2017.2.24(金)
イノ、シカ、サル。
猟友会も高齢化して、畑を荒らす動物を狙う銃口もありません。
↑猟友会ではないと思われます。
彼らの跳梁跋扈を防ぐためには、電気柵のような方法しかありません。
↑悲惨な事故も起きましたよね。
電気柵は、生産性を上げるための投資ではありません。
当たり前の収量を死守するための設備です。
こんなところに投資額がかさめば、疲弊するばかりです。
やがては限界集落となり、里の暮らしは立ち行かなくなるでしょう。
なんともやるせない話ですが、画期的な策は編み出せそうもありませんね。
さて、滅入るばかりなので、次に進みましょう。
↓こちらです。
↑「み」
パネルには、『稲作に伴う環境の変遷』とあります。
ジオラマで表現されているのは、縄文時代の稲作です。
以前は、稲作は弥生時代に始まるとされていました。
しかし、縄文後期の土器片から、プラントオパールが発見されたことにより、この定説は覆りました。
イネ科の植物は、吸い上げた水分中の珪酸を、細胞に蓄積する性質があります。
珪酸は、細胞内でひとつに固まり、珪酸体となります。
イネ科植物が枯れたとき、有機物は分解されて土に還りますが……。
珪酸体は、ガラス質であるため腐ることがなく、そのまま1万年でも土の中に残留することになるのです。
その珪酸体が掘り出されたものがプラントオパールと呼ばれるものです。
↑『吉野ヶ里遺跡(写真:佐賀県教育委員会)』。
つまり、土器から珪酸体が発見されたということは、イネ科植物が煮炊きされていたということなのです。
と云っても、縄文時代の稲作は、弥生時代のような、大規模、集約的な営みではなかったようです。
ジオラマは、河川の氾濫原で、小規模に行われてる稲作の様子です。
もちろん、この程度の生産量では、主食にはなりえないでしょう。
とりあえず植えといて、収穫できれば儲けものといった感じじゃないでしょうか。
別に、米が採れなくても、ほかに食べ物はたくさんありました。
なにしろ、縄文時代は温暖ですからね。
この時代に作られていた米は、畑みたいな乾燥地でも育つ、熱帯ジャポニカ米だったそうです。
猟友会も高齢化して、畑を荒らす動物を狙う銃口もありません。
↑猟友会ではないと思われます。
彼らの跳梁跋扈を防ぐためには、電気柵のような方法しかありません。
↑悲惨な事故も起きましたよね。
電気柵は、生産性を上げるための投資ではありません。
当たり前の収量を死守するための設備です。
こんなところに投資額がかさめば、疲弊するばかりです。
やがては限界集落となり、里の暮らしは立ち行かなくなるでしょう。
なんともやるせない話ですが、画期的な策は編み出せそうもありませんね。
さて、滅入るばかりなので、次に進みましょう。
↓こちらです。
↑「み」
パネルには、『稲作に伴う環境の変遷』とあります。
ジオラマで表現されているのは、縄文時代の稲作です。
以前は、稲作は弥生時代に始まるとされていました。
しかし、縄文後期の土器片から、プラントオパールが発見されたことにより、この定説は覆りました。
イネ科の植物は、吸い上げた水分中の珪酸を、細胞に蓄積する性質があります。
珪酸は、細胞内でひとつに固まり、珪酸体となります。
イネ科植物が枯れたとき、有機物は分解されて土に還りますが……。
珪酸体は、ガラス質であるため腐ることがなく、そのまま1万年でも土の中に残留することになるのです。
その珪酸体が掘り出されたものがプラントオパールと呼ばれるものです。
↑『吉野ヶ里遺跡(写真:佐賀県教育委員会)』。
つまり、土器から珪酸体が発見されたということは、イネ科植物が煮炊きされていたということなのです。
と云っても、縄文時代の稲作は、弥生時代のような、大規模、集約的な営みではなかったようです。
ジオラマは、河川の氾濫原で、小規模に行われてる稲作の様子です。
もちろん、この程度の生産量では、主食にはなりえないでしょう。
とりあえず植えといて、収穫できれば儲けものといった感じじゃないでしょうか。
別に、米が採れなくても、ほかに食べ物はたくさんありました。
なにしろ、縄文時代は温暖ですからね。
この時代に作られていた米は、畑みたいな乾燥地でも育つ、熱帯ジャポニカ米だったそうです。
コメント一覧
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1. 魑魅魍魎ハーレクイン- 2017/02/24 11:35
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猟友会ではない……
マタギ、さんなんでしょうが小奇麗すぎますな。やらせ、というかファッション?
