Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
亜理紗 雪むすめ(第6話)
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『亜理紗 雪むすめ(伝説官能ホラー作品)』 作:Shyrock


第6話:重なる二つの影


「あぁ…何てすごいんだ……亜理紗、君って強烈だね…表現できないぐらいすごい……」
「え? そんなにすごいんですか?」
「うん…君のような子は初めてだよ…おそらく名前は知らないけどすごい名器なんだだと思うよ」
「まぁ、どんな感じなのですか?」
「ふつうなら精を発射するって感じなんだけど、君の場合は精が吸い込まれていくと言うか…うまく言えないけどとにかくすごいんだ……」
「それって気持ちが良いと言うことなのですか?」
「うん、普通より数倍気持ちがいいんだ……」
「そんな風に言ってくださって、私とても嬉しいです」

 そんな会話をしているうちに俊介の肉棒は徐々に小さくなっていったが、そのまま亜理紗の体内に挿し込まれていた。
 亜理紗もまだ快感から醒めやらずと言った状態で、俊介にもたれて余韻にひたっていた。
 俊介もまた「ハアハア」と言う荒い息がまだ治まっていなかった。



 窓に木漏れ日が差し込み、俊介は目を覚ました。
 薄ぼんやりとした思考の中で昨夜のことが脳裏をよぎった。
 突然俊介は左右を見回した。しかし亜理紗の姿はなかった。

(昨夜の出来事はもしかして夢だったのだろうか……?)

 あまりに話がうま過ぎてにわかには信じがたい。

(いや、昨夜のことは夢なんかじゃない……)

 めくるめく昨夜の光景が瞼に浮かんだ。
 身体には少し気だるさが残っている。
 亜理紗とは何度も何度も身体を重ね、とうとう明け方まで愛し合ったから、おそらく寝不足なのだろう。
 俊介はゆっくり上体を起こしたが、直ぐに布団からは出ないでしばらくまどろんでいた。
 その時、掛け布団の裏側に長い髪が1本付着しているのが目に入った。

(……!)

 それは俊介のものとは違う。明らかに女性の黒髪だ。

(やっぱりあれは夢じゃなかったんだ……)



 午前7時頃、朝食が部屋に運ばれてきた。
 朝食を運んできたのは女将であった。
 まさか昨夜のことを話すわけにはいかないので、俊介は亜理紗の話題には一切触れなかった。
 おそらく亜理紗自身も母親である女将には当然漏らしていないだろうし。
 俊介は女将とは当たり障りのない話題に徹した。

 俊介は朝食を済ませた後取材の準備を行ない、8時30分頃旅館から地元の村へと向かった。
 “雪女”だけではなく地元の民話が聞けるところを探して歩くのだ。事前に訪問先と面談の約束を取り付けておくことは難しく、ほとんどがぶっつけ本番になってしまう。
 簡単に話しが聞けることは少なく、妖怪の伝説を大の大人に話したら笑われるからと口を閉ざしてしまう人、昔話ではなく現在もいると信じ熱く語ってくれる人、こちらの熱意にほだされてようやく口を開いてくれる人…その成果は運を天に任せるしかなかった。
 幸いその日はそこそこの成果があったので、俊介は早めに旅館に戻り寛いだ。

 そして2日目の夜が訪れた。
 その日は運よくネットが繋がったので夕食後情報集めに精を出す俊介であったが、昨夜の寝不足もたたってか、夜の10時頃になると睡魔が襲ってきた。
 すでに布団は敷かれていたので羽織っていた丹前を脱ぎ寝床に入ることにした。
 俊介は寝床に入ってから10分も経たないうちに早くも寝息を立てていた。

