2016.9.3(土)
まさしく、商売繁盛の守り神でしょう。
この位置の彫刻も、“兎毛通し(うのけどおし)”と呼ぶのかどうか……。
調べましたが、わかりませんでした。
ま、わたしの「調べた」は、ネット検索しただけですので、あてにはなりませんが。
↓脱衣所の『折り上げ格天井(ごうてんじょう)』。
格天井とは、角材を、正方形の格子(井桁状)に組んで、それに裏板を張った天井のことです。
わたしはずっと、普通の天井に、井桁状の飾りを付けたものと思ってました。
まったく逆でした。
この格子が、天井そのものなんです。
この上に、裏板を貼ったわけですね。
『折り上げ格天井』とは、周囲を湾曲させて立ち上げ、一段高くした天井のこと。
格式が高くなります。
天井の格式が顕著にわかる画像を見つけました。
↓将軍による謁見などが行われた『江戸城』大広間ですね。
↑左端で立ってるのが将軍です。
↓CGで復元された画像です。
畳の高さが、3段になってます。
右から、下段、中段、上段。
畳だけでなく、天井も違ってます。
下段は『格天井』、中段は『折り上げ格天井』、上段は『二重折り上げ格天井』。
↓上段の『二重折り上げ格天井(CG画像)』です。
もちろん、上段には将軍が座ります。
↑上の絵の場面をCG化した画像。将軍が立っているのは、正月に行われる『立礼』という儀式だからです。将軍は一言、「いずれもめでたい」と言うだけだったとか。平伏してる大名たちは、一切顔を上げることが許されませんでした。
しかし、中段の『折り上げ格天井』の下は、最も格式の高い大名が座る席です。
それを、銭湯の脱衣所の天井にするんですから、大したものです。
ま、裏板を無地にしたのが、嗜みなのかも知れません。
格天井は、寺社にも使われますが、ここでもたいがい、絵が描かれてます。
↑『長徳寺(静岡県焼津市)』。
↓男湯側の広告です。
女湯と男湯、両方出してる広告主もいますが……。
片方だけというのも、多いようです。
この位置の彫刻も、“兎毛通し(うのけどおし)”と呼ぶのかどうか……。
調べましたが、わかりませんでした。
ま、わたしの「調べた」は、ネット検索しただけですので、あてにはなりませんが。
↓脱衣所の『折り上げ格天井(ごうてんじょう)』。
格天井とは、角材を、正方形の格子(井桁状)に組んで、それに裏板を張った天井のことです。
わたしはずっと、普通の天井に、井桁状の飾りを付けたものと思ってました。
まったく逆でした。
この格子が、天井そのものなんです。
この上に、裏板を貼ったわけですね。
『折り上げ格天井』とは、周囲を湾曲させて立ち上げ、一段高くした天井のこと。
格式が高くなります。
天井の格式が顕著にわかる画像を見つけました。
↓将軍による謁見などが行われた『江戸城』大広間ですね。
↑左端で立ってるのが将軍です。
↓CGで復元された画像です。
畳の高さが、3段になってます。
右から、下段、中段、上段。
畳だけでなく、天井も違ってます。
下段は『格天井』、中段は『折り上げ格天井』、上段は『二重折り上げ格天井』。
↓上段の『二重折り上げ格天井(CG画像)』です。
もちろん、上段には将軍が座ります。
↑上の絵の場面をCG化した画像。将軍が立っているのは、正月に行われる『立礼』という儀式だからです。将軍は一言、「いずれもめでたい」と言うだけだったとか。平伏してる大名たちは、一切顔を上げることが許されませんでした。
しかし、中段の『折り上げ格天井』の下は、最も格式の高い大名が座る席です。
それを、銭湯の脱衣所の天井にするんですから、大したものです。
ま、裏板を無地にしたのが、嗜みなのかも知れません。
格天井は、寺社にも使われますが、ここでもたいがい、絵が描かれてます。
↑『長徳寺(静岡県焼津市)』。
↓男湯側の広告です。
女湯と男湯、両方出してる広告主もいますが……。
片方だけというのも、多いようです。
コメント一覧
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1. 老いぼれハーレクイン- 2016/09/03 10:33
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ネット検索しただけ
ほんとに、書物での調査ってやらなくなったよね。
ま、よっぽどの事項とか、“最深度調査”なんかでなけりゃ、(情報の信憑性はともかく)ネットで大概のことはわかるようになっちゃいました。
それに伴って、でしょうか、近ごろほとんど本を読まなくなりました。最大の原因は、例の「蔵書、処分されちゃいました事件(あー、しつこい;HQ家人)、ではなくて、視力の低下です。