【跳梁跋扈】
広辞苑によりますと……、
①跳びはねのさばること。
②悪人などが好き勝手に振る舞うこと。
ですが、同じく広辞苑によりますと、【跳梁】も全く同じ意味でした。
そこで気になるのは、跋扈。
再び三度の広辞苑。
【跋扈】
(「跋」は踏む「扈」は竹梁〔やな〕。大魚が梁〔やな〕の中に入らないでおどりこえることから)
①上を無視して権勢を自由にすること。
②勝手気ままにふるまうこと。
③のさばりはびこること。
ふうむ。
跳梁跋扈も、跳梁も、さらには跋扈も同じ意味合いの言葉のようです。
同じ意味の言葉を重ねた言葉、よくありますが(今、思いつきませんが)なんて言いましたかねえ。
電気柵事故
ありましたねえ、もう何年前になりますか。
あれは鹿対策だったねえ。
縄文の稲作ぅ!?
聞き初めです。
歴史の時間では、縄文は狩猟、稲作は弥生になってから、と習いました。ていうか、放浪する狩猟生活から、定住の稲作に切り替わった。その頃が、縄文と弥生の境目だと、そう習いましたがねえ。
プラントオパールねえ。これも聞き初め。
まあ、オパール(和名;蛋白石)は、珪酸(二酸化珪素;SiO2)を主成分とする鉱物ですが。
ところで、オパールでネパールを連想するのはわたしだけ?
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2. Mikiko- 2017/02/24 19:43
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小綺麗じいさん
↓小綺麗なのは、正装して写真を撮ったからのようです。
http://bunarinn.lolipop.jp/bunarinn.lolipop/tok2-index/3GharukaEncare/bunatai/bunatai/yamasumi/yamasumi2/yamasumi3/yamasumi4/yamasumi5/yamasumi6/yamasumi7/7.html
縄文稲作問題。
↓そりゃもう大騒ぎ。
http://www.joumon.jp/2013/03/30/%E3%82%86%E3%82%89%E3%81%90%E7%B8%84%E6%96%87%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%80%80%E7%A8%B2%E4%BD%9C%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%95%E3%81%8B%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%82%8B%EF%BC%9F/
教科書も、ぜんぶ書き直しになるでしょう。
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3. 狩猟稲作評論家HQ- 2017/02/24 22:48
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マタギ
「東北地方のブナの森を猟場として、共同で主に大型獣であるクマ、カモシカ猟を行う専業的狩猟民。
マタギが、平野部の単なる鉄砲打ちと異なったのは、山ノ神を信仰し、山へ入ると里言葉を避け、独特の山言葉(狩詞、マタギ詞)に切り替え、唱え事や呪言葉の秘事をもち、厳しい戒律を守って、特有の猟法で集団狩猟した点にある。更に彼らは、獲物は山の神の授かりものとし、定まった作法で解体儀礼を行い、その霊を慰めた」
だ、そうです。
このあたり、東北を舞台の伝奇ものといいますかなんといいますか、のネタによくなります。
大騒ぎ
新しい知見で過去の定説が書き換えられる。何も騒ぐほどのことではありません。そうして、科学というのは進化してきたのです。実に喜ばしいことではないか
そないに大騒ぎするということは日本考古学会、頭ガチガチの爺さん連中の集まりと見たが、どうだろう(じじいに言われとないわ)。
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4. Mikiko- 2017/02/25 07:58
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マタギ
猟友会の成り手がないくらいですから……。
マタギは、もっとだわな。
女性はいないんですかね?
ひとりで猟をするマタギもいたんでないの?
甲斐犬を連れての、「一銃一狗の単独猟」という形態です。
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5. 嫌われ松子の一生HQ- 2017/02/25 09:41
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↑山田宗樹の小説。映画、ドラマにもなりました。
女性マタギ
ああいう世界は、女人禁制でしょう。
「山ノ神さんが怒る」とかだそうです。山ノ神と云っても、うちの嫁さん、のことではありません。
ひとりマタギは、嫌われ者の偏屈おやじ、じゃないですかね。効率は悪いでしょうが、獲物は独り占めですから、やってけるかな。
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6. Mikiko- 2017/02/25 12:42
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そうか
山の神は、女神なんですね。
だから、女性は嫉妬されるんだ。
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7. 船酔いハーレクイン- 2017/02/25 16:39
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嫉妬
ビアンの山の神もいるんじゃないかなと思いますが、どうでしょう。
海の神も女性なんで、船に女性は乗せなかった、とか聞いたことあります。けど、江戸ものでは乗せてるよなあ。乗客はいいのかなあ。
♪女は乗せない輸送船~