 それからどのくらいの時間が経過したのだろう。
 俊介の耳元で女性がささやく声がして俊介は目を覚ましてしまった。

「俊介さん、私です。亜理紗です……」
「わっ! 君か~、びっくりしたじゃないか」
「ごめんなさい、起こしてしまって」
「いや、そりゃいいけど、どうしたの?」
「昨夜のことを思い出すと眠れなくなってしまって……」
「ふうむ、やっぱり昨夜のことは夢じゃなかったのか」
「夢だと思ってたのですか? おほほほ……」
「だって君のような可愛い子が自分からやってくるなんて、男として幸運すぎるじゃないか」
「まぁ、可愛いだなんて……嬉しいですわ……(ポッ)」

 可愛いと言った一言に亜理紗は素直に喜んでみせた。
 昨夜は表情に憂愁が漂っているように思われたが、今日は屈託のない笑顔を見せてくれた。
 笑うと笑顔が素敵な子だなと俊介は思った。
 昨日は紬を身に着けていた亜理紗だったが、今夜は寝巻きの上に丹前を羽織っている。
 おそらく眠るつもりで着替えたのだろうが寝付けなかったのだろう。

「お茶でも淹れようか?」
「いいえ、結構です。それより横に入っても構いませんか?」
「う、うん…構わないけど…」

 亜理紗は俊介にそう告げると、直ぐに丹前を脱ぎ捨て布団に潜り込んできた。
 俊介は昨日の今日でもあり戸惑いを隠しきれない。
 亜理紗は少し甘えたような声で俊介にささやいた。

「すごく冷えてるんです…身体を温めてくれませんか…?」

 肩に触れてみると確かに氷のように冷たい。

「うわぁ…かなり冷えているね。こっちにおいで……」

 俊介はそうささやくと亜理紗をギュッと抱きしめた。

「今日は成果が上がりましたか?」
「うん、思ったより好調だったよ。取材も沢山できたし」
「良かったですね」
「うん、でも、亜理紗…」
「はい?」
「君が来てくれたことが一番ラッキーだよ」
「まぁ……」

 俊介は亜理紗を抱き寄せ唇を重ねた。
亜理紗 雪むすめ【第5話:絶頂一献】目次亜理紗 雪むすめ【第7話:濡れる花弁】

コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2017/08/12 09:40
    • 旅館の朝食
       あれは、どうしてあんなに美味しいんでしょうね。
       これはわたしだけの感想ではなく、宮脇俊三さんも書いておられたと思います。

       今は、ほとんどバイキング形式なのでしょうが……。
       銘々膳でいただくのも、落ち着いて良いものです。
       建設会社当時の社員旅行では、朝からビールを飲んでる馬鹿者もいました。

       お膳に付いたものは、ほとんど美味しくいただけるのですが……。
       唯一、ダメなのが、温泉卵です。
       わたしは、卵料理は大好きです。
       卵焼き(ただし、砂糖抜き)も、目玉焼きもスクランブルエッグも……。
       もちろん、生卵をご飯にかけて食べるのも大好きです。
       子供のころは、生卵がおやつでした。
       祖母ちゃんに、卵のお尻に針で穴を空けてもらうんです。
       そこに口を付けて、中身をちゅうちゅう吸うんですね。
       最初は白身しか出てきませんが……。
       必死に吸ってると、突然!
       黄身が口中に流れこんで来る瞬間があるんです。
       これが醍醐味でした。

       そんなわたしが、唯一、嫌いなのが温泉卵。
       中途半端なところが、どうも納得できない。
       煮るなら、固まるまで煮てほしい。
       煮ないなら、生で食べたいです。
       見た目も良くありません。
       なんか、痰みたいですよね。
       筒井康隆の小説に、痰壺の痰をすする場面があったと思いますが……。
       口に入れた感触は、まさにそれを彷彿とさせます。
       わたしが観光庁長官になったら……。
       旅館で温泉卵を出すことを禁止します。

    • ––––––
      2. ハーレクイン
    • 2017/08/12 11:06
    • >朝からビールを飲んでる馬鹿者
       えらい言われようですな。
       わたしが行った温泉旅館。直近の奴では、朝から桝酒が出ました。

