2016.12.12(月)
ハマヒサカキは、海岸近くの植栽によく使われます。
塩害に強いんですね。
新潟では、海岸沿いの新潟砂丘に西海岸公園が整備されてますが……。
その遊歩道の縁取りとして、ハマヒサカキが植えられてます。
↑遊歩道の両側に伸びる、刈り込まれた低木がハマヒサカキです。
まわりは、クロマツの林で、陽はほとんど差しません。
日陰に強い樹木なのです。
↑小粒な照葉(しょうよう)が可愛いです。日陰と乾燥に強いので、砂丘地の西海岸公園にはぴったりなんです。
ここでまた、少々脱線します。
新潟の幹線道路、国道などの植栽には、海岸線に自生するような樹木が使われることが多いです。
海岸から遠い道路でもです。
シャリンバイやトベラなどですかね。
↑『シャリンバイ(車輪梅)』の名は、一箇所から放射状に枝が出て車輪のように広がり、花が梅に似ていることから付きました。
さて、それはなぜでしょう?
実は、雪のせいなのです。
といって、それらの樹木が、特に雪に強いわけではありません。
強いのは、塩害に対してです。
ではなぜ、海から遠い積雪のある地域で、塩害に強い樹木が使われるのかと云うと……。
幹線道路には、凍結防止剤や融雪剤が撒かれるからです。
凍結防止剤は塩化ナトリウム、融雪剤は塩化カルシウムです。
↑雪を融かす効果は同じですが、塩化ナトリウムは持続性に優れ、塩化カルシウムは即効性に優れます。
早い話、塩ですね。
これらにより解けた雪は、シャーベット状になり……。
車がそれを跳ねあげて走ります。
もちろん街路樹も、そのしょっぱい雪をかぶるわけです。
これでおわかりでしょう。
まさしく、塩害そのものです。
塩害に耐性のない樹木は、ひと冬で枯れてしまいます。
さてさて。
いらないことを書きました。
『動物園通り』に戻りましょう。
どうやらこの道路、台東区の区道のようです。
たぶん、街路樹の設計が行われたときは、こんなに両側の樹木が茂ってなかったのでしょう。
で、特に日陰に強い植物を意識しての設計はされなかったんだと思います。
しかし、陰樹と陽樹を混植するってのは、どんなもんなんですかね。
↓『水月ホテル鴎外荘』というのがありました。
↑「み」
塩害に強いんですね。
新潟では、海岸沿いの新潟砂丘に西海岸公園が整備されてますが……。
その遊歩道の縁取りとして、ハマヒサカキが植えられてます。
↑遊歩道の両側に伸びる、刈り込まれた低木がハマヒサカキです。
まわりは、クロマツの林で、陽はほとんど差しません。
日陰に強い樹木なのです。
↑小粒な照葉(しょうよう)が可愛いです。日陰と乾燥に強いので、砂丘地の西海岸公園にはぴったりなんです。
ここでまた、少々脱線します。
新潟の幹線道路、国道などの植栽には、海岸線に自生するような樹木が使われることが多いです。
海岸から遠い道路でもです。
シャリンバイやトベラなどですかね。
↑『シャリンバイ(車輪梅)』の名は、一箇所から放射状に枝が出て車輪のように広がり、花が梅に似ていることから付きました。
さて、それはなぜでしょう?
実は、雪のせいなのです。
といって、それらの樹木が、特に雪に強いわけではありません。
強いのは、塩害に対してです。
ではなぜ、海から遠い積雪のある地域で、塩害に強い樹木が使われるのかと云うと……。
幹線道路には、凍結防止剤や融雪剤が撒かれるからです。
凍結防止剤は塩化ナトリウム、融雪剤は塩化カルシウムです。
↑雪を融かす効果は同じですが、塩化ナトリウムは持続性に優れ、塩化カルシウムは即効性に優れます。
早い話、塩ですね。
これらにより解けた雪は、シャーベット状になり……。
車がそれを跳ねあげて走ります。
もちろん街路樹も、そのしょっぱい雪をかぶるわけです。
これでおわかりでしょう。
まさしく、塩害そのものです。
塩害に耐性のない樹木は、ひと冬で枯れてしまいます。
さてさて。
いらないことを書きました。
『動物園通り』に戻りましょう。
どうやらこの道路、台東区の区道のようです。
たぶん、街路樹の設計が行われたときは、こんなに両側の樹木が茂ってなかったのでしょう。
で、特に日陰に強い植物を意識しての設計はされなかったんだと思います。
しかし、陰樹と陽樹を混植するってのは、どんなもんなんですかね。
↓『水月ホテル鴎外荘』というのがありました。
↑「み」
コメント一覧
-
––––––
1. 君の名は。HQ- 2016/12/12 08:48
-
>ハマヒサカキは、海岸近く
それはまあ「ハマ」と、つくくらいですからねえ。
ハマヒルガオみたいなネーミングかな。
塩害に強いシャリンバイ
その心は、融雪剤。
なるほろー。これは雪国住まいでないと気づきませんねえ。
わたしも何年か雪国に住みましたが、当時はこんなことに何の関心もありませんでした。
陰樹と陽樹の混植
陽樹の方が背丈が高ければ共存できるんですが……。
