTH 羞恥集
黒塚工房 プライド 女性作家専門官能小説 官能小説 レイプ嗜好
人妻!人妻!人妻! wombatの官能小説 黒イ都 羊頭狗肉
ひよこの家 美里のオナニー日記 エロショッカー軍団 相互リンク、募集してます!
★相互リンク募集中!(メールしてね)★

ランキング/画像・動画(1~10)
シンプルアダルト動画サーチ 人気ブログランキング
にほんブログ村 ライブドアブログ
官能小説アンテナ エログちゃんねる
官能文章アンテナ アダルトブログランキング


ランキング/画像・動画(11~30)
GL Search Adult Novels Search オンライン小説検索・R小説の栞 おたりんく








<ランキング/画像・動画(31~50)ここまで-->
△Top