       無論ちびっとです。
       桝のサイズはさあ、五勺くらい?
       その底に深さ5ミリほどに酒を入れたのが、各膳についてました。冷酒です。
       まあ、ご祝儀?みたいなものでしょう。

       わたしは一口でカポっと飲んじゃいましたが、やはり女性は敬遠されるようです。
       まず、一緒に行った親類縁者(そんな大人数ではなかったです)が、わたしの膳に「あげるわ」「飲みいや」「飲んでえや」と持ってきます。なんせ、それこそ舐めるほどしか入ってませんから、カポカポ飲みます。

       そのうち、近くにいた赤の他人さんまで「よろしかったら」「どうぞー」てなことで、ありがたく頂戴します。で、カポカポカポカポ……。
       わたしの膳の上には空の桝が堆く(うずたかく;こう書くそうです)……。
       実に美味い酒でしたが、今は無論そんな真似はでけまへん。

      ●一杯を思いきりかねし酒ゆゑにけふも朝より酔ひ暮したり
      ●朝日影さし入りて部屋にくまもなししみじみとして酒つぐわれは           (若山牧水)


      温泉卵
       えらく嫌われたものですな。
       それにしても、
       >痰みたい
       えらい言われようです。

       筒井の痰話は『俗物図鑑』でしょう。
       語り手は自称「痰壺評論家」。これを聞かされた男、話の途中で腰を抜かし、逃げ出すこともならず聞き入りました、というか聞かされました。
       最後は失神したんじゃなかったかなあ、この男。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2017/08/12 12:17
    • 朝から日本酒
       飲めないのが、普通です。
       飲めても、舐める程度が普通です。
       他人の分まで何十杯も飲むのは、馬鹿者以外ありません。
       もう、一生分は十分飲んだんだから、悔いはないでしょう。
       ノンアルビール、飲みなはれ。

       温泉卵。
       BB弾を撃ちこんだら面白そうです。
       今度、旅館の朝食の膳に付くときは……。
       懐に、ワルサーP38を忍ばせることにします。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2017/08/12 14:59
    • >飲めないのが普通
       そうかのう。
       飲む人がいるから旅館も出して来よるわけです。
       自分を基準に物事を評価すると、事を見誤りますぞ。
       いい例が、温泉卵への評価です。

      ノンアルビール
       そんなしみったれたものを飲むくらいなら、コーラでも飲んだ方がましです。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2017/08/12 18:26
    • 今日のスーパーは……
       大混雑でした。
       旧盆は、親類縁者が集まる大イベントでもあります。

       朝は、スパークリングの日本酒など、面白いんじゃないでしょうか。

    • ––––––
      6. ハーレクイン
    • 2017/08/12 22:03
    • >親類縁者が集まる
       ははあ、なるほど。
       こちらは逆に、集まりに「出かける」側でしょうか。
       近くにいる者どうしでこちらで集まる、そういう習慣はさっぱり廃れた、と思います。法事の時くらいでしょうか。
       そういえば、そろそろ大文字、五山の送り火です。去年は雨だったんじゃないかなあ。

      スパークリング日本酒
       飲んだことありませんし。
       もはや飲むこともないでしょう。
       ずっと考えてるんですが、件の「朝から冷酒」温泉、どこだったかなあ。誰かに聞くと思いっきしバカにされるだろうしなあ。

    • ––––––
      7. 手羽崎 鶏造
    • 2017/08/13 09:43
    • 温泉卵がスキかキライかは、
      どうだってよろしいのですが(笑)、
      あの「半熟」ってコトバの響きはいいですね。
      歳を重ねた今となっては、半熟よりも完熟、それも
      熟れきって、腐れかかる、いや少しは腐れかかったぐらいの異性に魅かれます。(何の話をしとるねん)
      失礼しました。

    • ––––––
      8. ハーレクイン
    • 2017/08/13 10:18
    • >手羽崎 鶏造さん<emoji:banan
       『完熟とまと』『完熟ばなな』という風俗チェーンがあるようです。

      ♪完熟トマトのハヤシライスソース、はハウス食品のCM
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