ぶっちゃけ、遠視、つまり老眼の進行ですね。活字を読むときは眼鏡を外すようになっちゃいました。ただ、もともと極度の近視だったので、外して読むと書物と目の距離10センチ。周りの人からは異様に見えるでしょう。第一、疲れます。
ということで読書量は激減。録画した映画ばっかし見ています(で、ますます目が悪くなる、と)。
格天井
か、どうかはわかりませんが、京都のどこやらの寺の天井がこんな感じで、格子の各升目に絵が描いてあります。絵師は……若冲、だったかな。
折り上げ格天井、は知りませんでした。ちょっと気色悪い。
江戸城、謁見の間
>右から、下段、中段、上段
なんか、剣か空手の構えみたい。
うな丼みたい、とも。
「上の肝吸い付き、で頼まあ。急かしゃあしねえ、じっくり焼いつくれい」
焼津長徳寺の天井絵
ああ、さっき書いた「京都の寺」のもこんな感じです。
そうか、そう珍しくもないのか。
そういえば、バチカン市国のシスティーナ礼拝堂の天井画も有名ですね(格天井じゃないけど)。絵師はミケランジェロ。
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2. Mikiko- 2016/09/03 12:30
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近くが見えないなら……
老眼鏡をかければよいのではないか?
江戸城大広間。
段差を2メートルくらいにしたら面白いのにね。
しかし、段差を付けるってのは、ちと幼稚な気がしないでもないです。
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3. 眼鏡屋ハーレクイン- 2016/09/03 16:02
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↑『ミヤネ屋』を思い出しちまった
老眼鏡
あれはねえ、いかにも年寄り臭いだろ。
眼鏡を外して、裸眼で見るほうがかっこいいじゃん(一緒だって)。
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4. Mikiko- 2016/09/03 18:40
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年寄り臭いって……
デイに通ってる人は、立派な年寄りでしょうが。
今は、洒落たデザインのも出てますよ。
家で使うんだから、格好なんてどうでもいいと思いますが。
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5. 還暦過ぎハーレクイン- 2016/09/04 00:19
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>立派な年寄り
「立派」かどうかはともかく、確かに“歴とした”年寄りではあります。
しかし観察するところ、おそらくわたしが一番若造でしょう。
が、まあ、こういうのを「五十歩百歩」「目くそ鼻くそ」というのかもしれません。
でね、通うようになって感じたのは「監視されてるみたい」です。
誰にって、職員さんに、でんがな。
向こうとしては「もし何かあったら」ということなのでしょうがねえ。
>恰好なんてどうでもいい
いやだから、“デイの場で”ということです。
家では眼鏡は外して読書してます(あまり読まんけど)。
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6. Mikiko- 2016/09/04 08:21
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監視
「見守り」と解釈すべきです。
老眼鏡は、ホームセンターなら、1,000円くらいで買えると思います。
試しにかけてみて、見栄と便利、どちらを取るか決めたらいいんじゃないですか。
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7. 目玉おやじHQ- 2016/09/04 12:13
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監視と見守り
なるほど。
視点により解釈が異なると、こういうことですね。
老眼鏡
だからあ。
わたしの視力、といいますか眼の機能は尋常じゃないんでね。
市販品はとーてー役に立ちません。
でもま、無いよりまし、かな。