2008.7.11(金)
美弥子と真っ直ぐに目が合った。
美弥子は驚愕の目を見開いていた。
当然だろう。
自分は全裸なのだから。
由美の目は潤んでいた。
やっと夢が叶ったのだ。
美弥子の前に全裸を曝す、という夢が。
もうこれで、すべてが終わってもいいと思った。
叶った瞬間に、きっと夢は消えてしまうものなのだ。
でも、それも仕方のないことだ。
これは、美弥子を酷い目にあわせた自分への、罰でもあるのだから。
美弥子の口からは、どんな言葉が発せられるのだろう。
由美は、たとえそれがどんな言葉であっても受け入れるつもりでいた。
一心に美弥子の目を見上げた。
美弥子は戸惑ったように視線を外し、その視線が下へ流れた。
美弥子の両目が、更に大きく見開かれた。
見られている。
今。
無毛の性器を。
美弥子に。
由美の頬を涙が伝った。
美弥子の顔が、涙で歪んで見えた。
最初はそう思った。
しかし、そうではなかった。
美弥子は、本当に顔を歪めていたのだ。
それは明らかに、恐怖に襲われたとき人が見せる表情だった。
美弥子の息が荒くなり、肩が大きく上下に振れ始めた。
後ろに下がろうとして、背中がすぐに壁に遮られる。
後頭部まで壁に付けて、美弥子は過呼吸のような荒い息をしていた。
呼吸の度に大きな胸が、ブラウスのボタンを千切りそうに膨らんだ。
美弥子の視線は、由美の下腹部から離れない。
まるで見えない糸で、縫いつけられているかのように。
由美は戸惑っていた。
叱責。
侮蔑。
全裸の自分に投げられる、どんな言葉であっても受け止めるつもりだった。
しかし、美弥子は思いの外の反応を見せている。
恐怖?
何がそんなに怖いのだろう。
無毛の性器を笑われても構わないと思っていたが、まさか怖がられるとは……。
「美弥子、さん……?」
由美は、思わず一歩踏み出していた。
「ひっ」
美弥子は、息を吸い込むような悲鳴を上げた。
顎が上がり、唇が震えている。
その震える唇から、思ってもみなかった言葉が溢れた。
「ごめんなさい!
ごめんなさい、先生。
許して……。
美弥子を許して」
美弥子は驚愕の目を見開いていた。
当然だろう。
自分は全裸なのだから。
由美の目は潤んでいた。
やっと夢が叶ったのだ。
美弥子の前に全裸を曝す、という夢が。
もうこれで、すべてが終わってもいいと思った。
叶った瞬間に、きっと夢は消えてしまうものなのだ。
でも、それも仕方のないことだ。
これは、美弥子を酷い目にあわせた自分への、罰でもあるのだから。
美弥子の口からは、どんな言葉が発せられるのだろう。
由美は、たとえそれがどんな言葉であっても受け入れるつもりでいた。
一心に美弥子の目を見上げた。
美弥子は戸惑ったように視線を外し、その視線が下へ流れた。
美弥子の両目が、更に大きく見開かれた。
見られている。
今。
無毛の性器を。
美弥子に。
由美の頬を涙が伝った。
美弥子の顔が、涙で歪んで見えた。
最初はそう思った。
しかし、そうではなかった。
美弥子は、本当に顔を歪めていたのだ。
それは明らかに、恐怖に襲われたとき人が見せる表情だった。
美弥子の息が荒くなり、肩が大きく上下に振れ始めた。
後ろに下がろうとして、背中がすぐに壁に遮られる。
後頭部まで壁に付けて、美弥子は過呼吸のような荒い息をしていた。
呼吸の度に大きな胸が、ブラウスのボタンを千切りそうに膨らんだ。
美弥子の視線は、由美の下腹部から離れない。
まるで見えない糸で、縫いつけられているかのように。
由美は戸惑っていた。
叱責。
侮蔑。
全裸の自分に投げられる、どんな言葉であっても受け止めるつもりだった。
しかし、美弥子は思いの外の反応を見せている。
恐怖?
何がそんなに怖いのだろう。
無毛の性器を笑われても構わないと思っていたが、まさか怖がられるとは……。
「美弥子、さん……?」
由美は、思わず一歩踏み出していた。
「ひっ」
美弥子は、息を吸い込むような悲鳴を上げた。
顎が上がり、唇が震えている。
その震える唇から、思ってもみなかった言葉が溢れた。
「ごめんなさい!
ごめんなさい、先生。
許して……。
美弥子を許して」