これは入試生物『遷移』での知識です。
-
––––––
2. Mikiko- 2016/12/12 19:47
-
凍結防止剤に融雪剤
もう、ホームセンターに並んでます。
会社でも購入し、外階段などに撒きます。
複数の樹木を混植した生け垣を、「混ぜ垣」と云います。
垣根ですから、高さは一直線に揃えられます。
-
––––––
3. スリップオンHQ- 2016/12/12 21:01
-
↑意味違うって
凍結防止剤
うちの近くでは、橋のたもとの道路際に置いてあります。川風が吹き過ぎるので、路面が凍結しやすいんですね。
混ぜ垣
高さ一直線ということは、陽樹には不利ですね。
♪柔道一直線~
-
––––––
4. Mikiko- 2016/12/13 07:32
-
滑り止め
こちらでは、跨線橋に砂箱が置いてあります。
使ってるところは、一度も見たことありませんが。
-
––––––
5. 砂の精ハーレクイン- 2016/12/13 09:43
-
↑ブラームスの子守歌の一つ
ドイツ民話にある、
子供のまぶたに砂をかけて眠らせるという妖精
跨線橋に砂箱
なんか、機関車とレールの滑り止めみたいですね。
もちろん、機関車は、自前の砂を積んでいますが。で、機関士の操作一つで、レール上に砂を撒きますが。
-
––––––
6. Mikiko- 2016/12/13 19:57
-
砂の精
ドイツの民話は、優雅ですね。
日本では、砂かけ婆になります。
跨線橋で、砂かけ婆が砂を撒いてたら面白そうです。
SLの走るJR山口線にも、滑り止めの砂が置かれてるそうです。
その砂、毎年元旦に、近隣駅のみどりの窓口で配布されるとか。
誰がもらうのかと云うと……。
もちろん、受験生です。
-
––––––
7. ビンボ人ハーレクイン- 2016/12/13 21:58
-
滑り止め
なるほど、受験生ねえ。
こんなこと言っちゃあなんですが、目を血走らせている(かな?)受験生諸君には申し訳ないですが、優雅な話です。
こういう「気持ちのゆとり」は大事ですよね。韓国の受験事情とは大違いです。
そういえばその砂、無料なんですかね。
今、正月用に各寺社で、縁起物の大根煮とか、梅干しとかを配っています。わたし、テレビで見ながら無料だと思い込んでいました。そしたらとんでもない、有料です。それも、わたしらに言わせれば「目の玉の飛び出るような」値段。
まあ、買い求める方は「縁起物に無粋なこと言うな」てとこなんでしょう。好きにしなはれ。
-
––––––
8. Mikiko- 2016/12/14 07:35
-
JRの目的は……
話題作りでしょう。
お金を取ったりしたら、ひんしゅくを買うだけです。
ただの砂ですからね。
合格した受験生が、お礼にSLに乗りに来てくれれば、万々歳じゃないですか。
寺社が配布するのは、御守や御札と同じですから、当然有料でしょう。
北野天満宮の「大福梅」は、500円だそうです。
これは、梅の値段ではなく、お布施のような扱いになるのでしょう。
すなわち無税、丸儲けです。
ま、砂と違って、原価はありますが。
-
––––––
9. 大根はうまいっHQ- 2016/12/14 11:50
-
♪梅は咲いたか~
500円でしたか、北野天満宮。
どこやらのおばちゃんが、大量に買い込んで、でっかい紙袋につめこんでました。ご近所に配るんでしょうか。
大根煮は、京都のあちこちの寺院で行われる年中行事。わたしがテレビで見たのは、一椀に3~4切れほど入って1,000円でした。
-
––––––
10. Mikiko- 2016/12/14 19:46
-
食料品の販売には……
保健所の営業許可が必要です。
さらに、仕入れた食品を、小分けしたり詰めなおしたりして販売するためには、製造業の許可も必要です。
つまり、本来、仕入れた大根煮を小分けにして売るためには、上記2つの許可を保健所から取らなくてはならないのです。
許可を得るためには、人的要件、設備要件など、さまざまな条件をクリアしなくてはなりません。
お寺が、そんな許可を取ってるとは思えませんね。
すなわち、あくまで大根煮はタダで配ってるだけで、1,000円はお布施だという理屈なんでしょうね。
食中毒が出れば、問題になるでしょう。
-
––––––
11. 大根は高いっHQ- 2016/12/14 22:58
-
大根はタダ
1,000円はお布施。
そんなへ理屈がまかり通るんですねえ。
御仏に使える身が、そんなことしていいのか。
それにしても、今、大根は少し安くなったとはいえ1本200円くらい。これを12切れにするとして、三椀~四椀。
ということは、一椀あたりの大根代は50円。もちろん、出汁や燃料費が掛かるとしても一椀の原価は100円しないでしょう。それが1,000円だもんなあ。
いや、お布施お布施。布施市は今の東大阪市。